「大学での就活力」セミナーを開催

201305_shuukatsu
  去る5月16日(金)の18:30より、日本文学科学生委員会主催による今年度第1回目の「大学での就活力」セミナーを開催しました。今回は、就職活動まっただ中の4年生のうち、特に志望業界の方向転換を考えている4年生を対象として実施されました。講師には、本学キャリアセンター職員(就職担当者)とOB・OG計3名をお迎えし、これまでの就職活動をふり返りながら、さらに視野を広げるようなお話や、自分の中にどう軸をつくってゆけばよいのかというお話をして頂きました。
 途中で志望業界を変更したり、新たにエントリー企業を増やしたりというのは大変なことではありますが、キャリアセンター職員がこれまでに対応してきた豊富な事例を聞かせて頂くうちに、4年生諸君も明日からの活動継続に向けたヒントをしっかりと掴み取っていた様子でした。
 日本文学科学生委員会では、すでに次回の企画も準備しています。6月6日(木)に2・3年生向けのセミナーを開催することになっており、講師はマイナビの方と、既に就職が内定している日本文学科4年生(4,5名)を予定しております。詳細は、各ゼミの学生委員を通じて案内しますので、日文生の皆さんはぜひ参加して下さい。

今年も「教職をめざす学生のための特別講座」を開催します

 昨年度開催して好評だった「教職をめざす学生のための特別講座」を本年度も実施します。将来教員になることを考えている1年生にも、今年、教員採用試験を受ける4年生、修士2年生にも有益な内容の講座ですので、ふるって出席してください。昨年度の参加者のなかから、すでに多くの教員が誕生しています。
 講座の概要は以下のとおりです。

講師 三浦修一先生 (横浜国立大学教育人間科学部附属教育デザインセンター主任研究員、元横浜市立中学校校長)

第1回 5月20日(月)6時限目(18:30~20:00)
 テーマ 教師という仕事 ~あなたはなぜ教師になりたいか~
第2回 6月3日(月)6時限目(18:30~20:00)
 テーマ 学校教育の現在 ~どんな教師が求められているか~
第3回 6月17日(月)6時限目(18:30~20:00)
 テーマ 教員採用試験 ~その内容から何を学ぶべきか~

会場 法政大学 ボアソナードタワー 25階 会議室B(各日程とも)

講座内容の詳細、三浦修一先生のプロフィールは、2013教職特別講座チラシで確認してください。

参加を希望する方は、5月15日(水)までに、下記あてに申し込みをお願いします。その際、氏名、所属(学科・学年・ゼミ名)、メールアドレスをお知らせください。参加費は無料です。

文学部日本文学科 小秋元 段
e-mail dkoakimt@hosei.ac.jp

新入生歓迎会を開催しました

 4月20日(土)12時45分より、日本文学科の学生委員会が主催する新入生歓迎会が開催されました。この歓迎会は日本文学科の恒例行事になっており、各ゼミの先輩も必ず駆けつけて、新入生へのゼミ紹介を兼ねたスピーチを行うことになっています。もちろん教員も必ず全員がマイクを握りますが、各教員の際立った個性が十二分に発揮されたスピーチは毎年好評を博しています。今年度は、ゼミの先輩がブースを設け、新入生の履修相談に応じるなどの新しい試みも見られ、ゼミでの学びやコース選択について熱心に質問する新入生の姿が見られました。
 15時からは80年館へ移動し、研究室への訪問タイム。所狭しと本が積み上げられている研究室は、つい先日まで高校生だった新入生には大変新鮮だったようで、いくつもの研究室をまるで渡り鳥のように移動しながら、新入生達は様々な資料を興味深そうに眺めていました。先生を囲んで談笑する声もあちこちの研究室から溢れ、日頃は静かな研究室棟が、昨日ばかりは大変賑やかな雰囲気に包まれました。何か質問したいことがあっても、なかなか研究室まで訪ねて来る勇気のない学生も多いようなので、こういった機会を通じて、教員を身近に感じてもらえればと思います。

2013_0420_party

修士論文中間報告会のお知らせ

日本文学専攻 修士論文中間報告会を、下記のとおり実施します。
修士課程2年生全員が、研究の中間報告を行う場です。
その他の学生も、万障繰り合わせて参加し、質疑応答に加わって下さい。

日時  2013年 7月24日(水) 1時30分~6時20分
場所  大学院棟202教室  
     

▼修士課程2年生への連絡▼

■本年度修士論文を提出する予定であるか否かにかかわらず、修士課程2年生は、必ず、修士論文(もしくは研究副論文)の中間報告を行って下さい。
【事情があってどうしても発表できないという場合は、指導教員もしくは専攻主任と相談して下さい。】

 ■発表者は以下の要領で準備をして下さい。
◎発表時間は、5分です。研究内容を要領よくまとめて下さい。
◎質疑応答時間は、5分です。
◎発表プリントを準備して下さい。A3、1枚分とします(裏面使用不可)。
◎発表プリントは、7月17日(水)夜8時までに、80年館8階「日本文学科共同研究室」に提出してください。

 (注)発表の直前にプリントを差し替えるような行為は、認めません。

長野桃子さんの作品が『文學界』(2013年5月号)に掲載されました

『文學界』2013年5月号)  長野桃子さんの小説「僕の足元にはうさぎがいる」が、2013年上半期同人雑誌優秀作に選ばれ、『文學界』(2013年5月号)に掲載されました。
  長野さんは日本文学科の201年度卒業生(田中ゼミ出身)であり、現在は専門学校職員として勤務なさっています。日本文学科の文芸コース所属生は卒業制作として創作作品を執筆することになっており、中でも特に優秀と認められたものは『法政文芸』に掲載されることになっています。今回『文学界』掲載された「僕の足元にはうさぎがいる」もその卒業制作として執筆され、『法政文芸』(第8号)に掲載されています。手元にあるという学生は、ぜひ第8号を読んでみて下さい。もしくは、ぜひ『文学界』(5月号)をご覧下さい。皆さんの先輩が執筆した作品が、西村賢太さんや藤沢周さんといった蒼々たるプロの作家と同じ雑紙に掲載されているのですから。(実は、第 119 回芥川賞を受賞した藤沢周さんも日本文学科の卒業生です。)

『日本文學誌要』(第87号)が刊行されました

『日本文學誌要』(第87号)が刊行されました。目次は以下の通りです。

CCI20130322_00002

〈講演〉
ますます丁寧化する日本語 -デス・マスを中心に- (尾谷昌則)

〈論文〉
流転する髑髏、不変の自意識 -澁澤龍彦「三つの髑髏」における自己の変貌について- (細沼祐介)
琉歌の季節語(春夏秋冬)をめぐって -オモロや和歌との表現比較- (ヤナ・ウルバノヴァー)

〈資料紹介〉
文学科の古典籍(11) (加藤昌嘉・岡崎孝輝)

〈卒業論文〉
「後人注」とは何か -『伊勢物語』本文の生成- (藤井輝)

〈随想〉
文学について教壇で話すことについて (中丸宣明)
ポルトガルに無言歌は流れた -関合正明と檀一雄 (田中益三)

〈書評〉
園明美 著『源氏物語の理路 -呼称と史的背景を糸口として-』(胡潔)
小林裕子 著『女性作家評伝シリーズ12 壺井栄』 (赤在翔子)
勝又浩 著『「鐘の鳴る丘」世代とアメリカ 廃墟・占領・戦後文学』 (伊藤博)
大和田茂 著『社会運動と文芸雑誌-『種蒔く人』時代のメディア戦略』(鈴木華織)
ニノ宮一雄 著『水行』 (越智友亮)

〈新刊紹介〉
中島義彦 著『『源氏大和詞』(源偶篇)と『源氏目録』付『源氏大和詞絵巻』(仮称)調査研究と影印』
中島義彦 著『倉野本『源氏御談義(千鳥抄)一影印と解題』
鈴木斌 著『老人文学 -戦争・政治・性をめぐって』

〈彙報〉
〈投稿要領〉
〈法政大学国文学会会則〉

〈追悼〉
外間守善名誉教授追悼 (間宮厚司)

文学部の卒業式も無事終了

2013_03_24_武道館卒業式

  遅ればせながら、文学部の学位記授与式(いわゆる卒業式)も無事終了しましたことをここに報告致します。
  今年度は、満開の桜が文字通り「花を添え」てくれ、明るい賑やかな卒業式になりました。日本武道館での学位記授与式を終えた卒業生達は、学友との記念撮影もそこそこに市ヶ谷キャンパスへ移動し、日本文学科の学位記交付式に出席。学科を代表し黒田真美子先生がご祝辞を下さり、その後は在校生代表の送辞、卒業性代表の答辞と進み、最後は学科主任から卒業性一人一人に学位記が手渡しされました。
  夕方からは、ボアソナードタワー26階「スカイホール」にて、日本文学科主催の「卒業生を励ます会」があり、多くの卒業生が参加しました。恩師や学友と一堂に会する最後の場ということで、あちこちで別れを惜しむ声が聞かれましたが、そこには涙などほとんどなく、新しい世界へと羽ばたかんとする卒業生達の瞳は、みな一様に希望と自信に満ち溢れていました。それだけ、大学生活で身につけたものが充実していたということなのでしょう。頼もしい限りです。ぜひその力を、社会で存分に発揮してもらいたいと思います。

172759015_org 172761677_org


雑紙『法政』に日文科生3名の記事が掲載

1303_h1_0220
  3月20日発行の雑紙『法政』に、日本文学科の学生3名についての記事が掲載されていますので、ここにお知らせ致します。
  まず表紙で紹介されているのは矢萩尚太郎さん(加藤ゼミ、3年)。オープンキャンパスで受けた古典文学の講義に興味を持ち、日本文学科へ入学。2年次からは『源氏物語』を研究する加藤ゼミに所属。現在は「自主マスコミ講座」での活動にも積極的に取り組み、法政ライフを満喫しているそうです。
  続いて登場するのは、「卒業を前にして思うこと」のコーナーで文学部代表として紹介されている古川彩菜さん(黒田ゼミ、4年)。ゼミでは漢詩を読んでいたという古川さんは、実は意外にも体育会系(?)な一面もあり、スポーツ法政新聞会(スポホウ)の学生記者として体育会の取材に奔走したという思い出を語ってくれています。頑張る選手達の姿を伝えたくて、試合会場に足を運び続けたという学生生活は、きっと実り多いものであったことでしょう。
  最後に登場するのは、「Message to You」のコーナーで紹介されている狐塚咲季さん(尾谷ゼミ、3年)。狐塚さんは栃木県の専業農家に育ち、幼少期から畑仕事に慣れ親しんできました。その経験を活かし、昨年行われた「第8回出版甲子園」にて『農ガールが教える。カワイイ野菜作りの本』という出版企画をプレゼンし、見事にグランプリを受賞。受賞については、昨年このブログでも紹介しましたが、それが雑紙『法政』でもこの度紹介されました。
  雑紙『法政』は、在学生とその父母・保護者の方々などを対象に発行している雑誌です。各界で活躍する卒業生へのインタビューをはじめ、各キャンパスの情報や後援会(在学生の父母の組織)からのお知らせ、教員・大学の取り組みなど、多種多様な情報を掲載しています。年間購読もできます。詳しくはこちらをご覧下さい。

通信教育部 学位記交付・卒業祝賀会

 3月24日(日)、学位授与式が日本武道館で行われ、午後からは、ホテルメトロポリタンエドモントで通信教育部の学位記交付と卒業祝賀会が行われました。
 ひとりひとり学位記が読み上げられ、授与されると、卒業生の皆さんは、緊張した面持ちで「ありがとうございました」と受け取り、その後少しほっとしたような笑顔で、学位記を見つめていました。

 学位記交付の後、卒業祝賀会が催され、理事、各学部長、通教部長の祝辞に続き、各学部学科の成績優秀者が表彰されました。
 応援団によるデモンストレーションの後、卒業生、教職員一同、輪になって肩を組み、法政大学校歌を歌い上げました。

 通信教育部卒業生の皆さんは、その多くが仕事、家事、育児や介護などと両立させる難しさに悩みながら、自学自習してこられたことでしょう。
 時に挫けてしまいそうなこともあったでしょうが、こつこつと単位を修得し、2万字以上の卒業論文を執筆して学位を取得した喜び、達成感はなにごとにも勝るものだったのではないかと思います。

 卒業生の皆さん、おめでとうございます!
 皆さんのご活躍を心から祈っています。
 そして、これからも法政大学と何らかの形で関わっていただければと思います。

大学院学位授与式、学位記交付が行われました

 3月24日(日)午前、大学院の学位授与式が日本武道館で行われました。終了後、大学院棟に会場を移し、12時30分より博士後期課程の学位記交付が、13時より修士課程の学位記交付がそれぞれ行われました。

 博士後期課程の学位記交付会場では、はじめに熊田泰章大学院委員会議長の挨拶があり、つづいて各専攻主任より対象者へ学位記が手渡されました。本年度、日本文学専攻では永藤美緒さんが博士の学位を取得しました。また、修士課程の学位記交付は専攻ごとに分かれて実施され、日本文学専攻では各教員の祝辞ののち、11名の学生に学位記が手渡されました。

 修了者の皆さんは4月より教員として、あるいは民間企業で新たな生活を開始します。大学院で培った研究力を生かして、社会で活躍することが期待されます。

博士の学位を授与された永藤さん

学位記を手渡される修士課程の河野さん