本日13時半より外濠校舎にて、シリーズ「大人のための古典文学」の第5講目が行われました。これは、法政大学のエクステンション・カレッジが主催している東日本大震災チャリティ講座で、第5講目となる本日は、日本文学科の小秋元段教授が「浄土思想と死生観―仏教説話と『平家物語』―」というタイトルでお話下さいました。参加者は約50名。講座のタイトルが示す通り、立派な「大人」の方々がご参加下さっていますが、学びたいという意欲は現役の大学生を凌ぐものがあり、講義に聴き入る目は真剣さと若々しさに溢れていました。
本講座は、残すところ2回になってしまいましたが、来年も開講されると思いますので、今回お聞き逃しになった方はぜひ来年度の講座にご参加下さい。皆さまのお申し込みを心よりお待ち致しております。
「大人のための古典文学」講座 (2012年度)
11月10日(土) 横山泰子 子どもを生かす―江戸時代の親子像(横山)
11月17日(土) 田中優子 井原西鶴で読む仕事と人間
11月24日(土) 小林ふみ子 江戸文人大田南畝の生きる知恵
12月 1日(土) 伊海孝充 悲哀を語ることー観世元雅の能
12月 8日(土) 小秋元段 浄土思想と死生観―仏教説話と『平家物語』―
12月15日(土) 阿部真弓 「かかやく藤壺」藤原彰子―国母として生きる―
12月22日(土) 坂本勝 物言う自然・物言わぬ自然―記紀・万葉の生命感覚―
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