小林ふみ子先生(日本文学科教授)が2024年9月にKADOKAWAより刊行された著書『大田南畝 江戸に狂歌の花咲かす』についてのインタビュー記事が、5月24日付の『美術展ナビ』で掲載されました。
大河ドラマ『べらぼう』で、現在注目を集める大田南畝を詳しく知り、ドラマをさらに楽しめる興味深い情報が掲載されています。
詳しくは、以下のリンクをご覧ください。
金曜日, 6 6月 2025 - 16:19 |
小林ふみ子先生(日本文学科教授)が2024年9月にKADOKAWAより刊行された著書『大田南畝 江戸に狂歌の花咲かす』についてのインタビュー記事が、5月24日付の『美術展ナビ』で掲載されました。
大河ドラマ『べらぼう』で、現在注目を集める大田南畝を詳しく知り、ドラマをさらに楽しめる興味深い情報が掲載されています。
詳しくは、以下のリンクをご覧ください。
藤村耕治先生(日本文学科教授)が編集長をつとめる文芸同人誌『現代文藝研究』第四号が刊行されました。
今号の特集は「『近代文学』創刊同人Ⅰ」として、本多秋五・埴谷雄高・小田切秀雄・山室静を論の対象として取りあげています。
戦後の混沌とした状況のなかで〈文学〉を通じて世界を捉え直し、そこから汲みとったものを世に問いつづけてきた『近代文学』の創刊同人たちの文章は、今なお混迷の度を深める時代を生きる私たちにとっても示唆に富むものであります。
そうした文章にたいして、各々の執筆者がどのようなアプローチをもって読み・考え・書いたか。
ぜひ、お手にとってご覧ください。
なお、次号は今号特集の続編「『近代文学』創刊同人Ⅱ」として、荒正人・平野謙・佐々木基一を取りあげる予定です。
本誌についてのお問い合わせは『現代文藝研究』事務局(法政大学80年館8階藤村研究室)までお願いいたします。
以下、書誌情報でございます。
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*書誌情報*
発行:現代文藝研究会
発行日:2025年4月30日
定価:1,000円
頁数:192ページ
ISSN:1347-9865
*目次*
雑誌『近代文学』概説(藤村耕治)
〈論文〉
《一閃の光》のなかで:自由と必然と歴史の向こう側を凝視した本多秋五(立石伯)
埴谷雄高『死霊』論:存在と虚体を巡るプロとコントラ、もう一つの別の世界へ(服部一希)
オーディンの鴉は黎明に羽搏く:山室静小説論(細沼祐介)
小田切秀雄の戦後平和思想:阿部知二との分岐点をめぐって(金子樹絵)
〈資料〉
近代文学創刊同人(埴谷雄高・小田切秀雄・本多秋五・山室静)参考文献目録(Ⅰ)
編集後記
絵本や絵画、版画の制作をはじめ、本の装幀、小説、批評、映像など幅広く活躍する司 修(つかさ おさむ)(法政大学名誉教授)のふたつの展覧会が、同時期に東京と鎌倉で開催されます。
法政大学国文学会刊行の『法政文芸』においては、2005年創刊号から20号特別記念号まで、表紙・画・ロゴ作成を担当しています。
またとない機会となりますので、司 修の世界をぜひご覧ください。
2025年5月16日(金)~7月21日(月)
【エルコラーノ発掘資料によるCOLLAGE 2025・劇場的空間・司 修 展】
2025年5月22日(木)~6月1日(日)
野上記念法政大学能楽研究所所長の宮本圭造先生(能楽研究所教授)の論文が、学術専門誌『國語と國文學3月特集号』に掲載されました。
特集 南北朝・室町時代の文学と芸能 の中で、
『八帖本花伝書』の成立圏
を執筆されています。
『八帖本花伝書』は、室町時代末期に編纂された全八巻の能楽伝書で、その影響は、能のみならず、狂言・浄瑠璃や歌舞伎の芸能論に及び、資料としての高い評価を得ています。
詳しくは、以下のリンクをご覧ください。
以下、学術専門誌情報と目次は出版社サイトからの転載でございます。
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*学術専門誌情報*
発行:筑摩書房
*目次*
『保元物語』と『平家物語』の交差――原田敦史
『あきぎり』貴公子たちの恋物語の再検討――撫子姫君の役割と「形代」の変容――伊達 舞
『徒然草』における説話的章段の研究――池上保之
荒廃と理想――『徒然草』一面――木下華子
『新葉集』の新待賢門院――もう一つの廉子像――君嶋亜紀
『三国伝記』の弥勒説話と持戒――修験・律・禅を結ぶ――小林直樹
東班衆禅僧と文事――川本慎自
宗祇『万葉抄』考――長谷川千尋
連歌と『百人一首』古注――『宗祇抄』を軸に――松本麻子
『八帖本花伝書』の成立圏――宮本圭造
ことばの風景4・悪はどこから来るのか――芥川龍之介「羅生門」――河野龍也
新刊書情報
今年はNHK大河ドラマ「べらぼう 蔦重栄華之夢噺」で江戸文化が脚光を浴びています。NHKでも関連番組を放映していますが、BSで放送された「たたかう蔦屋重三郎 いざ!三本勝負」に小林ふみ子が出演して解説を担当しました。
https://www.nhk.jp/p/ts/7R387RYVZ2/
このたび地上波で再放送が決まりましたのでお知らせします。
小林ほか蔦屋、狂歌・戯作、浮世絵の最先端の研究者の解説や、美麗な書物・錦絵にクロース・アップした映像など見どころ満載の番組ですので、ぜひご覧ください。
【NHK総合】
5月4日(日)午前1時16分〜2時45分(※5月3日(土)の深夜です。)
(NHKプラス同時・見逃し配信もあり)
あわせて、NHK財団の運営するステラnetで「べらぼう」各回のストーリーの背景の解説も担当しています。
https://steranet.jp/list/program/大河ドラマ
https://steranet.jp/list/author/小林ふみ子
あわせてご覧ください。
(小林ふみ子 法政大学教授)
小林ふみ子先生が、大河ドラマ「べらぼう」関連番組へ出演・解説したBS番組が、地上波で再放送されます。ドラマの影響で、関心が高まっている江戸文化への理解を深める絶好の機会となりますので、ぜひご覧ください。
また、「べらぼう」の各回放送後にアップされる背景の解説コラムも見逃せません!興味深いエピソードも、あわせてお楽しみください。
〈テレビ出演〉
番組名:「たたかう蔦屋重三郎 いざ!三本勝負」
番組URL(外部サイトにリンクしています):https://www.nhk.jp/p/ts/7R387RYVZ2/
〈解説コラム〉
サイト名:NHK ステラnet
サイトURL(外部サイトにリンクしています):https://steranet.jp/list/column
4月19日(土)に、新入生歓迎会がカフェテリアつどひで行われました。
学生委員会と日本文学科教員が、約120名の新入生を出迎えた会場は、活気に満ちた賑やかな中で始まりました。
学科主任の王安先生の挨拶から始まり、学生委員長へ司会・進行がバトンタッチされました。まずは「大学での国語力」クラスごとに各テーブルに分かれ、会食しながら同級生や先輩の学生委員との交流を深めました。
次に、先生方からの楽しい自己紹介の後に、気になる分野別に各テーブルに分かれ、学生委員・担当教員から紹介や説明を受けました。
途中、時間制で交代もあり、別分野の説明も聞く機会がもうけられました。
終了後には、先生方の研究室訪問ツアーが行われました。
50名ほどの参加があり、学生委員が先頭に立ち、3班に分かれてのツアーとなりました。
初めて見る個性あふれる先生方の研究室に新入生たちは興味津々、各研究室をゆっくりと訪問できる、絶好の機会となりました。
2024年度学位授与式(卒業式)が、2025年3月24日(月)に日本武道館にて行われました。
終了後、市ヶ谷キャンパスG503にて、日本文学科卒業生への学位記交付式セレモニーが行われました。
まずは、2024年度末にてご退任なさる坂本勝先生より万葉集の句を用いた講義形式で、卒業生へのあたたかい祝辞が送られました。
その後、卒業生を代表して、鈴木彩花さん(尾谷ゼミ)より法政大学での思い出や感謝などを綴った答辞が述べられました。
また、文学部同窓会特別奨励賞として、学科を超えた活動を称えて、鈴木彩花さん(尾谷ゼミ)が表彰されました。
最後に、クラス別に学位記の交付が行われました。
18:00からは、ボアソナードタワー26階のスカイホールにて、日本文学科卒業祝賀会「卒業生を励ます会」が催されました。
日本文学科では、新たな門出を迎えた卒業生を励ますために、法政大学国文学会と日本文学科学生委員会が中心となり、「卒業生を励ます会」が伝統的に催されています。
2024年度末にてご退任なさる佐藤未央子先生より、「卒業生と一緒に法政大学を卒業します」とのご挨拶をいただきました。
先生方や友人達と和やかな中での食事の後は、恒例の学生委員会によるビンゴゲーム大会や教員による企画などで大いに盛り上がり、笑いと歓声の絶えない時間となりました。
最後には、藤村耕治先生が音頭をとって、全員で肩を組んでの校歌の大合唱!!
友や先生方と共に過ごす楽しい思い出となり、会は大盛況のうちに終了しました。
歓迎会を企画していただきました学生委員会の皆さま、ありがとうございました。
『日本文學誌要』 (法政大学国文学会) 第111号が刊行されました。
2024年度をもってご退職されました、坂本勝先生の最後の講演、また坂本勝先生との思い出が掲載されております。
目次は下記の通りです。
*――――――――――*
『古事記』の原風景、海へ。 坂本勝
《論文》
慶長十五年刊古活字版『日本書紀』について 小秋元段
《思い出》
坂本先生の『古事記の読み方』 伊海孝充
水の男 加藤昌嘉
坂本さんのお酒 田中和生
がが芋の舟 中沢けい
坂本先生お勧めの宿 スティーヴン・G・ネルソン
大人(たいじん)、坂本勝さん 藤村耕治
坂本さんとカラオケを 間宮厚司
坂本先生の思い出 汪治東
坂本先生との思い出 壹岐優翔
《卒業論文》
『源氏物語』宇治十帖の和歌――和歌を声に出す描写とその効果―― 風間元太
『偐紫田舎源氏』阿子木の造形――自分の感情を貫いて生きる女性―― 杉村真侑
泉鏡花「春昼」「春昼後刻」論――怪異構造から読み解く物語―― 松井優
《学校教育の現場から》
コロナ中の学校・コロナ後の学校 宮負竣
《新刊紹介》
小秋元段 著『太平記新考』 李章姫
《法政大学国文学会彙報 二○二四度》
《法政大学国文学会会則》
《法政大学国文学会教員のつどい申し合わせ》
《『日本文學誌要』投稿要領》
《編集後記》
*――――――――――*
『日本文學誌要』第112号は、2025年9月の刊行を予定しております。
日本文学科4年生のみなさま
日本文学科共同研究室からのお知らせです。
2025年3月24日(月)、 学位授与式(卒業式)当日の予定をご案内いたします。
学位授与式・学位記交付式の後に、日本文学科卒業祝賀会:「卒業生を励ます会」が開催されます。
当日の予定詳細は、右記をご参照ください。
「卒業生を励ます会」は、日本文学科と国文学会の共催で行われ、ボアソナードタワー最上階26階のスカイホールにて、18:00~20:00での開催となります。
参加費用は無料・立食形式・お飲み物(アルコール含む)をご用意いたします。途中参加・退室OKです。
学生委員会による企画もお楽しみに!
昨年度は5年ぶりに開催され、多くの卒業生が先生方・同級生と共に過ごす、楽しく和やかなひとときとなりました。
皆さまお誘い合いの上、多数のご参加をお待ちしております。
先月14日に開催され2024年度(第8回)『自由を生き抜く実践知大賞』表彰式にて、法政大学国文学会(文学部日本文学科)が「自由な学風の継承賞」を受賞しました。惜しくも大賞は逃しましたが、学生編集委員会が中心となって年刊文芸誌『法政文芸』の企画・編集・発行を20年間にわたって行ってきたことが評価され、このたびの受賞となりました。詳細はこちらをご覧下さい。