「日文科生の就活力」が行われました

  十月十七日(水)の六・七限に、日文科学生委員会主催の「日文科生の就活力」が行われました。日本文学科の一年生から三年生までの学生が参加し、講師の方々のお話に熱心に耳を傾けていました。
  第一部では、「就活について」というテーマで、株式会社マイナビの社員の方から、就職活動のスケジュールや自己PR、業界研究、SPIなどについての基礎知識を教わりました。前年度の十二月時点の平均エントリー社数などの具体的な数値も提示していただき、就職活動の本格始動まで一ケ月半となった三年生にとっては、十二月までの活動の重要性を再確認する良い機会となりました。

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  第二部では、「就活と仕事」というテーマで、日本文学科出身の社会人の先輩お二人から、現在の仕事についての紹介や、就職活動の体験談をお聴きしました。おニ人にお話しいただいた主な内容は、「日本文学科としての強み」、「やりたいことを仕事にするということ」「仕事に就く前と就いた後の印象の違い」、「就職活動の心構え」などでした。卸売業にお勤めの先輩には、自分の仕事や現状について説明していくことの大切さを教わりました。また、就職活動においての業界の選び方や志望動機を書く際のアドバイスなどもいただきました。出版業界にお勤めの先輩からは、特に、自分のやりたいことを仕事にするということについてお話をしていただきました。一般的に出版業界といわれて想像するようなものとは違った部署・職務内容についてのお話は、出版業界を志望する学生にとって、キャリアについて考える上で、とても参考になりました。また、出版社ごとの選考の違いについてのお話もあり、具体的な就職活動像ができたと思います。
  第二部終了後に設けられた質疑応答の時間には、参加した学生から、学業との両立について、就職活動中に部署の希望を聞かれることがあったか、セミナーに参加する際に希望の業界を絞っていたかなど、具体的な質問がありました。また、講演終了後に個別に質問をする学生の姿も見られました。
  文学部を対象としたキャリア科目なども行われていますが、今回のような形で日本文学科を対象とした就職活動のイベントを、学生が主体となって行うということは、意義のあることだと感じました。学生のニーズに応じた就職活動のアドバイスを受けられる点や、日本文学科の学生が興味を持っている業界のお話を中心に聴くことができる点が良いと思いました。
(日本文学科三年 成田みどり・阿部千尋)

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