「法政フォトジャーナル」において、大学院修士課程の結木貴子さんの活躍が紹介されています

「東京新聞」川崎版で小説『うるみん』を連載中の修士課程1年、結木貴子さんの紹介記事が、法政大学の公式ウェブサイト上の「法政ジャーナル」に掲載されました。結木さんの作品に対する思いや日本文学専攻「文芸創作研究プログラム」への感想も記されています。皆さん、ぜひご一読ください。

山田陽子氏(通信教育部卒業生・画家)寄贈絵画除幕式

東南アジアを中心に活躍されている画家で2011年度日本文学科(通信教育部)卒業生の山田陽子さんが、作品を法政大学に寄贈され、その除幕式が8月1日、ボアソナード・タワー26階ラウンジで行われました。

 

東日本大震災で亡くなられた方々への鎮魂の思いをこめて描かれた「満月のセレモニー ―祈り―」。
東南アジアの舞踊にも造詣の深い山田さんは、しばしば舞踊を絵のモチーフとして描いてこられたそうですが、この絵を描く際には、両手を合わせて祈る踊り手の表情に大変苦心されたそうです。
どうぞ、皆さんもボアソナード・タワーのラウンジに来られた時には、ぜひ間近でじっくりと鑑賞してください。

 

山田陽子さんのプロフィール、寄贈絵画除幕式の様子については、「法政フォトジャーナル」に詳細な記事がありますので(下記リンク先)、そちらもどうぞごらんください。

http://www.hosei.ac.jp/koho/photo/2012/120809.html

通信教育部2012年度夏期スクーリング

通信教育部2012年度夏期スクーリングが7月30日から始まり、夏期一斉休暇期間をはさんで、8月21日から3群が始まりました。
厳しい残暑の中、大変だと思いますが、もう一息がんばっていきましょう!

さて、今年度も、夏スクの授業風景を動画でお伝えします。
1群「論文作成基礎講座Ⅱ」は、リポートや卒業論文を書くための基礎的な知識を学ぶ授業です。この授業では論文の要約や小論文の作成を行い、教員の添削を受けながら、「大学で求められるリポート・論文とは何か」ということを実践的に学習していきます。

 

2群「日本言語史」は、日本語の歴史的変遷とそのメカニズムについて学習する授業です。授業におじゃました時には、「ハマナス」の語源に関する問題が取り上げられていました。

 

すでに連絡していますように、2013年度から通信教育部が大きく変わることとなり、スクーリングも、学生のみなさんが、より受講しやすい形に変更されることになりました。
自分のライフスタイルにあわせて学習計画を立て、スクーリングを受講してみてください。

日本文学科自己推薦特別入試(現役生のみ)

〈2013年度入学試験科目・日程〉

  • 要項公表             7月上旬より本学HPからダウンロード
  • 願書受付期間          9月24日(月)〜10月5日(金)
  • 第一次選考            書類審査
  • 第一次選考 合格発表      11月6日(火)
  • 第二次選考(筆記試験・面接) 11月11日(日)
    • (筆記試験は「国語(古文・漢文を含む)」)
  • 合格発表              11月20日(火)
  • 入学手続締切日         11月29日(木)

〈過去の志願者・合格者数〉

  • 2012年度 志願者 88 一次合格者 88 二次合格者 17
  • 2011年度 志願者 57 一次合格者 57 二次合格者 18

 この特別入試は、日本の文学・言語・芸能について関心を持ち、文学部日本文学科で学ぶことを希望する、出願資格を満たしたすべての高校生に応募の機会が開かれています。
 特に日本文学科では、

  • 高等学校までの教育課程において国語の学力に優れた方
  • 日本の古典文学を原典で読むことに挑戦したり、近代文学史上の名作を積極的に味わったりする意欲のある方
  • 音楽や演劇を含む日本の芸能文化に強い興味を抱いている方
  • 古典語から現代の若者言葉までにいたる言語としての日本語に関心をもち、それを本質的に考察しようとする意志のある方
  • 詩や小説といった文芸創作に取り組んでいく強い動機とそのために日本語の表現を磨いていこうとする姿勢をもつ方
  • 幅広く豊富な読書の習慣をもち、図書館司書や出版関係といったその習慣を生かした職業に就くことを目指している方
  • 日本語と日本文化についての確かな知識と深い理解を自らのものとし、それを次世代に受け継いでいく国語教員になる希望をもっている方

などを広く求めています。

 志望される方には、これまでの読書経験や日本の文学・言語・芸能への関心などを踏まえ、「何を学びたいか」「なぜ応募したのか」を明確に記入した志望理由書を提出してもらい、第一次選考として書類審査(調査書、志望理由書)を行い、その合格者に対して第二次選考(筆記試験「国語」、面接)を行います。

  • 募集人員: 15名
  • 出願資格: 以下の条件をすべて満たす者(入学時18歳以上)

(1) 以下の①②③のいずれかに該当する者。

① 高等学校または中等教育学校を2013年3月卒業見込の者。

② 通常の課程による12年の学校教育を2013年3月修了見込の者。

③ 学校教育法施行規則第150条の規程により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると2013年3月までに認められる見込の者。

(2)  本学科を第一志望とすること。

(3)  高等学校もしくは中等教育学校後期課程(前期課程は含まない)3年1学期まで(前・後期制の場合は前期まで)の調査書の全体の評定平均値が3.8以上であること。

詳しい入学試験要項、出願書類等はこちらをご覧ください。受験生のみなさんの積極的な出願をお待ちしています。

2012年度法政大学国文学会の開催報告

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  2012年7月14日、13:30より、2012年度の法政大学国文学会が開催されました。昨年度同様、2010年度、2011年度の卒業生も特別招待し、幅広い年齢層の方にご参加いただくことができました。結果として研究発表の質疑応答も様々な角度で展開されることとなり、それぞれが示唆に富んだ刺激的で有意義な発表であったかと思います。発表後の講演は、2010年度より本学で教鞭をとっておられる尾谷昌則先生が担当され、敬語表現の変化をテーマに、映像資料等を多く用いた、興味深くもユーモアに富んだ講演をしていただきました。論題の性質上、我々学生の敬語使用についての例も多く、常日頃学校・アルバイトを問わず無造作に敬語を用いている身としては、笑って聞きながらも内心ちくりと刺された心持ちでした。さっそく応用しようかとも思いましたが、一朝一夕でそう簡単に改善されるわけもなく、今も戦々恐々としてこの文章を書いております。
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  学会終了後は、ボアソナードタワー25階スタッフクラブにて懇親会が催されました。本学の先生方はもちろん、卒業生、院生、学部生など様々な方にご参加いただき、スピーチも昨年度ご退職された堀江拓充先生を筆頭に、世代の壁を越えて多彩なお話を伺うことができました。歓談においても、学生側から「正しい敬語」を意識して四苦八苦しつつ積極的に先生方に話しかける姿が多く見られ、法政大学らしい自由な交流がなされていたかと思います。司会を担当された加藤昌嘉先生の巧みな進行もあり、終始笑い声の絶えない懇親会となりました。
  大学に残った身としては、卒業してしまった同期生と大学で「講義」を受け、その後先生を囲んでお酒を飲むという機会は、ほんの二年前までは日常であっても、今では思い出のなかにしかありません。そうした楽しさを再度味わえる場としても、これからも卒業生の方に足を運んでいただければと思います。
                大学院修士二年、細沼祐介(藤村ゼミ)

「三田文学」に卒業生、長谷川萌さんの小説が掲載されました

2010年度卒業生(文芸コース・田中夜ゼミ)の長谷川萌さんの短篇小説「切り取る」が、2012年7月刊行の「三田文学」2012年夏季号に掲載されています。
http://www.mitabungaku.jp/backnumber0.html

長谷川さんは卒業後「三田文学」2011年冬季号、春季号、2012年冬季号に作品を順調に発表しており、発表した作品は「文学界」の「新人小説月評」欄などでも取り上げられています。興味のある方はぜひ雑誌を手に取って作品をご一読ください。

長谷川さんの、今後のますますの活躍にご期待ください。

法政大学エクステンション・カレッジで秋に日文関係企画がめじろおしです。

エクステンションカレッジで東日本大震災チャリティ講座として、今年度、日文の教員が関係する講座が多数行われます。

●中沢けい先生が、9月1日(土)防災の日に仙台在住の作家佐伯一麦を迎えて行う対談 「被災地を歩く。言葉を探す」

https://www.hosei.org/kouza/S129003.php


●古代~近世までの本学科の教員を中心に続けてきて今年で10年めとなる「大人のための古典文学」

今年は「生きるということ、生きてゆくということ」をテーマに、11月~12月の土曜日に7回連続で行います。

https://www.hosei.org/kouza/A129001.php


●さらに、真打ち、勝又浩名誉教授の登場です! 法政大学について学ぶ科目「法政学への招待」のスピンオフ企画として実施する「法政学事始め」で、9月29日に「法政大学と文学者たち」として講演されます。聞くところでは、法政の日文らしさの伝統について語られるとか。同じ日には卒業生で社会学部教授の田中優子先生もかつての日文について話されます。
https://www.hosei.org/kouza/S129004.php

とくに「法政学」は在校生・教職員は無料です! みなさん、ふるってお申し込みください。

「大学での就活力2012」(第1回目)が終了

  2012年7月5日(木)に、日本文学科の独自企画「大学での就活力」(2012年度1回目)が行われました。今回は、まだ就職活動を続けている4年生を対象として企画され、合計で15名ほどの参加がありました。
  今回の企画では、OBの方に来てもらい、具体的なところに踏み込んだセッションを行いました。そのため、この時期に思うような結果が出ずに悩んでいる4年生にとっては、自分の就職活動を見直す良い機会になったのではないかと思います。中には、まだ就職活動が始まっていないにも関わらず、3年生も数名見られ、就職活動に対する意識の高さが伺えました。 

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NHKラジオで間宮厚司教授の講義がはじまります

NHKラジオ第二で毎週放送されている「私の日本語辞典」で、間宮厚司日本文学科教授の講義がはじまります。テーマは「沖縄の古語を探る」。奈良時代のはじめまでに本土方言と別れ、古い日本語を残しながら独自の発展をとげた琉球方言の歴史を、具体例を交えてお話しします。放送予定は以下のとおりです。

第1回 7/7(21:00~21:30) 再放送 7/14(15:10~15:40)
第2回 7/14(21:00~21:30) 再放送 7/21(15:10~15:40)
第3回 7/21(21:00~21:30) 再放送 7/28(15:10~15:40)
第4回 7/28(21:00~21:30) 再放送 8/4(15:10~15:40)

詳細はNHK「私の日本語辞典」サイトをご覧ください。

日本文学専攻修士課程 結木貴子さんの小説が、 東京新聞川崎版に連載中

日本文学専攻修士課程1年の結木貴子さんの小説「うるみん」が、6月24日(日)より東京新聞川崎版に連載されています。結婚式の代理出席人のアルバイトをしていた若い女性が、葬式で泣くことを専門にする「泣き屋」に異動。そこで「差別や偏見など、さまざまな壁にぶつかりながら、徐々に働くことの意義、生き方、そして自らのルーツを見つめ直す」(6月22日朝刊の予告記事より)というストーリーです。毎週日曜日に掲載されています。

結木さんはシナリオライターでもあり、同題のシナリオで部落解放文学賞戯曲部門佳作に選ばれました。この4月より日本文学専攻修士課程に入学し、「文芸創作研究プログラム」で学んでいます。このたびの快挙を祝すとともに、今後の連載にも注目したいと思います。

なお、6月22日の予告記事には、鎌田慧氏と中沢けい本学教授の紹介記事も掲載されています。