「修士論文中間報告会」開催のお知らせ

大学院、日本文学専攻の「修士論文中間報告会」を、下記のとおり実施します。

修士課程2年生全員が、研究の中間報告を行う場です。

その他の院生諸君も、万障繰り合わせて参加し、質疑応答に加わって下さい。

 

日時   2014年 7月30日(水) 午後1:00~6:00

場所   大学院棟202教室

発表順  未定


▼修士課程2年生への連絡▼
【A】日本文学専攻の修士課程2年生は、(本年度修士論文を提出する予定であるか否かにかかわらず)、必ず、修士論文(もしくは研究副論文)の中間報告を行って下さい。

(注記)休学中の学生や、諸事情があって発表できないという学生は、指導教員もしくは専攻主任と相談して下さい。

 

【B】発表者は以下の要領で準備をして下さい。

◎発表時間は、5分です。研究内容を要領よくまとめて下さい。

◎質疑応答時間は、10分です。

◎発表プリントを準備して下さい。A3、1枚分とします(裏面は使用不可)。

◎発表プリントは、7月23日(水)夜8時までに、80年館8階「日本文学科共同研究室」に提出してください。

(注記)発表時にプリントを差し替えるような行為は、認めません。

 

問い合わせ先:日本文学専攻主任 加藤昌嘉

 

「教職をめざす学生のための特別講座」開催のお知らせ

 今年も「教職をめざす学生のための特別講座」を開催します。
 
 今回は、東京都教育委員会に長年勤め、全日本中学校長会会長も歴任した新藤久典先生(現国立音楽大学教授)をお迎えします。今日、教職をめざす人たちに、何が求められているのか、一緒に考えましょう。4年後に教職をめざす人にも、この夏、採用試験を受ける人にも、ぜひ参加してもらいたいと思います。

 すでにこの講座も開始して4年目になります。これまでの受講者のなかから、多くの教員が巣立つようになりました。教職志望者の皆さん、夢を実現するためにぜひこのチャンスを生かしてください。
 
詳細は以下のとおりです。
 
第1回 5月15日(木)18:30~20:00
テーマ:「初志忘るべからず」~教職生活の根幹となる
    「なぜ教師になりたいのか」「どのような教師になりたいのか」

第2回 5月29日(木)18:30~20:00
テーマ:学校教育の現状と課題、これからの教師に求められる資質能力

第3回 6月12日(木)18:30~20:00
テーマ:教員採用試験~どのような教師が求められているのか

会場はボアソナードタワー25階、B会議室です。参加費無料です。

より詳しい内容は、2014教職特別講座チラシを参照してください。

テーマは国語科に限定されません。他学部・他学科の学生も参加できます。

参加希望者は5月12日(月)までに、小秋元宛に申し込みをしてください。
小秋元段 dkoakimt@hosei.ac.jp

『柳宗元古文注釈―說・伝・騒・弔-』(新典社注釈叢書23)が刊行されました

 竹田晃編『柳宗元古文注釈―說・伝・騒・弔-』(新典社注釈叢書23)が刊行されました。「唐宋八大家」の一人、中唐を代表する文人柳宗元の文章30篇を選んで、〔要旨〕〔原文〕〔書き下し文〕〔現代語訳〕〔注解〕〔補説〕を施した詳細な訳注本です。概説を黒田が担当しました。日文科OBで、現兼任講師の遠藤星希先生、周重雷先生も訳注を担当しています。付録として、柳宗元の伝記資料の訳注や年譜のほか、基本的な解説を含む訓読論も収められています。漢文訓読は、日本人にとって貴重な文化遺産です。幕末までの文人墨客は言うまでも無く、鴎外・漱石等近代の作家も、訓読を通して、漢文という外国の古典を吸収出来たのです。日文科の学生さんには、是非、この伝統を継承して戴きたく思います。本書の各篇は、その学びにふさわしい文章ですし、訓読学習に資する体裁になっています。
 十年にわたる法政での研究会の成果です。それが日文科のみなさんに役立てられれば、望外の喜びです。
(黒田真美子)

大学院、新入生オリエンテーション、歓迎会が開催されました

4月4日(金)、大学院、日本文学専攻の「新入生オリエンテーション」が開かれ、その後、「歓迎会」が開かれました。

2014年度は、修士課程に11名の、博士後期課程に4名の新入生が入学しました。

2年後3年後に、立派な修士論文・博士論文を完成するべく、切磋琢磨してほしいと期待しています。

 

 

通信教育部学位記交付式・卒業祝賀会が行われました

 3月24日(月)午後、ホテルメトロポリタンエドモントで通信教育部の学位記交付式および卒業祝賀会が行われました。
 今年度の日本文学科卒業生は、9月卒業・3月卒業あわせて、38名。学位記が読み上げられ、授与されると、涙ぐむ人、満面の笑みを見せる人。卒業までの苦労を振り返り、万感の思いがわき上がってきたのではないかと思います。

20130324通教卒業祝賀会1
20130324通教卒業祝賀会2 (中丸宣明先生と卒業生の皆さん)

 卒業祝賀会では各学部学科成績優秀者の表彰があり、今年度は青木豪さんが日本文学科成績優秀者として表彰されました。
 祝辞、学部ごとの記念撮影、応援団のデモンストレーションと式は進み、卒業生・教職員一同が肩を組んで法政大学校歌を歌い上げ、賑やかな祝賀会はお開きとなりました。

 卒業生の皆さんの今後のご活躍を心からお祈りします。
 そして卒業後も法政大学通信教育部と関わって、皆さんの貴重な経験をもとに、日々の勉強に悩む後輩への指導や助言等、よろしくお願いします。

川鍋義一著『吉本隆明初期詩篇論―我と我々と』が刊行されました

 現代日本の文学・思想に巨大な影響を与え、2012年3月に逝去した吉本隆明。その活動の初期に発表された詩篇をめぐる研究書、川鍋義一著『吉本隆明初期詩篇論―我と我々と』(新典社、11,500円+税)が刊行されました。
 本書は、「初期吉本像」を明確に見さだめる目的のもと、『固有時との対話』『転位のための十篇』の二篇を考察したものです。「作者の生活史と一定の距離を置いて作品を読解する」(序章より)ことを基本姿勢とし、また、自筆原稿を基盤に考察を進める本書は、難解で未解明の点が多い吉本作品の研究に大きな刺激を与えるものと予想されます。
 著者の川鍋氏は、2011年度に法政大学より博士(文学)の学位を取得。現在、法政大学文学部等で兼任講師として活躍中です。

『私小説ハンドブック』が刊行されました

 秋山駿・勝又浩監修、私小説研究会編『私小説ハンドブック』(勉誠出版、2,800円+税)が刊行されました。
 私小説は、近代日本文学の歴史のなかで極めて重要な位置を占める存在ですが、これまで必ずしも正当な評価を与えられてきませんでした。しかし、近年、海外においても日本の私小説が注目され、研究と創作に影響を与えているといいます。本書はこうした動向を受け、私小説をめぐる様々な論点を提示するために刊行されたものです。そのため、各種の論考のほか、私小説作家109人の基礎情報をまとめた「作家案内」や、「私小説の基礎知識」「海外の私小説事情」「文献案内」などの章をもち、研究事典として役立つ構成をとっています。
 監修者の一人、勝又浩氏は本学名誉教授で、私小説研究会は本学大学院で近代文学を専攻した学生を中心に結成されました。日本近代文学に関心のある方々のご一読をお薦めします。

大学院、学位授与式・学位記交付が行われました

3月24日(月)、大学院の学位授与式が日本武道館で行われ、終了後、大学院棟に会場を移し、博士後期課程の学位記交付、および、修士課程の学位記交付が行われました。

本年度、日本文学専攻では、ヤナ・ウルバノヴァーさんが、博士(文学)の学位を取得しました。また、本年度、日本文学専攻では、18名の学生に、修士課程の学位記が手渡されました。

修了者の皆さんの今後の活躍を、心より期待しています。

 

 

日文科教員、提携校の四川外国語大学と重慶師範大学にて講義

 2月末から3月にかけて、藤村教授と尾谷准教授が中国の提携大学を訪れ、四川外国語大学と重慶師範大学に赴き、それぞれの大学で特別講義を行いました。藤村教授は、現代の日本文学の動向や村上春樹の中国に対するまなざしについて、尾谷准教授は言語学的視点から最近の若者ことばについて講義を行いました。受講生は日本語を専攻している学生達ということもあり、日本文学やアニメ、若者ことばに対する関心は高く、講義後も熱心に質問してくれた受講生達に、学ぶことの楽しさを逆に我々教員が教えてもらった感さえありました。

当日の様子は、四川外国語大学の日語系ホームページで紹介されています。
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四川外国語大学 日語系ホームページ http://ryx.sisu.edu.cn/

日本文学科三年工藤さんが全学の懸賞論文で入賞

 今年度も法政大学では全学の学部生を対象とする懸賞論文の公募が行われ、応募総数132編のなかから、日本文学科3年の工藤亜美さんの論文「『諸国百物語』における近世的怪談の娯楽化」が佳作に入賞しました。最優秀賞・優秀賞各1編に次ぐ佳作16編のうちに選ばれたのは日本文学科としてもうれしいことです。
 さる3月4日に行われた表彰式・祝賀会では、審査委員長である文芸評論家川村湊国際文化学部教授より賞状が贈られ、「文学関係の応募は少ないから、これからもがんばってほしい」と励ましの言葉をいただいていました。工藤さん、おめでとうございました。 (小林ふみ子)

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