長谷川啓氏(大学院日本文学専攻修了、国文学会会員)より、『新版 大田洋子 原爆作品集 屍の街 他11編』をご恵投いただきました。
以下、書誌情報・内容・目次は、出版社サイトからの転載でございます。
【書誌情報】
発行:小鳥遊書房
発行日:2024年7月31日
定価:3,300円(3,000+税)
頁数:424頁
ISBN:978-4-86780-054-6
【内容】
「戦後」は続いている。
現在を「戦前・戦中」に変えないため、
一人でも多くの人に読んでもらいたい。
唯一の被爆国である日本で、
1945年8月6日の朝、広島で被曝して以来、
原爆小説を書き続けた大田洋子の作品を通して、
戦争を起こしてはならないことを実感するために。
「今度の敗北こそは、日本をほんとうの平和にするものであってほしい。」
(「屍の街」より)
*本書は2020年8月に刊行された『大田洋子 原爆作品集 屍の街』の新装、解説を更新し「新版」として刊行するものです。上製から並製に変更されています。収録作品は12編のままですが、本文レイアウトの変更により、頁数が圧縮され、本体価格は3,000円となります。
【収録作品】
河原
牢獄の詩
屍の街
過去
恋
城
どこまで
暴露の時間
ほたる
半人間
残醜点々
ある墜ちた場所
【解説】
「原爆の記憶が今日問いかけるもの――忘却の時代に抗して」(長谷川啓)