2014年度法政大学国文学会を開催

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 7月12日(土)に2014年度法政大学国文学会が開催されました。当日は台風が心配されましたが一転して快晴となり、昨年度よりも多くのご出席の方々をお迎えすることができました。
 今年度は、博士課程在籍者2名の研究発表と本学の小林ふみ子教授の講演のプログラムが組まれ、法政大学日本文学科ならではの幅広い時代における日本文学研究の発表の場となりました。
 最初の藤井輝氏の「平安時代の『伊勢物語』本文と形態――定家本を古態本とみなせるか――」の発表では、『伊勢物語』の形成過程についての発表がなされ、次の内田秀樹氏の「『屋上の狂人』論」の発表では、菊地寛の戯曲である本作における大正期での上演の評価や演出についての研究発表がなされ、どちらの質疑応答においても非常に活発な意見交換が行われました。

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 続く講演では、小林教授による「〈大衆化〉をどう評価するか―江戸狂歌の場合」が行われ、「法政学への招待」を担当されている小林教授ならではの“法政的”な視点から江戸狂歌を研究することや、江戸狂歌の〈大衆化〉の評価や意義についてをお話しいただきました。

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17時過ぎからは懇親会が催され、教員や現役の大学院生をはじめ、卒業生や退職された教員もご来場くださり、途中、新任の国文学会委員の挨拶や会員の方からの近況報告もあり、盛会のうちに終了しました。
 
        日本文学科共同研究室助手 鈴木華織(2013年度修士課程修了)

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