『日本文学誌要』第97号が刊行されました。
「特集*『火山列島の思想』から五十年 —今、益田勝実を—」と題し、ゆかりの方々にエッセーを執筆していただきました。
また、岡田清子氏・天野紀代子氏による対談も掲載されております。
目次は次の通りです。
巻頭言(編集部)
〈Ⅰ 益田勝実の生涯と仕事〉
益田勝実年譜(天野紀代子・鈴木和仁・今泉隆裕・加藤博之)
追跡と証言——年譜と写真でたどる——(天野紀代子・岡田清子)
〈Ⅱ 講演再現〉
「偽悪の伝統」(『火山列島の思想』)をめぐって(益田勝実※講演録)
〈Ⅲ 思い出〉
益田勝実先生の思い出(土方洋一)
慕わしい先達(高田祐彦)
《しご》をするということ——益田勝実さんの思い出——(立石伯)
益田先生の声(坂本勝)
〈論文〉
〈父〉の行方——中上健次作品における「兄」の影——(鈴木華織)
〈卒業論文〉
能〈野宮〉における六条御息所像とその心の変転をめぐって(中川七海)
「蛇性の婬」における『源氏物語』引用の意義(天谷美沙)
「形容詞+かよ」の新しい働きについて(倉紫織)
〈連載〉
私の卒業論文(5)(阿部真弓)
〈学校教育の現場から〉
新しい職場で考えること——教材研究のあれこれ——(赤在翔子)
〈書評〉
黒田眞美子著『韋應物詩論——「悼亡詩」を中心として——』(和田英信)
田中和生著『いま読む!名著 吉本隆明『共同幻想論』を読み直す 震災後の日本で戦争を引きうける』(三輪太郎)
〈法政大学国文学会彙報 2017年度〉
〈法政大学国文学会会則〉
〈投稿要項〉