『法政文芸』第16号が刊行されました。
日本文学科1~4年生、大学院日本文学専攻の院生には、新年度授業時に配布予定となっております。
火曜日, 15 4月 2025 - 17:51 |
2017年3月に退職なさった黒田真美子先生(日本文学科元教授)が翻訳した『聊斎志異』が、光文社古典新訳文庫より出版されました。本書には、科挙に落第しつづけた落ちこぼれの蒲松齢が十七世紀末(清代)に記した怪異小説の中から、選りすぐりの43編が収録されています。仙女や幽霊といった人ならざるものと人間との不思議な交わりを描いた、中国怪異小説の金字塔とも言える『聊斎志異』を、この春休みに読んでみてはいかがでしょうか。目次は以下の通りです。
〈怪〉の巻
1 瞳人語/2 画壁/3 偸桃/4 野狗/5 夜叉国/6 小猟犬/7 酒虫/8 周克昌/9 阿英/10 促織
〈妖〉の巻
1 王成/2 画皮/3 嬰寧/4 双灯/5 醜狐/6 阿繊/7 黄英
〈恋〉の巻
1 連城/2 封三娘/3 緑衣女/4 瑞雲/5 白秋練/6 香玉
〈夢〉の巻
1 鳳陽士人/2 続黄梁/3 蓮花公主/4 江城/5 夢狼/6 竹青
〈仙〉の巻
1 労山道士/2 西湖主/3 蕙芳/4 青娥/5 雲蘿公主/6 丐仙
〈幽〉の巻
1 王六郎/2 陸判/3 聶小倩/4 連瑣/5 李司鑑/6 伍秋月/7 小謝/8 席方平
「リベラルアーツ検定クイズ」のホームページで、尾谷昌則教授の連載「若者ことば 辞書は読み物、日本語は生き物」が始まりました。連載は3月末まで(計6回)の予定です。日本語や若者ことばに興味のある方は、ぜひご覧ください。
日本文学専攻博士論文中間報告会を下記の通り実施いたします。
博士後期課程在籍者が研究の中間報告を行う場です。
修士課程・研修生も、万障繰り合わせて参加し、質疑応答に加わってください。
▼日時および形式▼
日時:2021年1月20日(水) 13時~
形式:Zoomにて実施。古典・近現代と分けて行います
(タイムテーブルおよびZoomのURLは発表2週間前を目途に全体告知メールをお送りいたしますので、必ずご確認ください)
▼博士後期課程在籍者(発表者)への連絡▼
発表者は以下のとおり準備してください。
・発表時間は10分です。
・(A)論文・学会発表の成果、(B)具体的な研究内容、(C)今後の研究方針
上記3点を要領よくまとめて発表してください。
・質疑応答時間は10分です。
・発表資料はA4サイズ2枚をPDFファイル1つにまとめてください。
・発表資料は1月13日(水)17時までに、Eメールにて日本文学科共同研究室に送ってください。
【注】締切は厳守です。また、提出後の発表資料差し替えは認めません。
『日本文學誌要』第102号が刊行されました。
目次は以下のとおりです。
*
〈論 文〉
若者言葉「うける」の新用法と主体化(尾谷 昌則)
〈卒業論文〉
李白詩における呼称表現について(呉 優美子)
式亭三馬『忠臣蔵偏痴気論』成立についての考察(増原 奈摘)
漢文戯作『昔昔春秋』における「おかしさ」(髙島 有紗)
〈学校教育の現場から〉
変革の国語教育における古典の再評価(西田 真悟)
〈論文題目〉
大学院人文科学研究科日本文学専攻 博士論文・修士論文題目一覧 二〇一九年度
文学部日本文学科 卒業論文題目一覧 二〇一九年度
通信教育部文学部日本文学科 卒業論文題目一覧 二〇一九年度
【前号の記載事項、訂正】
〈法政大学国文学会会則〉
〈投稿要項〉
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『法政文芸』第16号は2021年1月、『日本文學誌要』第103号は2021年3月24日刊行を目指し、編集作業をすすめております。
刊行時には本サイトにて告知させていただきますので、適宜ご参照いただけますようお願い申し上げます。
今回歴程新鋭賞を受賞したのは、第一詩集『ロックンロールは死んだらしいよ』(思潮社、2016年)が第22回中原中也賞最終候補作となった、気鋭の詩人である山﨑修平氏の第二詩集『ダンスする食う寝る』(思潮社、2020年)です。
歴程は1935年に草野心平や中原中也らによって創刊された詩誌で、戦後も有力な文学者たちが多数参加してきました。
その歴程が主催する歴程新鋭賞を受けたことは、山﨑修平氏が瑞々しい個性と先鋭な手法をもつ詩人として高く評価されたということであり、これからますますの活躍が期待されます。
・受賞者 山﨑修平(人文科学研究科 日本文学専攻・修士2年)
・受賞名 第31回歴程新鋭賞
・受賞詩集名 『ダンスする食う寝る』
第124回文學界新人賞を受賞した奥野紗世子さん(
大学院人文科学研究科日本文学専攻修士課程に在籍中の山﨑修平さんが、第2詩集『ダンスする食う寝る』を思潮社より上梓されました。
第22回中原中也賞最終候補作となった第1詩集『ロックンロールは死んだらしいよ』(思潮社、2016年)以来4年ぶりとなる第2詩集で、刊行間もないころから各種書評などでも取り上げられている話題作です。造本にもたいへん凝っており、ぜひ実際に手に取っていただきたいとおもいます。
山﨑さんは現在、田中和生先生のゼミナールで詩の研究をおこなっており、今後ますますのご活躍が期待されます。
以下、書影と思潮社による紹介文でございます。
「見開け/俺は少し怖い、俺は少しワクワクしている、俺は少し知りたい/生きているのに生きながら勝手に死に続けるな」(「旗手」)。不穏な生のありようを肯定し、闇からひかりへ、破れ目を恐れず言葉を放ってゆく。4年ぶり、渾身の第2詩集。装幀=中島浩
思潮社ホームページ(こちらから購入可能です)
http://www.shichosha.co.jp/newrelease/item_2541.html
追記
上記詩集が第31回歴程新鋭賞を受賞しました。おめでとうございます。
(下記URLは法政大学HPの記事です)
https://www.hosei.ac.jp/info/article-20201028134646/
もうすぐ秋学期授業が開始となります。これに際して、大学院日本文学専攻主任・中沢けい先生より、大学院生の皆さんに向けたメッセージ動画を頂きましたので、こちらに掲載します。