2016年度オープンキャンパス、全日程が終了

 8月7日、21日、22日に2016年度法政大学オープンキャンパスが行われました。
 各学部・学科ごとの説明会や模擬授業のほか、学生スタッフたちによる企画展示や学生トークショー、キャンパスツアーなどを通して来場者の方に法政大学の魅力をお伝えしました。最終日は台風による悪天候だったのにもかかわらず、今年もたくさんの方にご来場いただきました。
 文学部企画では、各学科説明会の後にスタッフによる学生トークを実施し、学生目線から学科の学びや大学生活についてお話ししました。その他にも展示室では3日間を通して企画展示を行い、学科概要や実際の時間割などを掲載した展示物の設置、スタッフ作成の冊子の配布をしました。日本文学科の模擬授業では、小秋元段先生による『「平家物語」の真実-歴史と物語-』、阿部真弓先生による『「百人一首」は謎だらけ』、尾谷昌則先生による『若者ことばの言語学』が行われました。これらを通して、法政大学日本文学科は個性豊かで魅力的な先生方のもとで幅広い学びができる学科であると改めて感じました。
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 大学選びや受験に不安を持った来場者の力になりたいという気持ちで私たち学生スタッフは5月から本番まで準備を進めてきました。文学部は他の学部に比べて学科数が多く準備をする中で大変なこともたくさんありましたが、17人で力を合わせ、本番では多くの来場者の方に文学部の魅力をお伝えできたと思います。
 個人的な話をすると、私は今年度文学部企画のリーダーを務めました。16人のスタッフをまとめながら日本文学科の学生トークや文学部6学科の魅力を伝えるトークショーの準備を進めるのはとても大変でしたが、「とてもわかりやすい説明だった」「法政大学に入学したいと思った」などと嬉しい言葉をたくさんいただき、頑張ってきてよかったなと感じました。私たちスタッフの話を聞く来場者の方々の姿はとても輝いていました。その夢のある姿に私たちスタッフも励まされています。
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 法政大学文学部は学生が学んでみたいことや持っている夢を全力で応援してくれる学部だと思います。それは、学生・教授・職員が一丸となって作り上げるオープンキャンパスの活動からも実感することができました。こんなに教授や職員の方々との距離が近い大学・学部・学科はなかなかないのではないでしょうか。
 私は法政大学文学部が、そして法政大学日本文学科が大好きです。その思いや魅力が少しでも来場者の皆さんに伝わっていれば幸いです。

 17人の文学部企画のスタッフと全員で270人のオープンキャンパススタッフを支えてくださった教授・職員の方々、そして当日ご来場いただきました皆様、本当にありがとうございました。
(文学部日本文学科3年・呉海千広)

『日本文學誌要』第94号が刊行されました

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『日本文學誌要』第94号が刊行されました。
目次は以下の通りです。

 

 

 

 

 

 

【法政大学国文学会教員のつどい】
〈教員のつどい〉
 法政大学国文学会教員のつどいの発足について(田中和生、藤村耕治)
 法政大学国文学会教員のつどい申し合わせ
〈学校教育の現場から〉
 大丈夫、国語科教員がいる。(村松純光)
 「伝統的な言語文化に楽しく親しむ子供の育成」への一考察(矢野碧)

〈講演〉
 忘れられた!?文学者たち 野沢一・清水泰夫・羽田中誠など
   ―法政ゆかりの作家たち序―(中丸宣明)
〈資料紹介〉
 茶梅亭文庫所蔵の江戸狂歌稀覯本(小林ふみ子)
〈卒業論文〉
 『源氏物語』第二部の構想の変化(塩沢茉優)
 大隈言道『草径集』における食物歌(新井芙実)
 室生犀星論―「魚」と「虫」から考える犀星の自己認識―(小野百合香)
 志賀直哉『暗夜行路』論―他者なき自我の行方―(中野目陽子)
〈連載〉
 私の卒業論文(4)(小林ふみ子)
〈書評〉
 益田勝実著『日本列島人の思想』(藤川雅志)
 原槇子著『神に仕える皇女たち―斎王への誘い―』(中周子)
 岡田貴憲著『『和泉式部日記』を超えて』(古川正幸)
〈論文題目〉
 法政大学大学院人文科学研究科日本文学専攻 
   博士・修士論文題目一覧 二〇一五年度
 法政大学文学部日本文学科卒業論文題目一覧 二〇一五年度
 法政大学通信教育部日本文学科卒業論文題目一覧 二〇一五年度
〈彙報〉
〈法政大学国文学会会則〉
〈投稿要項〉
〈編集後記〉

『法政文芸』第12号が刊行されました

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『法政文芸』第12号が刊行されました。
目次は、以下の通りです。

 

 

 

 

 

 

〈巻頭詩〉
悲しい魚 城戸朱理

〈巻頭エッセイ〉
小説の根 又吉栄喜

【創作】
〈小説〉
僕の兄 工藤はる花
人生コーディネーター 中橋風馬
双月 西山愛
日和見坂 丸山明子
月面歩行の摩擦 宮川祐也

【特集】表現規制と文学
〈インタビュー〉
社会のコンセンサスを問う 魚住昭
〈アンケート〉
表現規制の現状
〈学生レビュー〉
『華氏451度』、『一九八四年』、『細雪』、『図書館戦争』、『風流夢譚』、『月に吠える』

〈執筆者紹介〉
〈編集後記〉

「小田切秀雄 生誕百年記念 講演と討論の会」開催のご案内

小田切秀雄生誕百年にあたり、講演と討論の会を開催する運びとなりました。
皆様のご出席をお待ち申し上げます。

日時 2016年11月12日(土)13時30分~16時30分(予定)
場所 法政大学市ヶ谷キャンパス 55年館 542教室
主催 小田切秀雄研究会
共催 法政大学国文学会

【会次第】
開会挨拶 13:30~
 勝又浩(国文学会会長)
 堀江拓充(小田切秀雄研究会会長)
来賓挨拶
 小田切統二氏(小田切秀雄氏ご子息)

第一部 講演会(13:45~14:45)
坂上弘(作家・日本近代文学館理事長)
「文学と私――「文体」のころ」

(休憩) 小田切秀雄アルバム(声と映像)

第二部 討論「小田切秀雄――文学・思想の語りかけるものの」(15:10~16:30)
出席者 下澤勝井、清水節治、長谷川啓、及川隆彦、矢澤美佐紀(予定)
司会  藤村耕治

閉会挨拶 
 田中単之(旧小田切秀雄を囲む会会長)

*なお、閉会後、学外で懇親会を持つ予定です。当日、会場でお申し込みください。(会費5,000円程度)

〈関連展示〉
・小田切秀雄の著作物(全員)
・小田切秀雄アルバム(担当・清水節治)

2016年度法政大学国文学会を開催しました

大会全体2016年度法政大学国文学会が、7/23(土)に開催されました。
例年と異なってまだ梅雨が明けきらない気候でしたが、会員の皆さまを始め、非常にたくさんのご出席の方々をお迎えすることができました。
勝又浩会長より開会の挨拶と11月に行われる小田切秀雄百周年記念行事の案内がなされた後、研究発表となりました。勝又先生挨拶
最初の研究発表は、博士後期課程1年生の関口雄士さんによる「〈読む〉ことによる方法的発展―一九五〇~一九五二における石川淳の分業について」が行われ、その時代背景や文学的状況を踏まえながら、石川淳の文学的主題の変化とその表現方法への鍛錬がいかになされたかといった発表がなされました。DSCF0436
次に、山田夏樹助教による「三島由紀夫と北杜生―南米移民を視座として」の発表が行われ、南米の日本人移民の価値観をモチーフとした三島及び北の作品をとりまく状況に加えて、それらと手塚治虫の漫画作品との関係を述べられる等、従来の文学作品上だけでは無い、より新しい視点からの分析がなされました。DSCF0454続く講演は、今年度でご退職をされる黒田真美子教授による「夏目漱石の中国文学受容―南画趣味時代の漢詩を中心として―」が行われました。夏目漱石がいかにして南画及び漢詩に親しんだのかを、その生い立ち等を含めた周囲の環境から分析された後、具体的な漢詩の評価を挙げて、この時期の漢詩は低い評価を受けてはいるものの、高評化を受けた後年の漢詩への基盤になったのではなかろうか、というをお話しをしていただきました。DSCF0466
総会後には懇親会が催され、会員の方々をはじめ、教員や院生等にお集まりいただきました。本日の大会を振り返りつつ、黒田先生の中国語による漢詩の朗読や会員の方からの近況報告もなされ、賑やかに会は進行し、盛会のうちに終了しました。

日本文学科共同研究室助手 鈴木華織(2013年度修士課程修了)

第2回教員のつどい交流会の場所について

窓口教員の田中です。

8月20日(土)に開催される第2回「教員のつどい」の交流会ですが、

・場所:市ヶ谷バル「モンパカ」(http://r.gnavi.co.jp/etfrb2md0000/)
・時間:17時00分〜
・会費:2,000円

となりました。交流会からの参加も可能ですので、都合のつく会員および会員希望の方は、お早めに下記アドレスにご連絡の上、ぜひお越しください。

・出席連絡用アドレス: hoseikokubunteacher(アットマーク)yahoo.co.jp

国立劇場キャンパスメンバーズ8月~10月のご案内

8月から10月にかけて行われる主な国立劇場キャンパスメンバーズ対象の公演のご案内です。
下記以外にも国立劇場では様々な公演が行われていますので、下部リンクのPDFファイルをご覧いただくか、80年館8階日文共同研究室前にチラシのファイルがありますので、ご参照ください。
涼しい劇場で日本の伝統芸能に触れる夏というのも良いものですね。

【国立劇場】
◆8月
歌舞伎音楽既成者研修会発表「音の会」
8月12日(金)、13日(土)開演時間:12時
チケットは発売中

歌舞伎俳優研修修了生・既成者研修発表会
「稚魚の会・歌舞伎会合同公演」
8月17日(水)~21日(日)開演時間:12時
チケットは発売中

◆9月
文楽公演
第一部「一谷嫩軍記」初段・二段目
第二部「寿式三番叟」/「一谷嫩軍記」三段目
9月3日(土)~19日(月・祝)開演時間:11時、16時
チケットは電話は8月7日~、窓口は8月8日~

舞踊公演「道成寺の舞踊」
9月10日(土)開演時間:13時、17時
チケットは発売中

特別企画公演「日本の太鼓」
9月24日(土)、25日(日)開演時間:14時
チケットは発売中

◆10月
文化庁芸術祭オープニング
「歌い 踊り 奏でる 日本の四季」
10月1日(土)開演時間:14時
チケットは電話は8月11日~、窓口は8月12日~

邦楽公演「邦楽鑑賞会」
10月8日(土)~10日(月・祝)開演時間:13時
チケットは電話は8月11日~、窓口は8月12日~

声明公演「声明」
10月29日(土)開演時間:13時、18時
チケットは電話は8月11日~、窓口は8月12日~

【国立能楽堂】
9月7日(水)開演時間:13時
狂言「口真似聟」井上松次郎(和泉流)
能「敦盛」観世喜正(観世流)
チケットは電話は8月9日~、窓口は8月10日~

9月16日(金)開演時間:18時30分
狂言「萩大名」石田幸雄(和泉流)
能「黒塚」高橋忍(金春流)
チケットは発売中

※発売中のチケットについては、既に売り切れている場合もありますことをご容赦ください。
キャンパスメンバーズ8月~10月のご案内

キャンパスメンバーズ利用方法

キャンパスメンバーズおすすめ公演

夏季休暇中の施設の利用について

夏季休暇中は、文学部資料室及び日本文学科共同研究室の開室時間が変更になります。
利用を希望される方は下記をお読みください。
なお、8/13(土)~8/19(金)は大学が一斉休暇となり立ち入ることができませんのでご注意ください。

◆文学部資料室
8/1(月)~9/15(木)まで
〈開室日〉月~金(土・日・祝祭日は閉室)
〈開室時間〉9:00~16:00(内11:30~12:30まで休憩時間)
※8/1(月)及び8/25(木)は10:00~16:00の開室予定

9/16(金)以降
〈開室日及び時間〉
月~金 9:00~17:00(内11:30~12:30まで休憩時間)
土 9:00~12:00
※秋学期の祝祭日の開室については資料室までお問合せください。

◆日本文学科共同研究室
8/1(月)~9/15(木)まで閉室

9/16(金)以降
〈開室日及び時間〉
月・火・木 13:00~17:00
水 16:00~20:00
金 12:00~16:00
※土・日・祝祭日は閉室

両室とも開室日や時間が変更になる場合がありますことを予めご了承ください。
図書館の開館予定につきましては、図書館のHPをご覧ください。

第2回教員のつどい定例会開催のお知らせ

今年度から、法政大学国文学会内で正式に「教員のつどい」が発足しました。日本文学科・日本文学専攻を卒業した国語教員を中心に、定期的に情報共有と意見交換を行っていきます。
昨年行った立ち上げ会と第1回定例会は3月末の開催でしたが、参加したいのに参加できないという声も少なくなく、次回は8月下旬の開催となりました。
つきましては、下記のとおり第2回定例会をお知らせいたしますので、教員のつどい会員および会員になることを希望されるみなさまは、ぜひご都合をつけてご参加ください。なおご出席の連絡は、準備の都合上できれば7月31日(金)までに、出席連絡用アドレスへメールにてお知らせください(国文学会事務局へお電話でも可)。

■日時:2016年 8月20日(土)14時30分~
■場所:法政大学ボアソナードタワー705教室

【定例会】14時30分〜
☆交流テーマ「アクティブ・ラーニングについて」
※2名ほど実践報告をしてもらう予定ですが、共有可能な資料があれば各自お持ち寄りください。
【交流会】17時00分〜
☆会 費:2,000円(国文学会年会費3,000円は別途申し受けます)
※別会場の予定で、交流会のみの参加も可能です。ゼミ担当教員も多数参加します。

■出席連絡用アドレス: hoseikokubunteacher(アットマーク)yahoo.co.jp

窓口教員 藤村耕治・田中和生

「修士論文中間報告会」タイムテーブル

大学院日本文学専攻の「修士論文中間報告会」を、下記のとおり実施します。
修士課程2年生全員が研究の中間報告を行う場です。
院生諸君は万障繰り合わせて参加し、質疑応答に加わって下さい。
発表資料ですが、今年度は都合により、前日の午後(16時くらい)に専攻室に用意することになりそうです。
都合のつく方は、専攻室Aに用意をしておきますので事前に取っておいてください。
他の方は当日に会場に用意したものをお取りください。

日時:2015年7月13日(水) 13:30~17:00(予定)
場所:大学院棟202教室

【修士論文中間報告会発表順番】
(※カッコ内は指導教員名)

1 13時30分~宇高(山中)
2 13時45分~柳澤(伊海)
3 14時00分~伏見(藤村)
4 14時15分~羅(藤村)
5 14時30分~植木(間宮)
6 14時45分~関口(間宮)
7 15時00分~鈴木(中沢)
8 15時15分~許(中沢)
9 15時30分~北川(中沢)
10   15時45分~工藤(小林)
11   16時00分~佐藤絢香(阿部)
12   16時15分~佐藤麻生(阿部)
13   16時30分~五十嵐(中丸)
14   16時45分~オンタ(尾谷)

以上14名。

★修士課程2年生への連絡
◎発表時間は5分です。研究内容を要領よくまとめて下さい。
◎質疑応答時間は10分です。
◎当日に順番が変わる可能性があります。
◎ご都合悪い場合はお知らせください。
問い合わせ先:日本文学専攻主任 坂本勝