例年秋に実施している法政大学エクステンションカレッジ「大人のための古典文学」の第1回講座が、10月8日(土)に開催されました。本年度は東日本大震災復興のためのチャリティ講座として開講され、第1回の講師として田中優子社会学部教授が登壇しました。テーマは「震災を読む、闇を読む―新井白石の自伝文学『折たく柴の記』 その他より―」。新井白石の『折たく柴の木』の中から、元禄の大地震や富士山の噴火などの記事を丁寧に読み進めることにより、江戸の人々が災害をどのように生きたかを浮かびあがらせる講義で、震災と原発事故に直面する我々に大きな示唆を与えてくれるお話でした。
会場には宮城県からお越しの方もいらっしゃり、本講座への関心の高さがうかがえます。講座はあと6回つづきます。今からでも申し込みできますし、単回の受講も可能です。詳細はエクステンションカレッジのサイトをご覧ください。