『現代文藝研究』第三号が刊行されました

 

『現代文藝研究』第三号が刊行されました

『現代文藝研究』は2002年12月に現在編集長をつとめる藤村耕治先生(日本文学科教授)が創刊同人として発行した文芸同人誌です。2005年に第二号を刊行後に休刊していましたが、長い復刊準備期間を経て、このたび再刊しました。

今号は「【特集】大江健三郎」「【小特集】『星雲』と立石伯」となっております。

特集では中丸宣明先生(日本文学科教授)の特別寄稿とともに論文を4点掲載しています。大江健三郎という汲めども尽きぬ魅力をもった巨大な対象をどのように読んで捉えるか、各々の視点で示したものです。小特集で取りあげた『星雲』は立石伯氏が創刊時から参加された文芸同人誌で、同人の多くが日本文学科に在籍していました。また、立石伯氏(堀江拓充先生)は日本文学科で長く教鞭をとられました。その『星雲』と立石伯氏の歩みを小特集としました。

本誌についてのお問い合わせは『現代文藝研究』事務局(法政大学80年館8階 藤村研究室)までお願いいたします。

再刊の機会に、ぜひ、お手にとってご覧ください。

以下、書誌情報でございます

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*書誌情報*

発行:現代文藝研究会

発行日:2024年4月30日

定価:1,000円

頁数:174ページ

ISSN:1347-9865

*目次*

【特集】 大江健三郎

〈特別寄稿〉

「万延元年のフットボール」を日本の文学史のなかにおいてみる    中丸 宣明

〈論文〉

聴くことが困難な他者にむけて――大江健三郎『ピンチランナー調書』論――  松本 拓真

『「雨の木」を聴く女たち』における「連作」と女性的なもの――『大江健三郎全小説9』読解のために――  池沢 充弘  

救いとしての意味づけ、語り、祈り――大江健三郎『燃え上がる緑の木』論――  細沼 祐介

大江健三郎 最晩年のスタイル――〈変形私小説〉としての『晩年様式集』――  藤村 耕治

〈資料〉

大江健三郎関連文献目録(二〇一三年九月~二〇二四年四月)

 

【小特集】『星雲』と立石伯

立石伯インタビュー 聞き手:『現代文藝研究』編集部(藤村耕治/関口雄士)

『星雲』総目次・同人変遷・同人著作目録                 

〈論文〉

立石伯論――未完の非転向、憂愁なる魂の叫び声――   服部 一希

立石伯自筆年譜

編集後記

 

 

 

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