川鍋義一著『吉本隆明初期詩篇論―我と我々と』が刊行されました

 現代日本の文学・思想に巨大な影響を与え、2012年3月に逝去した吉本隆明。その活動の初期に発表された詩篇をめぐる研究書、川鍋義一著『吉本隆明初期詩篇論―我と我々と』(新典社、11,500円+税)が刊行されました。
 本書は、「初期吉本像」を明確に見さだめる目的のもと、『固有時との対話』『転位のための十篇』の二篇を考察したものです。「作者の生活史と一定の距離を置いて作品を読解する」(序章より)ことを基本姿勢とし、また、自筆原稿を基盤に考察を進める本書は、難解で未解明の点が多い吉本作品の研究に大きな刺激を与えるものと予想されます。
 著者の川鍋氏は、2011年度に法政大学より博士(文学)の学位を取得。現在、法政大学文学部等で兼任講師として活躍中です。


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