佐藤未央子先生が芸術選奨新人賞(評論等)を受賞

2022年度の芸術選奨文部科学大臣賞と同新人賞の受賞者が、3月1日に文化庁から発表され、日本文学科の佐藤未央子先生が新人賞(評論部門)を受賞ました。同賞は、演劇、映画、音楽、舞踊、文学、美術、放送、大衆芸能、芸術振興、評論等、メディア芸術の11部門において優れた業績を挙げた人に贈られるもので、大臣賞には映画「すずめの戸締まり」の監督である新海誠さん(メディア芸術部門)が選ばれています。

佐藤先生の受賞理由となったご著書『谷崎潤一郎と映画の存在論』は、谷崎と映画の関係について考察したもので、水声社より2022年の春に出版されました。受賞理由にもあるように、本著作は谷崎にとって映画とは何だったのかという根本的な問いを掘り下げ、スリリングな考察が素晴らしい筆致で展開されています。

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