2012年度法政大学国文学会の開催報告

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  2012年7月14日、13:30より、2012年度の法政大学国文学会が開催されました。昨年度同様、2010年度、2011年度の卒業生も特別招待し、幅広い年齢層の方にご参加いただくことができました。結果として研究発表の質疑応答も様々な角度で展開されることとなり、それぞれが示唆に富んだ刺激的で有意義な発表であったかと思います。発表後の講演は、2010年度より本学で教鞭をとっておられる尾谷昌則先生が担当され、敬語表現の変化をテーマに、映像資料等を多く用いた、興味深くもユーモアに富んだ講演をしていただきました。論題の性質上、我々学生の敬語使用についての例も多く、常日頃学校・アルバイトを問わず無造作に敬語を用いている身としては、笑って聞きながらも内心ちくりと刺された心持ちでした。さっそく応用しようかとも思いましたが、一朝一夕でそう簡単に改善されるわけもなく、今も戦々恐々としてこの文章を書いております。
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  学会終了後は、ボアソナードタワー25階スタッフクラブにて懇親会が催されました。本学の先生方はもちろん、卒業生、院生、学部生など様々な方にご参加いただき、スピーチも昨年度ご退職された堀江拓充先生を筆頭に、世代の壁を越えて多彩なお話を伺うことができました。歓談においても、学生側から「正しい敬語」を意識して四苦八苦しつつ積極的に先生方に話しかける姿が多く見られ、法政大学らしい自由な交流がなされていたかと思います。司会を担当された加藤昌嘉先生の巧みな進行もあり、終始笑い声の絶えない懇親会となりました。
  大学に残った身としては、卒業してしまった同期生と大学で「講義」を受け、その後先生を囲んでお酒を飲むという機会は、ほんの二年前までは日常であっても、今では思い出のなかにしかありません。そうした楽しさを再度味わえる場としても、これからも卒業生の方に足を運んでいただければと思います。
                大学院修士二年、細沼祐介(藤村ゼミ)

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