西野春雄先生(本学名誉教授)と伊海孝充先生(本学准教授)の共著、『日本人のこころの言葉 世阿弥』が出版されました。目次など詳しい情報は、創元社さんのHPをご覧下さい。
通信教育部2013年度9月卒業学位記交付式
10月6日(日)、外濠校舎S405において、通信教育部2013年度9月卒業の学位記交付式が行われました。
神谷健司通信教育部長の祝辞に続き、卒業生が一人ずつ壇上に上がり、学位記を授与されました。
日本文学科新カリキュラム移行後初めての卒業生は4名。卒業生の皆さんは、しっかりと前を見据えた真剣な表情で、学位記交付式に臨んでいました。
皆さんのご卒業を心よりお祝いし、ご活躍を祈念いたします。
卒業後も、通信教育部で知り合った友人と交流を深め、時には母校に帰ってきて、元気な姿を見せてください。
市ヶ谷オープンキャンパスを終えて
去る8月25日(日)、8月26日(月)、2013年度8月のオープンキャンパスが、市ヶ谷キャンパスにて開催されました。
日本文学科では、教員と学生による学科説明会に加えて、模擬授業が行われました。25日は加藤昌嘉先生の「ことば遊びと和歌」、26日はスティーヴン・ネルソン先生の「英文学になった『源氏物語』」、両日とも多くの方が参加し、先生のお話に熱心に聴き入る姿が見られました。
法政大学国文学会が発行している文芸誌『法政文芸』の展示ブースには、これまでに発行された『法政文芸』が並べられ、実際に手に取り内容について学生編集委員に質問する方でにぎわいました。
文学部6学科を紹介するブースでは、日本文学科の概要や4年間の流れ、実際に学生が使用している教科書やノートを展示し、文学部他学科の学生スタッフとともに、来場者の方をお迎えしました。
「言葉の研究って、どんなことをするんですか?」
「就職先って、やっぱり出版系が多いのでしょうか」
来場者の方から寄せられる質問は様々です。特に受験を間近に控えた方から多くの質問をいただきました。
どのような大学に入り、どのような勉強をしていくのか。ご自身の将来にかかわることですので、決めるのには勇気が必要だと思います。私達学生スタッフは少しでも後押しできるよう、1つ1つの質問に真摯に対応しました。
「お話を聞いて、また頑張ろうと思えました」
「私も法政の日文科で勉強できるよう、頑張ります」
来場者の方からこう言っていただけるのが、スタッフとしてやりがいを感じられる瞬間です。
受験生の皆様は、目標に向かって勉強に励んでいらっしゃるかと思います。周囲と自分を比較して、不安になることもあるかもしれません。それでも自分のペースを乱さず、一歩一歩着実に進んでいくことを大切にしていただきたいです。
皆様が納得のいく結果を得られることを、心から願っております。
もしも法政大学のオープンキャンパスに参加したことがその手助けになったのなら、一スタッフとして、これに勝る喜びはございません。
(オープンキャンパススタッフ:文学部企画:日本文学科 4年:寺山茉佑)
『楽隊のうさぎ』の上映スケジュールが決定
中沢けい先生の『楽隊のうさぎ』(新潮文庫)が映画化されました。既に撮影は5月に終了していましたが、この度、特設サイトがオープンし、上映スケジュールも公開されました。
本作は、学校にいる時間はなるべく短く!と思っていた引っ込み思案な少年が、中学生になって何気なく入ったブラスバンド部の活動に夢中になり、徐々に成長してゆく姿を瑞々しく描いた作品です。日本文学科の学生にはすでに原作を読んでいる人も多いと思いますが、映像と音によって彩られた映画の世界にもぜひ浸ってみてください。
詳しい上映スケジュールはこちらをご覧ください。
2013年度通信教育部卒論一般指導が行われました
報告が遅くなりましたが、通信教育部夏期スクーリング中の8月9日に、卒業論文一般指導が行われました。
「卒業論文一般指導」とは、2年生以上が受講できる講義形式の卒論指導で、猛暑の中、今年度も多くの学生が『日本文学科のしおり』を手に、会場の外濠校舎S307教室に集まりました。
事務の方から卒業論文提出までの手続きについて説明された後、今回は文学コース、言語コースに関する内容で指導が行われました。
言語コースの間宮厚司先生からは、日本語学研究の進め方についての講義のほか、一般指導の次段階にあたる第1次指導に関する注意や、指導教員からの指導の受け方など、詳細な説明がありました。与えられた課題にそってリポートを執筆する日頃の勉強とは異なり、卒業論文では、自らの力でテーマを見出し、問題を解明するための方法を模索していかねばなりません。間宮先生は、その際に心に留めておくべき心得について、具体的な例をあげながら説明され、参加した学生は 少し緊張した面持ちで受講していました。
(間宮厚司教授による熱のこもった講義)
卒論執筆について、不安や悩みを抱えている学生も多いと思いますが、卒論一般指導では、教員に直接質問することもできますので、この機会を利用し、いろいろ相談してみましょう。
なお、卒論一般指導は冬期スクーリングでも行われます。出席できなかった人はもちろんのこと、今回出席した人も参加可能ですので、ぜひ受講してください。
2013年度通信教育部夏期スクーリング開講中です
7月26日から通信教育部夏期スクーリングが始まりました。
今年度から第1群・第2群では、夜間時間帯にも授業が開講されることになり、日が沈んだ後も、多くの学生が勉学に励んでいます。
夏スク授業会場の外濠校舎の教室は、午後7時を過ぎても、煌々と明かりがついています。
夜間時間帯に開講されている「日本文芸史Ⅰ」では、昨日、ちょうど担当の小秋元先生の専門である中世文学の講義が行われていました。
小秋元先生の朗々とした『平家物語』の朗読、その後の丁寧かつ明解な説明を聞きながら、多くの受講生が熱心にノートをとっていました。
第2群は今日で終了し、明日から第3群が始まります。
今年度から、第3群は3日間の日程で行われることになりました。今年は金・土・日の開講です。
第1群・第2群の夜間時間帯開講や第3群の3日間開講により、仕事を持っている通教生の皆さんも、夏スクーリングが受講しやすくなったのではないでしょうか。
また、明日8月9日は、午後5時から外濠校舎S307教室で、卒論一般指導が行われることになっています。
今年の卒論一般指導は、文学コース、言語コースの教員が担当します。
4年生だけではなく、2年・3年の学生も参加できますので、まだ卒論提出まで時間がある学年の学生も、今のうちから卒論に対する心構えを持ち、学習が進めていけるよう、ぜひ出席してください。
『日本文学誌要』『法政文芸』の販売も行いますので、「買いたかったけど買いそびれた」という方もぜひおいでください(夏期スクーリング中では最後の販売です)。
修士論文中間報告会が無事終了
7月24日(水)13:30より、大学院棟202教室にて修士論文中間報告会が開催されました。従来は秋に開催していましたが、教員や大学院生からのコメントを修論に十分に反映させるため、今年度より7月に開催することになりました。
当日の発表者は計18名。文芸創作研究プログラムを設置したことに加え、外国人留学生もやや増加したことから、今年度は例年より多くの大学院生が修士論文作成に取り組んでいます。博士後期課程の先輩からは勿論のこと、修士1年生からも積極的な質問が相次ぎ、夕方まで活発な議論が展開されました。発表者にとっては、落ち込んでしまうような厳しいコメントも多かったかもしれませんが、それ以上に、今後の課題がより明確になったというメリットの方が大きかったのではないでしょうか。これから夏期休業に入りますので、そこでじっくりと課題に取り組んでもらいたいと思います。
博士後期課程研究中間報告会のお知らせ
日本文学専攻 博士後期課程研究中間報告会を、下記のとおり実施します。
博士後期課程在籍者が、研究の中間報告を行う場です。
その他の学生も、万障繰り合わせて参加し、質疑応答に加わって下さい。
日時 2013年 11月27日(水) 3時10分~6時20分
場所 大学院棟202教室
▼博士後期課程院生への連絡▼
■博士後期課程に在籍する大学院生は、研究の中間報告を行って下さい。
【休学中の院生は、発表の義務はありません。】
【9月に博士学位申請論文を提出する院生は、発表の義務はありません。】
■発表者は以下の要領で準備をして下さい。
◎発表時間は、10分です。
◎(A)1年間の研究成果、(B)論文や学会発表など研究成果一覧、(C)今後の研究方針を、要領よくまとめて発表して下さい。
◎質疑応答時間は、10分です。
◎発表プリントを準備して下さい。A3、1枚分とします(裏面使用不可)。
◎発表プリントは、11月20日(水)夜8時までに、80年館8階「日本文学科共同研究室」に提出してください。
法政大学国文学会大会を開催
7月13日(土)に法政大学国文学会大会が開催されました。今年度は、研究発表が2件、いずれも活発な意見交換が行われました。最後の講演には詩人の高橋順子さんをお迎えし、一茶の連句についてお話し頂きました。
17時からは懇親会が催され、現役大学院生は勿論のこと、多くの卒業生や退職教員もご来場下さり、懐かしい顔ぶれが揃いました。途中、研究発表者のスピーチや、杉本会長による平家物語の朗誦もあり、会は盛況のうちに終了しました。
プレ・ゼミ説明会を実施しました
7月6日(土)の二限目に、S205にてプレ・ゼミ説明会を行いました。休日の早い時間にも拘らず50名程が参加してくれました。始めに藤村先生からお言葉を頂き、次いで学生委員が作成したレジュメを基に説明とゼミ選抜の際の体験談を伝え、最後にその場にいてくださった阿部先生が補足を行って下さいました。
アンケートも回答率が高く、開催した側としても有意義だったと感じることができました。ただ、必修の授業と被ってしまった学生が多かったのが残念だったという意見もありました。(今回参加できなかった学生のために、80年館の日文のスペースにレジュメが置いてあります。ゼミ説明会から選抜までのスケジュールと志望理由書の書き方指導のレジュメと、各ゼミの紹介文です。)
本日協力して頂きました先生方、学生委員の皆、参加してくださった一年生の皆さんありがとうございました。秋期のゼミ説明会などにも向けてまた取り組んでいきたいと思います。
学生委員会 武藤 海 (根本ゼミ)
撮影 :学生委員 石田 諒 (田中ゼミ)