2013年度通信教育部卒論一般指導が行われました

 報告が遅くなりましたが、通信教育部夏期スクーリング中の8月9日に、卒業論文一般指導が行われました。
 「卒業論文一般指導」とは、2年生以上が受講できる講義形式の卒論指導で、猛暑の中、今年度も多くの学生が『日本文学科のしおり』を手に、会場の外濠校舎S307教室に集まりました。
 事務の方から卒業論文提出までの手続きについて説明された後、今回は文学コース、言語コースに関する内容で指導が行われました。
 言語コースの間宮厚司先生からは、日本語学研究の進め方についての講義のほか、一般指導の次段階にあたる第1次指導に関する注意や、指導教員からの指導の受け方など、詳細な説明がありました。与えられた課題にそってリポートを執筆する日頃の勉強とは異なり、卒業論文では、自らの力でテーマを見出し、問題を解明するための方法を模索していかねばなりません。間宮先生は、その際に心に留めておくべき心得について、具体的な例をあげながら説明され、参加した学生は 少し緊張した面持ちで受講していました。
2013年度夏スク卒論一般指導_1 (間宮厚司教授による熱のこもった講義)

 卒論執筆について、不安や悩みを抱えている学生も多いと思いますが、卒論一般指導では、教員に直接質問することもできますので、この機会を利用し、いろいろ相談してみましょう。
 なお、卒論一般指導は冬期スクーリングでも行われます。出席できなかった人はもちろんのこと、今回出席した人も参加可能ですので、ぜひ受講してください。

2013年度夏スク卒論一般指導_2 (卒論一般指導では『日本文學誌要』『法政文芸』の配布・販売も行います)

2013年度通信教育部夏期スクーリング開講中です

 7月26日から通信教育部夏期スクーリングが始まりました。
 今年度から第1群・第2群では、夜間時間帯にも授業が開講されることになり、日が沈んだ後も、多くの学生が勉学に励んでいます。
 夏スク授業会場の外濠校舎の教室は、午後7時を過ぎても、煌々と明かりがついています。
2013年度夏スク日本文芸史I-3

 夜間時間帯に開講されている「日本文芸史Ⅰ」では、昨日、ちょうど担当の小秋元先生の専門である中世文学の講義が行われていました。
 小秋元先生の朗々とした『平家物語』の朗読、その後の丁寧かつ明解な説明を聞きながら、多くの受講生が熱心にノートをとっていました。
2013年度夏スク日本文芸史I-1 2013年度夏スク日本文芸史I-2

 第2群は今日で終了し、明日から第3群が始まります。
 今年度から、第3群は3日間の日程で行われることになりました。今年は金・土・日の開講です。
 第1群・第2群の夜間時間帯開講や第3群の3日間開講により、仕事を持っている通教生の皆さんも、夏スクーリングが受講しやすくなったのではないでしょうか。

 また、明日8月9日は、午後5時から外濠校舎S307教室で、卒論一般指導が行われることになっています。
 今年の卒論一般指導は、文学コース、言語コースの教員が担当します。
 4年生だけではなく、2年・3年の学生も参加できますので、まだ卒論提出まで時間がある学年の学生も、今のうちから卒論に対する心構えを持ち、学習が進めていけるよう、ぜひ出席してください。
 『日本文学誌要』『法政文芸』の販売も行いますので、「買いたかったけど買いそびれた」という方もぜひおいでください(夏期スクーリング中では最後の販売です)。

修士論文中間報告会が無事終了

7月24日(水)13:30より、大学院棟202教室にて修士論文中間報告会が開催されました。従来は秋に開催していましたが、教員や大学院生からのコメントを修論に十分に反映させるため、今年度より7月に開催することになりました。
当日の発表者は計18名。文芸創作研究プログラムを設置したことに加え、外国人留学生もやや増加したことから、今年度は例年より多くの大学院生が修士論文作成に取り組んでいます。博士後期課程の先輩からは勿論のこと、修士1年生からも積極的な質問が相次ぎ、夕方まで活発な議論が展開されました。発表者にとっては、落ち込んでしまうような厳しいコメントも多かったかもしれませんが、それ以上に、今後の課題がより明確になったというメリットの方が大きかったのではないでしょうか。これから夏期休業に入りますので、そこでじっくりと課題に取り組んでもらいたいと思います。

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博士後期課程研究中間報告会のお知らせ

日本文学専攻 博士後期課程研究中間報告会を、下記のとおり実施します。

博士後期課程在籍者が、研究の中間報告を行う場です。

その他の学生も、万障繰り合わせて参加し、質疑応答に加わって下さい。

 

日時  2013年  11月27日(水) 3時10分~6時20分

場所  大学院棟202教室

 

▼博士後期課程院生への連絡▼

■博士後期課程に在籍する大学院生は、研究の中間報告を行って下さい。

【休学中の院生は、発表の義務はありません。】

【9月に博士学位申請論文を提出する院生は、発表の義務はありません。】

■発表者は以下の要領で準備をして下さい。

◎発表時間は、10分です。

◎(A)1年間の研究成果、(B)論文や学会発表など研究成果一覧、(C)今後の研究方針を、要領よくまとめて発表して下さい。

◎質疑応答時間は、10分です。

◎発表プリントを準備して下さい。A3、1枚分とします(裏面使用不可)。

◎発表プリントは、11月20日(水)夜8時までに、80年館8階「日本文学科共同研究室」に提出してください。

法政大学国文学会大会を開催

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  7月13日(土)に法政大学国文学会大会が開催されました。今年度は、研究発表が2件、いずれも活発な意見交換が行われました。最後の講演には詩人の高橋順子さんをお迎えし、一茶の連句についてお話し頂きました。
  17時からは懇親会が催され、現役大学院生は勿論のこと、多くの卒業生や退職教員もご来場下さり、懐かしい顔ぶれが揃いました。途中、研究発表者のスピーチや、杉本会長による平家物語の朗誦もあり、会は盛況のうちに終了しました。

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プレ・ゼミ説明会を実施しました

  7月6日(土)の二限目に、S205にてプレ・ゼミ説明会を行いました。休日の早い時間にも拘らず50名程が参加してくれました。始めに藤村先生からお言葉を頂き、次いで学生委員が作成したレジュメを基に説明とゼミ選抜の際の体験談を伝え、最後にその場にいてくださった阿部先生が補足を行って下さいました。
  アンケートも回答率が高く、開催した側としても有意義だったと感じることができました。ただ、必修の授業と被ってしまった学生が多かったのが残念だったという意見もありました。(今回参加できなかった学生のために、80年館の日文のスペースにレジュメが置いてあります。ゼミ説明会から選抜までのスケジュールと志望理由書の書き方指導のレジュメと、各ゼミの紹介文です。)
  本日協力して頂きました先生方、学生委員の皆、参加してくださった一年生の皆さんありがとうございました。秋期のゼミ説明会などにも向けてまた取り組んでいきたいと思います。

学生委員会 武藤 海 (根本ゼミ)

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撮影 :学生委員 石田 諒 (田中ゼミ)

2013年度第1回オープンキャンパスの様子

  6月23日(日)、市ヶ谷キャンパスにて2013年度第1回のオープンキャンパスが開催されました。多くの高校が試験期間前後であったそうですが、天候にも恵まれ多くの方に足を運んでいただくことができました。
  当日、日本文学科では中丸宣明先生と学生スタッフによる学科説明および模擬授業「夏目漱石を斜めに読む―『坊ちゃん』『三四郎』『こころ』―」、そして法政大学国文学会の発行している文芸誌『法政文芸』の販売を行いました。日本文学科の説明会は午前中にも関わらず、多くの方に足をお運びいただき、教授や学生スタッフの言葉に真剣に耳を傾ける来場者の方の姿が見られました。
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  学科説明会ではパンフレットでは伝えきれない、教授と学生双方の視点から見た日本文学科の姿をお見せできたかと思います。また、実際に模擬授業を受けた方は日本文学科での学びのイメージが湧いたのではないでしょうか。一口に日本文学科といっても様々な学びがあります。ご来場の際は、是非お尋ねくださいね。
  文学部企画のブースでは、他学科の学生スタッフと共に学科の概要説明や個別の対応をしました。来場者の方からは、取得できる資格から受験勉強の方法まで様々な質問が寄せられ、1年生から4年生までのスタッフで真摯に対応しました。
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  私自身、4年生ではあるもののスタッフ初経験、そして直前まで教育実習に行っていたということで不安も少なくありませんでしたが、スタッフ同士の協力もあり、無事当日を迎えることが出来ました。学生が主体となって運営をするというのは大きな魅力ではないでしょうか。また、当日は来場者の方の笑顔やひとつひとつのお言葉に励まされる1日であったように思います。今回の取り組みが受験生の皆様の進路を考えるきっかけになったのならば、それに勝る喜びはありません。
  情報が溢れる昨今ですが、紙やネットの上では解らないことが沢山あります。オープンキャンパスではそれらで感じることが難しい空気を感じることができる絶好の機会です。皆様もこの機会に法政大学まで足を運んでみては如何でしょうか。自身の足と目と耳を使って得たものは、必ず皆様の糧になります。
次回は8月25日(日)、8月26日(月)と続けての開催です。文学部企画はますますパワーアップします。学生スタッフ一同、皆様のご来場を心よりお待ちしております。

(オープンキャンパススタッフ:文学部企画:日本文学科4年:鈴木貴美)

「教職をめざす学生のための特別講座」を実施しました

 2013年5月20日(月)より隔週で3回にわたって「教職をめざす学生のための特別講座」が行われました。

 講師に、かつて横浜市立中学校で校長をおつとめになり、現在は横浜国立大学附属教育デザインセンターで主任研究員をされている三浦修一先生をお招きし、「これから教師を目指す人が身に着けておきたい心構え」につながるご講演をしていただきました。三浦先生は、「長年の教職経験に基づいた新しい教育のデザイン」をライフワークとされています。

 第1回、第2回の講座では、これまでに私たちが実際に受けてきた学校教育を振り返り、受講生同士のディスカッションを通じて、「教師という仕事」、「これからの授業」について考えを深めていきました。そして、第3回の講座では、学校教育を取り巻く現在の状況、最新の教員採用試験の動向をお話いただき、「現代の教師に求められる資質・能力」についての認識を共有しました。

 この講座を通じて常に投げかけられた問いは、「あなたは、なぜ教師になりたいのですか?」です。私たちにこの問いを発し続ける理由を三浦先生は「本当になりたいと思う人に教師になってほしいのです」とお話されます。

 また、三浦先生は、教職の、スペシャリストかつジェネラリストであることを求められる高度な専門職としての責任の伴う職業である側面と、仕事を通じて、学び、成長し続けることのできる魅力的な職業である側面とを示し、学生時代に積む深く幅広い経験・知識の重要性をお示しくださいました。

 今回、三浦先生にはお忙しい合間を縫って、法政大学の学生のために特別に本講座へご登壇いただきました。普段こうしたお話をお聞きすることはなかなかできませんので、これから教職を目指す受講生にとって大変貴重な機会となりました。この場をお借りして心より御礼を申し上げます。       (大学院修士課程2年、吉田充良)

日文科生のための就活力セミナーを終えて

 新入生歓迎会、4年生を対象にした日文科生のための就活力に続き、今年度3度目の日文科学生委員会主催イベント『日文科生のための就活力』を6月6日(木)17:30より開催しました。今回は主に3年生を対象とし、就活スケジュールを知ってもらい、12月までの残り半年をどう過ごすかを考えてもらうきっかけになることを目的にしました。
 第1部では講師としてマイナビの方にお越しいただき、2015年卒最新就活スケジュールと今、就活に向けて何をすべきかという事をお話ししていただきました。スケジュールは12月の広報開始から6月までのスケジュールを先輩方の具体的な数字を用いながらわかりやすく説明していただきました。そして、これからすべきことは自分と相手どちらも知ることであり、相手を知るにはインターンシップに参加したり、OB・OGにお話を伺ったりするといった方法があること、自分を知るには自己分析ツールを使ったり、友人や両親など身近な人に聞いてみるといった方法を紹介していただきました。

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 第2部では就職が内定した4年生5名にパネルディスカッション方式で今のうちにやっておくこと、自分はどうやって志望業界を選んだかという事を話していただきました。先輩方のお話に共通していたのは今の時期からSPIの準備をすること、「自分がやりたい事」よりも「自分に合う事」のほうが上手くいく、そのためにも自分を知ることが大切だという事でした。そのほかにも具体的な自己分析の方法等お話しいただきました。企画終了後も先輩方やマイナビの方の周りには多くの参加者が集まり、色々な質問をしたりと有意義な時間を過ごすことができました。
 「今回の企画に参加して就活のイメージができた。」
 「先輩方の等身大の話が聞けてよかった。」
 「就活頑張ろうって気持ちになりました。」
そういった感想を頂けて、人が集まるのか不安を抱えていた企画でしたが、本当に企画してよかったなと思っています。これからも日文科生の就活をフォローしていけるよう頑張りますのでよろしくお願いします。
 次回学生員会主催企画は7月1日「プレゼミ説明会」です。1年生のみなさん、どんなゼミがあるのか今のうちから知っておくためにどんどん参加してください。また、次回就活力は11月を予定しております。こちらも是非ご参加ください。
ご意見・ご要望がありましたら是非hosei.nichibun@gmail.comまでお願いします。今後とも日文科学生員会をよろしくお願いします。

                  日文科学生員会 小岡 裕昌

2013年度 法政大学国文学会大会プログラム

  2013年度の法政大学国文学会大会プログラムが完成しましたのでお知らせいたします。会員の皆様の参加を心よりお待ちしております。また、卒業以来、母校に足を運ぶ機会がなかなかないOB・OGの皆さん、ぜひこの機会に懐かしい学び舎に足を運んでみませんか。

■日 時 … 2013年7月13日(土) 13時より受付開始
■会 場 … 法政大学ボアソナードタワー26階 A会議室

【大 会】 
開会挨拶(13時30分より)
研究発表(13時45分より)
    複合動詞構文「V1(動詞)+コナス」に見られる意味拡張
       ―その分析と構文ネットワークの提示―

          法政大学大学院修士課程2年  吉田 充良

    交替する物語の仮面
       ―澁澤龍彦「うつろ舟」における語りの方法について―

          法政大学大学院博士課程1年  細沼 祐介
 
講  演 (15時30分より)
    一茶の連句
          詩人  高橋 順子

【総 会】
会務報告・会計報告・役員改選・その他(16時30分より)

【懇親会】
立食パーティー(17時より2時間程度)
会費 一般・通教会員…1,000円/学部生・院生…無料
会場…ボアソナードタワー25階 B会議室

【問い合わせ先】
法政大学国文学会事務局(担当:東條)
〒102一8160
東京都千代田区富士見2―17―1法政大学80年館内 日本文学科共同研究室
電話・FAX/03―3264―9752
Eメール/saori.tohjoh.48@adm.hosei.ac.jp