宮本圭造先生の論文が『國語と國文學』3月号に掲載されました

野上記念法政大学能楽研究所所長の宮本圭造先生(能楽研究所教授)の論文が、学術専門誌『國語と國文學3月特集号』に掲載されました。
特集 南北朝・室町時代の文学と芸能 の中で、
『八帖本花伝書』の成立圏
を執筆されています。
『八帖本花伝書』は、室町時代末期に編纂された全八巻の能楽伝書で、その影響は、能のみならず、狂言・浄瑠璃や歌舞伎の芸能論に及び、資料としての高い評価を得ています。

詳しくは、以下のリンクをご覧ください。

國語と國文學』(筑摩書房

以下、学術専門誌情報と目次は出版社サイトからの転載でございます。

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*学術専門誌情報*

発行:筑摩書房

定価:3,080円(10%税込)
JAN:491-0-038-19035-1
Cコード:整理番号12 16
発売日:2025/02/12
判型:A5判
ページ数:160
解説

 

*目次*

『保元物語』と『平家物語』の交差――原田敦史
『あきぎり』貴公子たちの恋物語の再検討――撫子姫君の役割と「形代」の変容――伊達 舞
『徒然草』における説話的章段の研究――池上保之
荒廃と理想――『徒然草』一面――木下華子
『新葉集』の新待賢門院――もう一つの廉子像――君嶋亜紀
『三国伝記』の弥勒説話と持戒――修験・律・禅を結ぶ――小林直樹
東班衆禅僧と文事――川本慎自
宗祇『万葉抄』考――長谷川千尋
連歌と『百人一首』古注――『宗祇抄』を軸に――松本麻子
『八帖本花伝書』の成立圏――宮本圭造
ことばの風景4・悪はどこから来るのか――芥川龍之介「羅生門」――河野龍也
新刊書情報

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