博士後期課程研究中間報告会を実施します

大学院人文科学研究科日本文学専攻博士後期課程の研究中間報告会を下記のとおり実施します。この報告会では、博士後期課程に在籍する学生が、この1年間の研究成果と、博士論文の執筆に向けてどのように研究を推進してゆくかを発表します。修士課程、国際日本学インスティテュート、学部に在籍する方も積極的に参加してください。

日時 11月9日(水)13:30~18:00(終了時間は予定)
場所 大学院棟202教室

なお、博士後期課程の学生の方々は、つぎのとおり準備をお願いします。

・1人の発表時間は5分です。①1年間の研究成果(論文・学会発表等)の一覧、②研究内容、③今後の研究方針を要領よくまとめて発表してください。発表後、10分程度、質疑応答を行います。
・レジュメを準備してください。B4、1枚とします(両面可。ただし、原稿は両面の状態で提出すること)。レジュメは10月27日(水)から31日(月)17時までの間に、80年館8階、日本文学科共同研究室に届けてください。 

エクステンションカレッジ「大人のための古典文学」第1回講座が開催されました

例年秋に実施している法政大学エクステンションカレッジ「大人のための古典文学」の第1回講座が、10月8日(土)に開催されました。本年度は東日本大震災復興のためのチャリティ講座として開講され、第1回の講師として田中優子社会学部教授が登壇しました。テーマは「震災を読む、闇を読む―新井白石の自伝文学『折たく柴の記』 その他より―」。新井白石の『折たく柴の木』の中から、元禄の大地震や富士山の噴火などの記事を丁寧に読み進めることにより、江戸の人々が災害をどのように生きたかを浮かびあがらせる講義で、震災と原発事故に直面する我々に大きな示唆を与えてくれるお話でした。

会場には宮城県からお越しの方もいらっしゃり、本講座への関心の高さがうかがえます。講座はあと6回つづきます。今からでも申し込みできますし、単回の受講も可能です。詳細はエクステンションカレッジのサイトをご覧ください。

小林ふみ子文学部准教授による開講挨拶

『折たく柴の記』について語る田中教授

熱心な会場の皆さま

修士論文の事前発表会が無事終了

本日、大学院棟にて修士論文の事前発表会が行われました。計16名の大学院生がそれぞれの研究成果と論文の構想を発表し、活発な議論が交わされました。教授陣から厳しいコメントが飛び出す一幕もありましたが、3ヶ月後に提出する修士論文の完成に向け、修正すべき課題がはっきりさせることができたのではないでしょうか。

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博士論文の口頭試問を実施します(その2)

日本文学専攻では博士論文の口頭試問を公開制で実施しています。このたび、下記のとおり口頭試問を実施しますので、関心のある方は出席してください。

日時 11月26日(土)15時開始

場所 80年館7階会議室(丸)

申請者 阿部美菜子氏

論文名 『おもろさうし』の言語学的研究

主査 間宮厚司教授

博士論文の公開口頭試問を実施します

日本文学専攻では博士論文の口頭試問を公開制で実施しています。このたび、下記のとおり口頭試問を実施しますので、関心のある方は出席してください。

日時 10月15日(土)15時30分開始

場所 大学院棟2階 203教室

申請者 田中益三氏

論文名 東アジアの日本語文学と芸術に関する研究

主査 堀江拓充教授

第16回能楽セミナーが開催されます(参加無料)

法政大学能楽研究所主催の第16回能楽セミナーが開催されます(全4回)。今回のテーマは「能を知る新しい扉」。伝統の重みのなかで、能はともすれば「幽玄」などのキーワードで一面的にとらえられがちです。そうした概念を再検証し、能の仕組みや世阿弥の言葉の多様な姿を明らかにしてゆこうとするのが今回のねらいです。能に関心のある方だけでなく、日本文化や演劇などに興味のある方にも、ぜひ参加をお勧めしたい連続講座です。なお、本年度から受講料が無料となりました。

講座の概要はつぎのとおりです。

【特別講演】日本の式三番・鬼能に当たる芸態は中国にかって存在したか

       田仲一成(東京大学名誉教授)

       10月24日(月)18時~20時

 興福寺呪師走りの翁、黒川能、吉良川御田祭りなど、日本芸能は多彩な式三番および鬼能の芸態を保存していますが、中国大陸では、現存の仮面系芸能にも歴史記録にも、わずかな痕跡が残るだけです。かって我々の世代は、仮面は大陸からきたと考え、大陸を探し回ってきましたが、むしろ、日本の芸能の諸相から、失われた過去の大陸の芸能を復元する道を考えた方がよいように思っています。今回は、そのようなお話を申し上げたいと思っています。

◆観客にやさしい世阿弥の能―すべては言葉で説明される―

  山中玲子(法政大学能楽研究所教授)

  10月31日(月)18時~20時    

◆「塩辛き能」の世界―儀理能・泣キ能・切合能―

  伊海孝充(法政大学文学部専任講師)

  11月14日(月)18時~20時    

◆昔は○○も能を舞った―女と大道芸人と外国人が舞った能―

  宮本圭造(法政大学能楽研究所准教授)

  11月21日(月)18時~20時

※10月2日にアップした際、各回の時間を「17時30分~19時30分」と誤って表示しました。お詫びして訂正します。

      

会場はいずれも法政大学(市ヶ谷キャンパス)ボアソナード・タワー26階 スカイホール。事前の申し込みは不要です。当日直接会場にお越しください。また、途中回からの参加も可能です。
ただし、各回とも定員(100名)を超える場合には、ご入場をお断りする場合もございます。

詳細は法政大学能楽研究所 http://www9.i.hosei.ac.jp/~nohken/ まで。

能楽セミナーポスター

日本語検定の受験について(団体割引あり)

日文科の皆さんへ

  今年度2回目の日本語検定が以下の要領で実施されます。日文科で団体申請をしましたので、日文科の学生は団体割引価格で受験できます。受験地も様々な一般会場の中から好きな場所を選んで出願することができます。受験希望者は、尾谷研究室(80年館8階)まで申込用紙を取りに来てください

検定日時: 2011年 11月 12日(土)
        時間はこちらを参照。級によって異なります。
試験会場: 一般会場の中から、希望地を選択することができます。
        詳しくは、受験申込書に同封の会場一覧表をご覧下さい。
申込締切: 2011年 10月 14日(金)
        受験申込書に受験料を添えて尾谷研究室まで持参
        お釣りが出ないようにお願いします。

  日本語検定とは、漢字のみならず敬語、文法、表記、語彙、意味といった諸分野を統合した検定試験です。大学1年生であれば3級、就職活動を控えた3年生であれば2級取得を目指しましょう。
  正しい日本語は、社会人として羽ばたく前に、是非とも身につけておくことが期待されています。中には、新入社員教育の一環として取り入れている企業もあり、その重要性は今後も一層増すものと思われます。市販の参考書などもありますので、ぜひ書店で手に取ってみて下さい。メールマガジンもありますので、受験する・しないに関わらず、ぜひ登録してみましょう。より詳しい情報は、日本語検定公式ホームページをご覧ください。

通信教育部2011年度夏期スクーリング閉講

 8月12日(金)をもって、通信教育部2011年度夏期スクーリングが閉講しました。
 7月23日(土)から始まり3期3週間にもわたるスクーリング、天候不順の日が続くかと思えば、酷暑の毎日と、受講生の皆さんは体調管理の点でも大変だったでしょうが、充実した時間を送れたことと思います。
 さて、7月26日の記事で、小秋元段教授の授業を動画で紹介しましたが、今日は第3群で開講された尾谷昌則准教授の「日本文法論」を紹介します。具体的に若者言葉などを取り上げながらの講義でしたが、高校までに学んできた文法が絶対的なものと信じていた受講生にとっては、まさに目から鱗が落ちるような授業だったのではないでしょうか。受講生からも積極的に意見や質問があがり、とても「熱い」授業が繰り広げられました。

 スクーリングではこのような講義形式の授業だけではなく、実習形式の授業も行われています。
 たとえば、第2群で開講された「論文作成基礎講座1」「論文作成基礎講座Ⅱ」では、リポート・論文を作成する上で心得ておくべき事柄について、課題をこなしながら実践的に学ぶことができます。「リポートでなかなかいい成績がとれない」「卒論提出の時期が近づいているけれど、論文にはどのようなことが必要か、具体的によくわからない」等の不安を抱えている人はぜひ受講しましょう。

(写真は「論文作成基礎講座Ⅰ」における情報実習室での文献探索実習)

 秋以降も、地方スクーリング、秋期スクーリング、冬期スクーリングが開講されます。日頃の自学自習とは違い、スクーリングは教員から直接指導が受けられる貴重な機会であり、また、ともに通信教育部で勉強している人たちと交流できる場でもあります。しっかりと学習計画を立て、スクーリングをうまく活用しながら、卒業を目指しましょう!

日本文学専攻 修士論文事前発表会を開催します

大学院日本文学専攻では、毎年秋に修士論文事前発表会を実施しています。この発表会では、当該年度に修士論文を提出する予定の学生が、自らの論文の概要、構成、結論等を発表し、学生・教員間で討論を行っています。本年度は下記のとおり開催します。修士論文提出予定者は準備をお願いします。また、当日は日本文学専攻の修士・博士後期両課程に在籍する学生だけでなく、国際日本学インスティテュートに所属する学生や大学院に興味を抱いている学部生の積極的な参加をお待ちしています。

日時 10月5日(水)13:30~18:00(終了時間は予定)
場所 大学院棟(教室番号は決まり次第お知らせします)

発表者は以下の要領で準備をしてください。
・1人の発表時間は5分です。研究内容を要領よくまとめて発表してください。発表後、10分程度、質疑応答を行います。
・レジュメを準備してください。B4、2枚以内とします。レジュメは9月21日(水)から26日(月)13時までの間に、80年館8階、日本文学科共同研究室に届けてください。