博士論文の口述試験を下記のとおり実施します。公開制で行いますので、関心のある方は奮ってご参加ください。
申請者 永藤美緒
論文題目 説話文学に見る「異界性」の研究
主査 小秋元段
副査 坂本勝、米山孝子(大正大学教授)
日時 2012年12月22日(土)5時限目(16:50~)
会場 80年館6階 文学部資料室
日曜日, 14 9月 2025 - 17:22 |
博士論文の口述試験を下記のとおり実施します。公開制で行いますので、関心のある方は奮ってご参加ください。
申請者 永藤美緒
論文題目 説話文学に見る「異界性」の研究
主査 小秋元段
副査 坂本勝、米山孝子(大正大学教授)
日時 2012年12月22日(土)5時限目(16:50~)
会場 80年館6階 文学部資料室
本日13時半より外濠校舎にて、シリーズ「大人のための古典文学」の第5講目が行われました。これは、法政大学のエクステンション・カレッジが主催している東日本大震災チャリティ講座で、第5講目となる本日は、日本文学科の小秋元段教授が「浄土思想と死生観―仏教説話と『平家物語』―」というタイトルでお話下さいました。参加者は約50名。講座のタイトルが示す通り、立派な「大人」の方々がご参加下さっていますが、学びたいという意欲は現役の大学生を凌ぐものがあり、講義に聴き入る目は真剣さと若々しさに溢れていました。
本講座は、残すところ2回になってしまいましたが、来年も開講されると思いますので、今回お聞き逃しになった方はぜひ来年度の講座にご参加下さい。皆さまのお申し込みを心よりお待ち致しております。
「大人のための古典文学」講座 (2012年度)
11月10日(土) 横山泰子 子どもを生かす―江戸時代の親子像(横山)
11月17日(土) 田中優子 井原西鶴で読む仕事と人間
11月24日(土) 小林ふみ子 江戸文人大田南畝の生きる知恵
12月 1日(土) 伊海孝充 悲哀を語ることー観世元雅の能
12月 8日(土) 小秋元段 浄土思想と死生観―仏教説話と『平家物語』―
12月15日(土) 阿部真弓 「かかやく藤壺」藤原彰子―国母として生きる―
12月22日(土) 坂本勝 物言う自然・物言わぬ自然―記紀・万葉の生命感覚―
※法政大学エクステンション・カレッジのサイトはこちらです。
11月24日(土)13:30より、531教室にて2012年度のゼミ説明会が開催されました。土曜日の昼でしたが、教室は満員となり、ゼミ生たちの話に熱心に耳を傾ける1年生たちの姿が見られました。
今年度のゼミ説明会は「ゼミ側からのアプローチを増やそう」をテーマに、7月から準備を進めて参りました。日本文学科は2年次よりゼミナールが始まり、3つのコース(計21の専門ゼミ)に分かれます。しかし、前期に学科内でアンケートを行ったところ、①選抜期間が短い、②ゼミのことを解らないまま選抜を迎えてしまう、という2つの問題点が浮き彫りとなりました。
そこで、今回は後者を解決すべく新たな試みを行いました。1つは「紹介冊子」の作成、もう1つは「個別相談会」の実施およびお土産レジュメの配布です。前者は12月にあるゼミ選抜を前以て意識づけること、後者はゼミの雰囲気や内容を現役のゼミ生の口から伝えることによって関心を高めることを目的として行いました。
当日は各ゼミの代表者が説明会と個別相談会に出席致しました。個別相談会は説明会後の16:00からの開催でしたが、全てのゼミがブースを展開し、多くの1年生が参加していました。相談会では実際にゼミで用いたレジュメを配ったり、自分の体験談などを交えながら和やかに話をしたりする光景が見られました。初の試みということで不安はありましたが、盛況のうちに相談会を終えることができました。
卒業まで付き合うゼミナールだからこそ、出来るだけミスマッチや後悔のない選択が出来るよう努めて参りました。これから選抜が始まりますが、今回の試みが1年生の役に立てばと思っております。
鈴木 貴美 (日文科学生委員会・尾谷夜ゼミ3年)
第8回出版甲子園の決勝大会が11月4日に行われ、日本文学科3年の狐塚咲季さんがグランプリを受賞しました。この大会は、全国から出版の企画を募集し、審査を勝ち抜いてグランプリを獲得した作品が実際に出版されるという非常にユニークな大会です。狐塚さんの出品作品(企画)は、「農ガールが教える。カワイイ野菜作りの本」というタイトルで、若い女性をターゲットにおしゃれに農業を楽しむ方法を紹介するというものでした。全国からエントリーされた200以上の企画から厳正な書類選考・プレゼン選考を勝ち抜き、4日の決勝大会では最後まで残った10人(+敗者復活1人)が350名の観客の前でそれぞれの企画をプレゼンしました。
今回グランプリを受賞した狐塚さんの作品も、勿論、いずれは書籍化されるということですが、3年生は来月から就職活動も始まります。せっかく好きなことを思い切りできるチャンスをもらえたので精一杯頑張りたいと狐塚さんは話してくれましたが、書籍化に向けた取材・執筆活動と就職活動と両立は並大抵のことではないはずです。しかし、自分の本を出版する機会などなかなか得られるものではありませんので、夢の実現に向けてどうぞ精一杯頑張ってもらいたいと思います。狐塚さん、本当におめでとうございました。(尾谷昌則)
十月十七日(水)の六・七限に、日文科学生委員会主催の「日文科生の就活力」が行われました。日本文学科の一年生から三年生までの学生が参加し、講師の方々のお話に熱心に耳を傾けていました。
第一部では、「就活について」というテーマで、株式会社マイナビの社員の方から、就職活動のスケジュールや自己PR、業界研究、SPIなどについての基礎知識を教わりました。前年度の十二月時点の平均エントリー社数などの具体的な数値も提示していただき、就職活動の本格始動まで一ケ月半となった三年生にとっては、十二月までの活動の重要性を再確認する良い機会となりました。
20121017_036_s posted by (C)法政日文
第二部では、「就活と仕事」というテーマで、日本文学科出身の社会人の先輩お二人から、現在の仕事についての紹介や、就職活動の体験談をお聴きしました。おニ人にお話しいただいた主な内容は、「日本文学科としての強み」、「やりたいことを仕事にするということ」「仕事に就く前と就いた後の印象の違い」、「就職活動の心構え」などでした。卸売業にお勤めの先輩には、自分の仕事や現状について説明していくことの大切さを教わりました。また、就職活動においての業界の選び方や志望動機を書く際のアドバイスなどもいただきました。出版業界にお勤めの先輩からは、特に、自分のやりたいことを仕事にするということについてお話をしていただきました。一般的に出版業界といわれて想像するようなものとは違った部署・職務内容についてのお話は、出版業界を志望する学生にとって、キャリアについて考える上で、とても参考になりました。また、出版社ごとの選考の違いについてのお話もあり、具体的な就職活動像ができたと思います。
第二部終了後に設けられた質疑応答の時間には、参加した学生から、学業との両立について、就職活動中に部署の希望を聞かれることがあったか、セミナーに参加する際に希望の業界を絞っていたかなど、具体的な質問がありました。また、講演終了後に個別に質問をする学生の姿も見られました。
文学部を対象としたキャリア科目なども行われていますが、今回のような形で日本文学科を対象とした就職活動のイベントを、学生が主体となって行うということは、意義のあることだと感じました。学生のニーズに応じた就職活動のアドバイスを受けられる点や、日本文学科の学生が興味を持っている業界のお話を中心に聴くことができる点が良いと思いました。
(日本文学科三年 成田みどり・阿部千尋)
標記発表会を下記のとおり実施します。博士後期課程に在籍する学生は、準備をお願いします。また、課程・学年にかかわらず多くの学生が出席することを望みます。大学院進学に関心のある学部生、法政大学大学院への進学を考えている他大学・他大学院生の参加も歓迎します。
日時 11 月14 日(水)15:10 ~18:20(終了時間は予定)
場所 大学院棟202教室
発表者は以下の要領で準備をしてください。
・1 人の発表時間は10 分です。①1 年間の研究成果(論文・学会発表等)の一覧、②研究内容、③今後の研究方針を要領よくまとめて発表してください。発表後、10 分程度、質疑応答を行います。
・レジュメを準備してください。A4、2 枚以内とします。レジュメは10 月31 日(水)から11 月5 日(月)17 時までの間に、80 年館8 階、日本文学科共同研究室に届けてください。
※昨年度に対して、発表時間と資料の分量が変更になったので、注意してください。
去る9月30日(日),市ケ谷キャンパスにて「2012年9月卒業学位記交付式」が行われ、文学部では10名が卒業を迎えました。式では宮川雅文学部長より学位記が交付され、卒業生を代表して日本文学科の水田祥吾さんが受け取りました。
様々な問題が山積みになっているこの時代に社会へ羽ばたいていく卒業生の皆さんは、今後きっと多くの困難を経験することでしょう。しかし、そのような時こそ在学中に学んだことを思い出して下さい。一つ一つの困難を冷静に分析し、粘り強く打開策を考え、乗り越えて行くだけの力を皆さんは持っているはずです。その力を社会で存分に発揮できるよう教員一同祈念しております。ご卒業おめでとうございました。
20120930_graduation posted by (C)法政日文
10月11日(水)13:30より、大学院日本文学専攻の修士論文事前発表会が行われました。発表を行ったのは、今年度に修士論文の提出を予定している14名の大学院生。当日は、日本文学科の教授陣はもとより、他学年の院生や学部生からも活発な質問・コメントが寄せられ、修士論文の執筆を予定している大学院生にとっては大変有意義な会になりました。
s20121010_ip_011 posted by (C)法政日文
去る6月に実施された平成24年度の日本語検定にて、日本文学科が文部科学大臣賞を受賞しました。日本語検定とは、日本語の総合的な運用能力を測るために敬語・語彙・漢字・表記・文法・意味の6領域から出題される検定試験であり、日本文学科では、昨年から団体受験登録を行っています。受験料がかかるので、あくまでも希望者のみを募って受験していますが、今年は約30名の受験希望者があり、うち7割が1年生でした。
近年では、企業による新入社員研修をはじめ、各種研修の一環として日本語検定の需要が高まっているそうです。日本文学科でも、いえ、日本文学科だからこそ、学生の皆さんには社会に出る前に正しく美しい日本語を身につけて頂きたいと思います。既に第2回(11月10日実施)の受験申込も始まっていますので、受験希望者は尾谷研究室まで受験申込書を取りに来て下さい。 (尾谷昌則)
今月、第44回新潮新人賞の発表が行われ、大学院日本文学専攻を2011年3月に修了した門脇大祐さんが見事受賞致しました。門脇さんは、大学院では旧堀江ゼミに所属し、埴谷雄高について研究していましたが、修了後は文筆活動に転じ、今回の受賞となりました。
新潮新人賞は、その後の芥川賞作家、直木賞作家をはじめ、多くの著名作家を見出した由緒ある賞であり、門脇さんも今後の活躍が大いに期待されます。受賞作品「黙って喰え」は、各選考委員の方々の選評と併せて、2012年10月6日発売の『新潮』11月号にて掲載される予定だそうです。