ゼミ説明会を終えて(間宮ゼミ3年、黒島伶子さん)

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「担当教員がサバティカル* 明けのゼミは、高確率で定員割れを起こすらしい」

「新ゼミ生0を全力で回避しないと年間の発表回数が増える!」

ゼミ説明会を控えた間宮夜ゼミ(2年生)は、そんな緊張感と焦燥感でいっぱいいっぱいでしたが、本番から一週間経った今振り返ってみると、この時の緊張感は現ゼミ生同士の結束にいい意味で作用したかなという気がします。

また、ゼミ毎のブース説明会では同じ言語コースの他ゼミ生と1年生を巡って白熱した勧誘競争をしたり、最後には共に苦境を乗り越えた戦友よろしく連絡先を交換したり。はたまた助人で来ていた先輩方の知られざる過去話で盛り上がるなど、縦横の連携も上手くいき、勧誘する側の私たちも大いに充実した時間を過ごせました。

1年生には、なるべく多くのゼミ見学に参加した上で後悔のない選択をしてもらいたいです。

(間宮ゼミ3年 黒島伶子)

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ゼミナールガイダンスを開催

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 10月27日(月)の3・4校時に、日文1年生を対象としたゼミナールガイダンスを実施しました。例年11月に学生委員会主催で実施するセミ説明会は、実際に各ゼミに所属する先輩達が自分のゼミについて具体的に説明する場になっていますが、今回開催したガイダンスは教員によるもので、各コースの特色やゼミの重要性、ゼミを選ぶ際の注意点、ゼミナール選抜のスケジュールといった全般的な説明が行われました。秋学期が始まってすでに1ヶ月が経ちましたが、ただ漫然と授業に出席するのではなく、常にコース選択を念頭に置きながら日々の授業を聴くようにとの注意喚起の意味も込められています。
 普通であれば、ゼミに所属するのは3年生からというカリキュラムの大学が多いのですが、法政大学の文学部日本文学科は2年生から専門ゼミに所属し、各自の専門分野について深く研究を進めていきます。これは本学科の大きな特徴になっていますが、2年生から卒業論文に至るまでの3年間の学びを大きく左右する、非常に重要な選択でもあります。1年生の皆さんには、真剣に考え、悔いのない選択をしてもらいたいものです。

日本文学科のための就活応援セミナーを開催

 10月14日(火)、858教室で、第2回目となる【日本文学科のための就活応援セミナー】が開催されました。主催は、日本文学科学生員会です。今回は、株式会社マイナビだけではなく、本学キャリアセンターの担当者の方にも講演に来て頂きました。就活について全体的な情報だけではなく、法政大学に通う学生の動向についても知ることが出来たので、より充実した内容となりました。
 キャリアセンターの担当者の方によるガイダンスでは、日本文学科の先輩方は実際にどんな職種に進んでいるのか、また学部に関係なく、面接官はどのような視点で学生を見ているかということがよくわかりました。興味の薄い職種の企業も見ておくことが、企業研究の一つになることも驚きでした。これから会社説明会等の機会も増えていくので、自分のイメージで業界を一つに限定することなく、視野を広げて、行動を起こしたいです。
 株式会社マイナビによるガイダンスでは、特に自己分析について、分析の方法や大事なポイントがよくわかり、今何をするべきなのかを知る事が出来ました。また筆記試験の重要さについても、為になる情報が得られました。就職活動が本格化する前に、一度今までの自分を振り返りつつ、筆記試験対策にも取り組みたいと思います。
 今回のガイダンスに初めて参加した学生からも、「すごく為になったよ!」などの声も頂きました。日本文学科学生委員会としても、次回のガイダンスも、このような声を頂けるような会にしていきたいです。(加藤ゼミ 3年 米満ゆずか)

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博士後期課程研究中間報告のお知らせ

日本文学専攻 博士後期課程研究中間報告会を、下記のとおり実施します。
博士後期課程在籍者が、研究の中間報告を行う場です。
修士課程の院生諸君も、万障繰り合わせて参加し、質疑応答に加わって下さい。

日時:2014年 12月10日(水) 午後3時10分~6時50分

場所:新見附校舎(しんみつけこうしゃ) A305教室
↑大学院棟の右の建物の3階です。

 

▼日本文学専攻 博士後期課程在籍者への連絡▼

■発表者は以下の要領で準備をして下さい。
◎発表時間は、10分です。
◎(A)論文・学会発表等の成果、(B)具体的な研究内容、(C)今後の研究方針を、要領よくまとめて発表して下さい。
◎質疑応答時間は、10分です。
◎発表プリントを準備して下さい。A3、1枚分とします(裏面使用不可)。
◎発表プリントは、12月2日(火)夜8時までに、80年館8階「日本文学科共同研究室」に提出してください。

■休学中の学生、および、博士論文提出者は、発表の義務はありません。

 

問い合せ先:日本文学専攻主任加藤昌嘉 olimpiade.k6(アットマーク)gmail.com

『沖縄古語の深層 オモロ語の探究 [増補版]』(間宮厚司著、森話社出版)が刊行されました


 『沖縄古語の深層 オモロ語の探究 [増補版] 』は、2008年刊行された『沖縄古語の深層 おもろ語の探究』に、「ヂャウ(門)の語源」「ウリズンの語源」「自称名詞ア・ワ(我)」「助詞ハの表記・発音」の4つの新説を加えた間宮先生の御著書です。
 本書は三部から成り立っています。本土の大和言葉と比較しながらグスク・テダ・オモロなど沖縄固有の言葉の由来を紐解く第一章「沖縄古語の語源」。古典ではおなじみ係り結びの法則が実は『おもろさうし』にも存在し、その実態について考察を深め、また助詞を中心に『おもろさうし』における表記の本質を解明する第二章「オモロ語の文法と表記」。そして語源や文法について新たな視点を唱えた第三章「増補――語源・文法・表記」。
 ところで、皆さんは『おもろさうし』をご存知でしたか? 恥ずかしながら私は間宮先生の講義を受けるまでその存在を知りませんでした。御著書の中にも、関西方言の「おもろい」から「面白草子」と想像したり、『おもろさうし』関係の本を購入した際に領収書に『おもしろさうし』と「し」が余計に書かれたりしたエピソードが紹介されています。沖縄イコール『おもろさうし』というほど、知名度が高いとは言えません。
 そんな『おもろさうし』について何の予備知識がない人にもこの本はお勧めです。特に、沖縄と遠く隔たっている本土の古語(『古事記』や『日本書紀』・『万葉集』など)と沖縄の古語を比較し、語源や文法の謎に追究していく姿は、まるでミステリー小説を読んでいるかのような驚きと興奮を覚えます。「本当に沖縄と大和の言葉を比較する意義があるのか?」、「『おもろさうし』と本土の古典の共通点とは一体なんなのか?」、「そもそも『おもろさうし』ってなんだ?」。以上の疑問が浮かんだ方は是非ご一読下さい。
 また、内容以外に間宮先生の論文の展開法も見所の一つです。とりわけ、言語を基に論文を作成しようとしている人にとっては、まさに教科書のような存在であると私は確信しています。

立石 顕規 (2012年度修士課程修了 高校教員)

映画『海を感じる時』が公開になりました

 中沢けい教授原作の映画『海を感じる時』が9/13(土)より公開になりました。
 中沢先生の原作小説の映画化は、昨年公開された『楽隊のうさぎ』に続く2作品目となります。

 原作小説『海を感じる時』は、1978年当時18歳の女子高生だった中沢先生が第21回群像新人賞を受賞をし、賞の選者だった吉行淳之介が「文学上の事件」と評した、衝撃的なデビュー作品です。
 発表から約35年の時を経て初めて映像化が実現しましたが、原作が持つ鮮やかさは色あせることなくスクリーンに映し出されています。

 劇場等の詳細は、映画『海を感じる時』のオフィシャルホームページをご参照ください。

映画「楽隊のうさぎ」がCDとDVDになって発売されました

  

 中沢けい教授原作の映画「楽隊のうさぎ」がCDとDVDになりました。

 CDは中沢先生の企画・プロデュースによるもので、小説内もしくは映画内で使用される楽曲と映画のサウンドトラックで構成され、中沢先生の書き下ろし長文ライナーノーツと共に映画のオリジナル曲である「序曲《Flowering TREE》」の楽譜エクストラデータが収録されています。
 また、DVDには映画本編の他に、映画の予告編や秘蔵のメイキング映像、未公開だった練習風景などが盛りだくさん収録されています。

 映画や小説で作品に親しんだ人も、そうでない人も、発売されたCDとDVDで「楽隊のうさぎ」の世界に浸ってみてはどうでしょうか。

 中沢先生ご自身によるCDへのビデオメッセージです

西野春雄名誉教授出演のラジオ番組が放送されます

西野春雄名誉教授が、NHKラジオ第二放送 『わたしの日本語辞典』に出演します。「能をささえる言葉」と題して、全5回放送されます。放送時間は下記のとおりですので、関心のある方はぜひお聴きください。

8月の毎週土曜  午後9時~9時30分
再放送:翌週土曜 午後3時10分~3時40分

(この番組は、5月に放送されたものの再放送です)

修士論文中間報告会が終了

 昨日13時より、大学院棟202教室にて大学院日本文学専攻の「修士論文中間報告会」を実施しました。修士課程2年生(計17名)が日頃の研究成果を報告し、指導教授陣はもとより博士課程の大学院生、修士1年生、研究生なども参加して、活発な質疑応答が行われました。
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