『万葉異説――歌ことばへの誘い[増補版]』(間宮厚司著、森話社)が刊行されました

 


 

間宮厚司教授の著書『万葉異説──歌ことばへの誘い[増補版]』が2021年8月に刊行されました。
本書は2011年に同社より刊行された『万葉異説──歌ことばへの誘い』に、増補版まえがき(イラスト付き)と2編(第20、21話)を追加したものでございます。
始めて読まれる方も、旧版をお読みの方も、ぜひお手にとってください。

以下、書誌情報と目次でございます。


【書誌情報】

発行:森話社
発行日:2021年8月31日
定価:2200円
頁数:206
ISBN:978-4-86405-162-0


【目次】

増補版 まえがき

まえがき

Ⅰ 『万葉集』の基礎知識

Ⅱ 万葉異説──訓読の再検討と類歌の表現比較
第1話   家持の万葉秀歌を読み直す
第2話   難訓歌「邑礼左変」に挑む
第2話補遺 類歌「思はぬを思ふと言はば」
第3話導入 新聞に取り上げられた万葉歌
第3話   人麻呂の屈指の名歌「乱友」再考
第4話   類歌「宿り悲しみ」と「廬り悲しみ」
第5話   類歌「忘れかねつる」と「忘らえぬかも」
第6話   類歌「潤和川辺の」と「潤八川辺の」
第7話   類歌「恋しけば」と「恋しくは」
第8話   類歌「鳴く鳥の」と「居る雲の」
第9話   類歌「ほととぎす」と「うぐひすの」
第10話   異伝歌「生跡毛無」と「生刀毛無」
第11話     「莫囂円隣之大相七兄爪謁気」の読み方
第12話     「強佐留」の読み方
第13話     「鳥翔成」の読み方
第14話     「已具耳矣自得見監乍共」の読み方
第15話     「面智男雲」の読み方
第16話     「風尓乱而」の読み方
第17話     「心異」の読み方
第18話     「居明而」の読み方
第19話     「入潮為」の読み方
第20話  「入潮為」再考
第21話  〈乱〉字をサワク(騒)と読む万葉歌は何首あるか

Ⅲ 資料篇──難訓歌と類歌・異伝歌等
資料1   難訓歌(本書で論じなかった短歌)一覧
資料2   類歌・異伝歌等(本書で論じなかった短歌)一覧
資料3   特に注目したい類歌

あとがき

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