日本文学専攻では博士論文の口頭試問を公開制で実施しています。このたび、下記のとおり口頭試問を実施しますので、関心のある方は出席してください。
日時 10月15日(土)15時30分開始
場所 大学院棟2階 203教室
申請者 田中益三氏
論文名 東アジアの日本語文学と芸術に関する研究
主査 堀江拓充教授
水曜日, 2 4月 2025 - 11:15 |
日本文学専攻では博士論文の口頭試問を公開制で実施しています。このたび、下記のとおり口頭試問を実施しますので、関心のある方は出席してください。
日時 10月15日(土)15時30分開始
場所 大学院棟2階 203教室
申請者 田中益三氏
論文名 東アジアの日本語文学と芸術に関する研究
主査 堀江拓充教授
法政大学能楽研究所主催の第16回能楽セミナーが開催されます(全4回)。今回のテーマは「能を知る新しい扉」。伝統の重みのなかで、能はともすれば「幽玄」などのキーワードで一面的にとらえられがちです。そうした概念を再検証し、能の仕組みや世阿弥の言葉の多様な姿を明らかにしてゆこうとするのが今回のねらいです。能に関心のある方だけでなく、日本文化や演劇などに興味のある方にも、ぜひ参加をお勧めしたい連続講座です。なお、本年度から受講料が無料となりました。
講座の概要はつぎのとおりです。
【特別講演】日本の式三番・鬼能に当たる芸態は中国にかって存在したか
田仲一成(東京大学名誉教授)
10月24日(月)18時~20時
興福寺呪師走りの翁、黒川能、吉良川御田祭りなど、日本芸能は多彩な式三番および鬼能の芸態を保存していますが、中国大陸では、現存の仮面系芸能にも歴史記録にも、わずかな痕跡が残るだけです。かって我々の世代は、仮面は大陸からきたと考え、大陸を探し回ってきましたが、むしろ、日本の芸能の諸相から、失われた過去の大陸の芸能を復元する道を考えた方がよいように思っています。今回は、そのようなお話を申し上げたいと思っています。
◆観客にやさしい世阿弥の能―すべては言葉で説明される―
山中玲子(法政大学能楽研究所教授)
10月31日(月)18時~20時
◆「塩辛き能」の世界―儀理能・泣キ能・切合能―
伊海孝充(法政大学文学部専任講師)
11月14日(月)18時~20時
◆昔は○○も能を舞った―女と大道芸人と外国人が舞った能―
宮本圭造(法政大学能楽研究所准教授)
11月21日(月)18時~20時
※10月2日にアップした際、各回の時間を「17時30分~19時30分」と誤って表示しました。お詫びして訂正します。
会場はいずれも法政大学(市ヶ谷キャンパス)ボアソナード・タワー26階 スカイホール。事前の申し込みは不要です。当日直接会場にお越しください。また、途中回からの参加も可能です。
ただし、各回とも定員(100名)を超える場合には、ご入場をお断りする場合もございます。
詳細は法政大学能楽研究所 http://www9.i.hosei.ac.jp/~nohken/ まで。
修士論文事前発表会の会場が決まりました。以下のとおりです。多くの院生・学生の参加を期待しています。
日時 10月5日(水)13:30~18:00(終了時間は予定)
場所 大学院棟202教室
日文科の皆さんへ
今年度2回目の日本語検定が以下の要領で実施されます。日文科で団体申請をしましたので、日文科の学生は団体割引価格で受験できます。受験地も様々な一般会場の中から好きな場所を選んで出願することができます。受験希望者は、尾谷研究室(80年館8階)まで申込用紙を取りに来てください。
検定日時: 2011年 11月 12日(土)
時間はこちらを参照。級によって異なります。
試験会場: 一般会場の中から、希望地を選択することができます。
詳しくは、受験申込書に同封の会場一覧表をご覧下さい。
申込締切: 2011年 10月 14日(金)
受験申込書に受験料を添えて尾谷研究室まで持参。
お釣りが出ないようにお願いします。
日本語検定とは、漢字のみならず敬語、文法、表記、語彙、意味といった諸分野を統合した検定試験です。大学1年生であれば3級、就職活動を控えた3年生であれば2級取得を目指しましょう。
正しい日本語は、社会人として羽ばたく前に、是非とも身につけておくことが期待されています。中には、新入社員教育の一環として取り入れている企業もあり、その重要性は今後も一層増すものと思われます。市販の参考書などもありますので、ぜひ書店で手に取ってみて下さい。メールマガジンもありますので、受験する・しないに関わらず、ぜひ登録してみましょう。より詳しい情報は、日本語検定公式ホームページをご覧ください。
8月12日(金)をもって、通信教育部2011年度夏期スクーリングが閉講しました。
7月23日(土)から始まり3期3週間にもわたるスクーリング、天候不順の日が続くかと思えば、酷暑の毎日と、受講生の皆さんは体調管理の点でも大変だったでしょうが、充実した時間を送れたことと思います。
さて、7月26日の記事で、小秋元段教授の授業を動画で紹介しましたが、今日は第3群で開講された尾谷昌則准教授の「日本文法論」を紹介します。具体的に若者言葉などを取り上げながらの講義でしたが、高校までに学んできた文法が絶対的なものと信じていた受講生にとっては、まさに目から鱗が落ちるような授業だったのではないでしょうか。受講生からも積極的に意見や質問があがり、とても「熱い」授業が繰り広げられました。
スクーリングではこのような講義形式の授業だけではなく、実習形式の授業も行われています。
たとえば、第2群で開講された「論文作成基礎講座1」「論文作成基礎講座Ⅱ」では、リポート・論文を作成する上で心得ておくべき事柄について、課題をこなしながら実践的に学ぶことができます。「リポートでなかなかいい成績がとれない」「卒論提出の時期が近づいているけれど、論文にはどのようなことが必要か、具体的によくわからない」等の不安を抱えている人はぜひ受講しましょう。
(写真は「論文作成基礎講座Ⅰ」における情報実習室での文献探索実習)
秋以降も、地方スクーリング、秋期スクーリング、冬期スクーリングが開講されます。日頃の自学自習とは違い、スクーリングは教員から直接指導が受けられる貴重な機会であり、また、ともに通信教育部で勉強している人たちと交流できる場でもあります。しっかりと学習計画を立て、スクーリングをうまく活用しながら、卒業を目指しましょう!
大学院日本文学専攻では、毎年秋に修士論文事前発表会を実施しています。この発表会では、当該年度に修士論文を提出する予定の学生が、自らの論文の概要、構成、結論等を発表し、学生・教員間で討論を行っています。本年度は下記のとおり開催します。修士論文提出予定者は準備をお願いします。また、当日は日本文学専攻の修士・博士後期両課程に在籍する学生だけでなく、国際日本学インスティテュートに所属する学生や大学院に興味を抱いている学部生の積極的な参加をお待ちしています。
日時 10月5日(水)13:30~18:00(終了時間は予定)
場所 大学院棟(教室番号は決まり次第お知らせします)
発表者は以下の要領で準備をしてください。
・1人の発表時間は5分です。研究内容を要領よくまとめて発表してください。発表後、10分程度、質疑応答を行います。
・レジュメを準備してください。B4、2枚以内とします。レジュメは9月21日(水)から26日(月)13時までの間に、80年館8階、日本文学科共同研究室に届けてください。
今夏最後となる市ヶ谷オープンキャンパスが8月21日、22日に開催されました。両日とも足下の悪い天候ではありましたが、文学部コーナー・日本文学科コーナーには大勢の方にご来場頂きました。ここに感謝申し上げます。
文学部コーナーでは、6学科がそれぞれの展示を行いました。日本文学科の展示コーナーでは、学生の作品を掲載したゼミ誌と学生編集委員が中心となって企画・編集・発行している『法政文芸』が特に人気で、多くの方が手にとって目を通して下さいました。こういったものは大学案内やホームページ上からは決して閲覧できないものであり、ある意味ではオープンキャンパスの目玉といってもよいかもしれません。日頃の日文生の活動や大学での学びをより具体的にイメージして頂けたものと存じます。
7日に開かれたオープンキャンパスでは「若者ことばvs.文法」(尾谷昌則准教授)という模擬授業を実施致しましたが、今回は21日に「笑える日本語おもしろ講義」(間宮厚司教授)、22日に「文芸創作の学び方」(中沢けい教授)を実施致しました。講義に熱心に耳を傾ける受験生の姿が見られたのは勿論のことですが、付添をされている保護者の皆様のお顔も真剣そのものであり、その熱心さと緊張感は我々スタッフにも伝わってきました。今回のオープンキャンパスを通じて、我々の教育プログラムと研究設備を少しでもご理解頂けたのであれば幸いです。
多くの方にご来場いただいて熱気に包まれた8月7日の第2回オープンキャンパスでは、各学部・学科の模擬授業や学部学科説明会と併行して、さまざまな企画が行われ、日文科生もあちらこちらで活躍しました。
中でも外濠校舎3階で行った文学部企画の教室では、学科の学びの特長をまとめ、実際の授業資料やゼミの成果物・出版物、授業などの写真などとともに展示して、それを見せながら学生スタッフが受験生のいろいろな質問に親身になって答えています。他にも、文学部で今年からスタートしたばかりのキャリア教育科目「文学部生のキャリア形成」や、文学部で学べる外国語科目の紹介、取得できる資格の紹介など、内容は盛りだくさん!さらに、文学部企画でもらえるオリジナル冊子『もしも受験生が文学部オープンキャンパスでもらったこの本を読んだら』には、各学科の比較や実際に学んでいる学生の時間割、学生生活、サークル活動、アルバイト事情、受験体験記などなど、学生の視点で編集した受験生が知りたいであろう内容が満載です。
各学科説明会にも、学生スタッフが登場!受験生時代の体験をふりかえって、志望校を選んだ理由や受験勉強の工夫、授業やゼミの話しなどをしています。
日本文学科の説明会・模擬授業では、創作や編集に興味のある受験生必見の文芸誌『法政文芸』を編集部員が販売していますので、編集している学生たちから直接その企画・編集の実際を聞くこともできます。
また、ボアソナードタワー最上階のスカイホールの個別相談コーナーも大盛況。日文の学生スタッフ達が、学科の実際を話ながら受験生の相談に答えています。今回は、11月に迫った自己推薦の相談も多く、「どんなふうに志望理由書を書いたかとか、面接のことなどいろいろ聞かれました」と2年生スタッフ談。
オープンキャンパス、次回は8月21日(日)・22日(月)。模擬授業は、毎回替わります。学生スタッフも進化します。一度いらした方も、まだの方も、ぜひぜひご来場下さい。
8月4日に、通信教育部日本文学科の「卒業論文一般指導」が行われました。「一般指導」は夏・冬期スクーリング中、2年生以上の学生を対象に開催される講義形式の卒論指導で、必修ではありませんが、この夏も多くの学生が参加しました。
事務の方からは提出までの流れや諸手続きに関する説明が、また伊海孝充先生と藤村耕治先生からは、執筆上の心構えについて専門的かつ具体的な説明がありました。
卒論を提出するには、まず「卒業論文第1次指導」を受ける必要がありますが、その際記入する卒論の題目とはどのようなものであるべきか、そしてテーマを絞り込むことがいかに重要であるか等について、実例が示されつつ、講義が進められました。参加した学生たちは配付資料にメモを書き込みながら、熱心に聞き入っていました。
「第1次指導」の段階で指導担当教員が決定し、書類による指導が行われた後、「第2次指導」に進みます。
夏期スクーリング期間中に行われる「第2次指導」は教員と一対一の面接指導で、学生は卒論の目次(構成)や下書き原稿等を持参して、面接に臨みます。教員からさらに専門的な指導を受け、提出までの研究の進め方について相談することができます。
(写真は田中和生先生による面接指導)
卒業論文は、自分が大学で学んできたことの集大成です。
完成させるまでには幾つもの山を乗り越えねばなりませんが、研究したいことをとことん突き詰めて考察することができる、またとない貴重な機会でもあります。苦しいことも多いでしょうが、楽しいことも多いはず。教員の指導を受けながら、がんばってまとめ上げましょう!
8月4日(木)15:00~17:30に、私学教員適性検査事前勉強会を実施しました。東京私立中学高等学校協会に加盟する私立中学・高等学校に専任・非常勤として採用されるためには、毎年8月下旬に実施される本適性検査を受ける必要があります。日本文学科では本年度より、教員志望の学生を支援する様々な取り組みをはじめていますが、今回の事前勉強会もその一環の企画です。
当日は、学部2年から大学院修士課程2年までの学生7名が参加しました。平成22年度・23年度の国語の問題を事前に予習し、勉強会では解答の確認と傾向と対策について研究しました。なお、講師は小秋元段(日本文学科教授)が務めました。
私学教員適性検査の問題には一定の傾向が見られます。在学中に基礎学力をしっかり身につけておくべきことはいうまでもありませんが、自らの弱点を早めに知って、それを克服する努力が必要です。4年生になってはじめて対策を立てても手遅れでしょう。当日参加した学生はそのことが十分理解できたようです。また、教員志望の学生は、これからも学科で催す行事に積極的に参加し、視野を広げるようにしてください。