日文生が学生落語日本一に!

学生落語日本一を決める第21回全日本学生落語選手権「策伝大賞」の決勝が2024年2月17日(日)に行なわれ、日本文学科2年生の早瀬太亮さんが大賞に輝きました。早瀬さんは、大学1年生で出場した昨年度の大会でも岐阜市長賞で入賞を果たしていましたが、2年生となった今年度は法政大学落語研究会(通称:ほちけん)の部長として皆を牽引する重責を担いつつもさらに精進を重ね、自分の芸に磨き続けてきました。コロナ禍で部員数が一時的に激減しましたが、早瀬さんらの活躍もあり、今年度は有望な新入部員も多く獲得できたので、ほちけんの今後にますます期待が膨らみます。
なお、決勝ステージの動画は、2月23日までこちらでご覧いただけます。

 

 

奥野紗世子さんのインタビューが『讀賣新聞』に掲載されました

 

「逃げ水は街の血潮」で第124回文學界新人賞を受賞し、新作「享年十九」が『文学界』11月号に掲載されました奥野紗世子さんのインタビューが、

『讀賣新聞』 >エンタメ・文化 >文芸・小説:本よみうり堂に掲載されています。

詳細は、以下のリンクをご覧ください。

 

https://www.yomiuri.co.jp/culture/book/interviews/20231204-OYT1T50058/

研究会「東京と小説を考える―東京小説家・山﨑修平氏を囲んで」が開催されます【2023年12月16日(土)】

法政大学江戸東京研究センター開催の「表象文化と近未来デザイン」プロジェクト研究会において、大学院日本文学専攻博士課程在籍中の山﨑修平さんが講演されます。市ヶ谷キャンパスにて開催されますので、ぜひご参加ください。

詳細は、以下のリンクをご覧ください。

研究会「東京と小説を考える-東京小説家・山﨑修平氏を囲んで」を開催します【2023年12月16日 (土)】|江戸東京研究センター (hosei.ac.jp)

 

2023年度国文学会大会が開催されました

9月23日(土)13:00より、ボアソナードタワー26階スカイホールにて、2023年度国文学会大会が開催されました。

昨年度と同様、対面とZOOMを併用した「ハイブリッド型」での実施となりました。

勝又浩会長による開会の挨拶から始まり、勝又会長は「時代が変化しているなかで、現代の国文学会をどうしていくのか、学会は同窓会でもあるので、何ができるか考えています。」と述べられました。

 

講演は、文芸コースで長年ゼミをご担当され、2022年度にご退職されました、根本昌夫先生により「文芸創作コースの先生」という題目で行われました。

講演では、18年間に渡るゼミ指導で取り組んでこられた「小説の読み方」が「小説の書き方」へと繋がること、また現代社会・人生との繋がりについてお話しいただきました。

 

最初の研究発表は、博士後期課程2年の張殷瑜さんによる「『琉大文学』における戦後沖縄文学について――第一期の評論を中心に――」が行われました。

発表では、『琉大文学』第一期の評論を取り上げ、そのなかに見られる、戦後の沖縄における文芸創作と批評の関係について、そして、文学を通じた主体性の確立と戦後沖縄の現実社会との結びつきについての考察がなされました。

 

次の研究発表は、博士後期課程2年の小林福実さんによる「浪曲「新宿お七」――寺山修司と安保闘争――」が行われました。

発表では、寺山修司「浪曲 新宿お七」の時代背景を中心に読み解きつつ、当時の安保闘争をめぐる社会に対する寺山の問いかけについて、考察がなされました。

 

総会では、2022年度の会務・会計報告と今年度の会務・予算案が審議、承認されました。

総会後には、会場内にて茶話会が催され、会員の方々、教員や院生の皆さまにお集まりいだだき、盛会のうちに終了しました。

『日本文学科共同研究室』からのお知らせ

80年館8階日本文学科共同研究室からのお知らせです。

日本文学科共同研究室には、日文生が自由に閲覧・利用することのできる古典・近現代の各種文学全集、辞典など研究資料が揃えられています。それらの資料は、開室時間内には室内にて座って閲覧、必要に応じてコピーすることができます。(コピーは研究室内の資料の複写のみ利用可。コピーカードは各自で用意してください)

また、日文生のみが利用出来る「国立劇場キャンパスメンバーズ」対象の、歌舞伎・能楽・文楽・落語などの公演やイベントの更新情報が確認出来ます。キャンパスメンバーズの対象公演は、会員限定価格でご覧いただけます。詳細は、共同研究室前に掲示されているチラシ、研究室内の黄色いファイルをご参照ください。

そして、日本文学科共同研究室入口右横の掲示板には、全国の文学館からの企画・作家展・シンポジウムや、様々な文芸作品募集のチラシ・ポスター等が掲示してあります。

日本文学関係の様々な情報を発信していますので、ぜひ日本文学科共同研究室にお越しください。

《本年度の開室時間》              

 月・火・水              13:00~18:00     

     木     10:00~17:00

     金              10:00~18:00              

 

 

『法政文芸』 第19号が刊行されました

『法政文芸』第19号「特集・文学に宿る旅路」が刊行されました。目次は下記の通りです。

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巻頭詩 国会議事堂前 四元康祐

巻頭エッセイ ある編集者の記憶 山口和人

【創作】

《小説》

うじ虫 ソンウヨン

泥中をゆく夢 武田花音

夕焼けだんだん 戸邉拓実

2018年のガールズエイジ 成生羽

汞製の子どもたち 古川日向子

【特集】文学に宿る旅路

《インタビュー》

旅の変遷と文学で描く土地の風景 今尾恵介

《エッセイ》

私の「鹿児島感傷旅行」 岡本敬子

私たちの「一回きり」 角田光代

その一歩が旅となり、自由を理解する 小林希

エピソードではなく旅そのものをどう書くか問題 宮田珠己

《特集企画》

鎌倉文学旅行レビュー

《学生レビュー》

執筆者紹介・編集後記

表紙・絵+ロゴ作成 司修

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なお、『法政文芸』第20号は、2024年度内の刊行を予定しております。

『法政文芸』編集委員会 公式アカウントも是非ご覧ください。

 

『日本文學誌要』 第108号が刊行されました

『日本文學誌要』 (法政大学国文学会) 第108号が刊行されました。

目次は下記の通りです。

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《論文》

「子別れ」論――熊さん八つぁんたちのキャリアデザイン―― 中丸宣明

『伊勢物語』「また逢坂の関は越えなむ」は男の意志か 大野豊彦

石川淳「いすかのはし」論――〈食いちがい〉からの展開―― 関口雄士

フィクションから見える管野須賀子表象――瀬戸内晴美『遠い声』を中心に―― 稲本貴美子

《論文題目》

大学院人文科学研究科日本文学専攻 博士論文・修士論文 題目一覧 二○二二年度

文学部日本文学科 卒業論文題目一覧 二○二二年度

通信教育部文学部日本文学科 卒業論文題目一覧 二○二二年度

《法政大学国文学会会則》

《法政大学国文学会教員のつどい申し合わせ》

《『日本文學誌要』投稿要領》

《編集後記》

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なお、『日本文學誌要』第109号は、2024年3月の刊行を予定しております。

 

井口可奈さんが第11回現代短歌社賞を受賞!

日本文学科卒業生の井口可奈さんが、第11回現代短歌社賞を受賞しました。おめでとうございます。

本賞は、まだ個人歌集を出版したことがない若手の第一歌集上梓を後押しすべく、現代短歌社が2013年に創設したものです。受賞作は出版されることになっていますので、近いうちに皆さまも井口さんの歌集を手に取ってお楽しみ頂けるものと思います。その時はまたこちらのHPにてお知らせ致します。

なお、11月16日に発売予定の「現代短歌」1月号には、選考座談会が掲載されるとのことです。

 

奥野紗世子さんの新作が『文學界』に

「逃げ水は街の血潮」で第124回文學界新人賞を受賞し、その後も精力的に作品を世に送り続けている奥野紗世子さん(法政大学大学院)の新作「享年十九」が、『文學界』11月号に掲載されます。明後日(10月6日)発売とのことですので、秋の夜長のお供に是非どうぞ。

 

新刊書籍の紹介

詩人・文芸評論家として活躍している山﨑修平さん(大学院博士課程)から新刊のお知らせが届きました。『吉田健一に就て』(国書刊行会)では、文芸評論家・翻訳家・小説家・英文学研究者として活躍した吉田健一の偏食と洒脱な「食」についての論考を寄稿し、国語教員向け指導書『探求文学国語』(桐原書店)では、萩原朔太郎、宮沢賢治、中原中也、吉原幸子、穂村弘らの作品解読について担当したとのこと。後者は学校専売品なのでなかなか目にする機会はないかもしれませんが、前者は市販書籍なのでどなたでも入手可能です。