『國語と國文學』令和八年七月特集号が刊行されました

学術専門誌『國語と國文學』令和八年七月特集号(東京大学国語国文学会編)が、6月12日に筑摩書房から刊行されました。
同誌は、1924年に創刊され、2024年5月に創刊100号を迎えた日本で最も伝統ある国語学・国文学の雑誌です。
今号の特集 明治文学研究の新展開 では、中丸宣明先生(元本学教授)により「岡田常三郎の出版活動――続・草双紙のゆくえ――」が寄稿されています。また、現在日本文学科で授業を担当されている、出口智之先生(法政大学兼任講師)により「明治期『読売新聞』の挿絵改革――斎藤緑雨「門三味線」と硯友社の諸作を中心に――」、多田蔵人先生(法政大学兼任講師)により「奥行きのない「私」の登場――谷崎潤一郎『秘密』におけるザッヘル=マゾッホ受容から――」が寄稿されています。
書評では、梅澤亜由美先生(法政大学兼任講師・国文学会会員)により、山田夏樹先生(法政大学兼任講師・国文学会会員)の著書『〈私〉の拡大と物語の現在 戦後日本の近現代文学、サブカルチャー』が、紹介されています。

以下、学術専門誌情報と目次は、出版社サイトからの内容の転載でございます。

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【書誌情報】

発行:筑摩書房
発行日:2026年6月12日
定価:3,080円(税込)                         JAN:491-2-038-19076-8
頁数:160ページ 

【目次】

美術としての小説――「東京日日新聞」の紙面から――山田俊治
ホモ・エコノミクスの寓話――「経済小説」について――山本 良
自作する思軒――「印度太子舎摩の物語」と自叙体小説の定義――馬場美佳
明治二十三年の〈人種・植民地・奴隷制〉小説――クライスト作・森鴎外訳『悪因縁』――大塚美保
明治期『読売新聞』の挿絵改革――斎藤緑雨「門三味線」と硯友社の諸作を中心に――出口智之
岡田常三郎の出版活動――続・草双紙のゆくえ――中丸宣明
踊る「猫」と地蔵菩薩 ――泉鏡花「悪獣篇」を繙く――西川貴子
『高野聖』初版の頃――鏡花とツルゲーネフの周辺――鈴木啓子
奥行きのない「私」の登場――谷崎潤一郎『秘密』におけるザッヘル=マゾッホ受容から――多田蔵人
書評・山田夏樹著『〈私〉の拡大と物語の現在 戦後日本の近現代文学、サブカルチャー』――梅澤亜由美
ことばの風景19・言葉の中の王国――金沢英之
国語と国文学 総目次
新刊書情報

尾谷昌則著『その言葉の本当の思惑を見抜く言語学』が刊行されました

尾谷昌則先生(日本文学科教授)の著書『その言葉の本当の思惑を見抜く言語学』が、2026年5月28日にサンマーク出版より刊行されました。

同書は、普段相手が何気なく口にしている言葉の裏に潜む思惑を読むというコンセプトではありますが、心理学の本ではなく、言語学の一般理論を前面に出しているところが特徴です。具体的には、人の会話が滞りなく運ぶ背後にどのような原理・原則があるのかを考えたポール・グライスが提唱した「協調の原理」および「会話の原則」と、 コミュニケーション上の摩擦を最小限にするために我々が無意識のうちに言葉でどのように相手との距離感を調節しているのかを考えたブラウンとレヴィンソンが提唱した「ポライトネス理論」が二本柱になっています。

これらの理論は、尾谷先生が実際に一年次の入門科目「日本言語学概論B」でも紹介されているもので(およそ講義4回分に相当)、それを一般向けに、具体例を増やして平易かつ愉快に解説したものだそうです。卒業生の皆さんにとっては、懐かしい講義風景が思い出されるかもしれません。ぜひお手にとってご覧ください。

以下、書誌情報と目次は、出版社サイトからの転載でございます。

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【書誌情報】
発行:サンマーク出版
発行日:2026年5月28日
定価;1,980円(税込)
頁数:336ページ
ISBN: 978‐4763143075

【目次】
序章 言葉の裏を読むための言語学
第1章 知らぬ間に言葉遣いを決めている大原則
第2章 協調の原理 会話を成立させる4つの原則
第3章 ポライトネス 距離を決める丁寧さの原理
終章 世界の見方を明らかにする言語学

新入生歓迎会を開催しました

新入生歓迎会が、4月18日(土)にカフェテリア つどひにて行われました。
学生委員会、日本文学科教員が、130名以上の新入生を迎えた会は、活気ある賑やかな中で始まりました。学科主任 王安先生の挨拶から始まり、学生委員長へ司会・進行がバトンタッチされ、まずは「大学での国語力」クラスごとに各テーブルに分かれて、ゆっくり会食しながら同級生との交流を深めました。先生方からの楽しい自己紹介の後、気になる分野別に各テーブルに分かれ、学生委員・担当教員からの紹介や説明を、真剣に聞いていました。

終了後には、恒例の研究室訪問ツアーが行われました。学生委員が先頭に立って案内し、60名以上の新入生が参加しました。初めて訪れた先生方の個性あふれる研究室や、興味深い資料の説明などに興味津々、時間を忘れて各研究室を順番に訪問し、大学での学びに接する機会となりました。

尾谷昌則先生がNHK(総合)番組に出演されます!

    来週の4月26日(日)午前0:10より、尾谷昌則先生(日本文学科教授)ご出演の番組『モジバカリ』が、NHK(総合)にて放送されます。美容家のIKKOさんをゲストに迎え、その言葉を心理学者、言語学者、脳科学者が分析するという趣旨の番組で、MCはバカリズムさんとMEGUMIさんです。尾谷先生はIKKOさんの「どんだけ~!」という決め台詞(?)に注目して分析されたようです。日文生の皆さん、ぜひご視聴ください。
https://www.web.nhk/tv/pl/series-tep-RJ5G2XZ4N3/ep/7JLGJ4R2ML

新入生歓迎会のお知らせ

新入生のみなさま

4月18日(土)12:45~14:45 富士見ゲート3階 カフェテリア つどひ

にて新入生歓迎会が開催されます。詳細はチラシをご覧ください。自由参加・途中退席OKです。

立食形式でのお食事の後には、学生委員会による日本文学科の研究分野やゼミ紹介も企画されています。

終了後に開催される、先生方の研究室ツアーもお楽しみに!

どうぞお気軽にお越しください。

 

学位授与式が行われました

2025年度学位授与式(卒業式)が、2026年3月24日(火)に日本武道館にて行われました。
終了後、市ヶ谷キャンパスG503にて、日本文学科卒業生への学位記交付式セレモニーが行われました。
まずは、2025年度末にてご退任なさる中丸宣明先生より、卒業生へ向けて、あたたかい贈る言葉が述べられました。
その後、卒業生を代表して、石田卓也さん(加藤ゼミ)より、

 

 

 

 

 法政大学での思い出や感謝などを綴った挨拶がありました。また、文学部同窓会特別奨励賞には、法政大学落語研究会部長を務め、第21回全日本学生落語選手権にて見事優勝を飾った、早瀬太亮さん(中丸ゼミ)が表彰されました。最後に、クラス別に学位記の交付が行われました。

18:00からは、ボアソナードタワー26階のスカイホールにて、日本文学科卒業祝賀会「卒業生を励ます会」が催されました。日本文学科では、新たな門出を迎えた卒業生を励ますために、法政大学国文学会と日本文学科学生委員会が中心となり、「卒業生を励ます会」が伝統的に催されています。先生方の近況報告や、2024年度をもってご退職された坂本勝先生のサプライズ登場、また山口和人先生より、卒業生へ向けて、力強いエールが贈られました。恒例の学生委員会によるビンゴゲーム大会や先生方からのサプライズ企画などで和やかな雰囲気の中、最後には、藤村耕治先生の音頭による、恒例の肩を組んで校歌の大合唱!会は盛況のうちに終了しました。歓迎会を企画していただきました学生委員会の皆さま、ありがとうございました。

新入生の皆さん、共同研究室をぜひ利用してください

 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
 今日から法政大学文学部日本文学科での学びがスタートしますね。きっと期待に胸を膨らませていることでしょう。しかし、じっと座って講義を聴いているだけでは、「量産型大学生」にしかなれません。自分の好きなことを限られた4年間で徹底的に突き詰め、「自分らしく学ぶ」ためにも、積極的に情報を探しに行きましょう。
 例えば、文学賞を探して応募するのもよいですし、文学フリマに足を運んでみるのもよいでしょう。講義のない空き時間を図書館で好きな本に囲まれて過ごすのもよいでしょう。そして、その選択肢の一つとして、80年館8階にある「日本文学科共同研究室」にもぜひ足を運んでください。いろんな全集を自由に読むことができますし、ドアの横にある掲示板には文学賞や文学館のチラシもいろいろ掲示してありますので、皆さんにとって新しい発見・出会いがあるかもしれません。

 新生活がスタートしたばかりですから、今はまだそんな余裕はないかもしれませんが、ふと空き時間が出来た時に、共同研究室のことも思い出してください。

 

 

尾谷昌則先生のインタビュー記事が『東京新聞』に掲載されました

尾谷昌則先生(日本文学科教授)のインタビュー記事が、2026年3月22日付東京新聞『政治家の話し方専門家分析』に掲載されました。

動画サイトにて、気軽に政治家の演説や記者会見に接することができるようになった昨今、その表情や発言から心理を読み解く、興味深い分析となっております。

詳しくは、以下のリンクをご覧ください。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/476461

 

『日本文學誌要』 第113号が刊行されました

『日本文學誌要』 (法政大学国文学会) 第113号が刊行されました。

2025年度をもってご退職される、中丸宣明先生の最後の講演、そして中丸先生との思い出が掲載されております。

目次は下記の通りです。

*――――――――――*

《講演》

私のささやかな研究史 中丸宣明

《思い出》

中丸先生の頭の中 遠藤星希

中丸霊異記 加藤昌嘉

つき合いのいい中丸さん 小林ふみ子

中丸さんの花柄 田中和生

のどかな中丸先生と 中沢けい

前略 中丸宣明 様 藤村耕治

思い出すことなどを、大体のところ、年代順に。秋山康文

先生と私 五十嵐基

「寄り道」する先生 須藤利一 

中丸宣明先生について私が知っている二、三の事柄 小林福実

中丸先生との思い出 宮本しえり

中丸ゼミの思い出 梅山玄

《卒業論文》

『万葉集』の一三三番歌と四八六番歌は類歌になるか――中島由香子

《学校教育の現場から》

「教員のつどい」に対する意見・感想 岡崎 孝輝

《新刊紹介》

 坂本勝 著『古事記論考―野生と文明の古代―』

《法政大学国文学会彙報 二〇二五年度》

《法政大学国文学会会則》

《法政大学国文学会教員のつどい申し合わせ》

《『日本文學誌要』投稿要項》

《編集後記》

*――――――――――*

なお、『日本文學誌要』第114号は、2026年9月の刊行を予定しております。