法政大学国文学会2022年大会のお知らせ

2022年度の法政大学国文学会大会を以下の要領で開催します。

◆日 時: 2022年9月24日(土) 13時30分より

◆会 場: 法政大学 ボアソナードタワー26階 スカイホール

◆参加費: 無料

※ 対面参加、オンライン(ZOOM)参加、いずれも可能です。
※ どちらの参加形態をご希望の場合も、事前に参加申し込みフォームよりお申し込みください。

◆プログラム

【開会】(13:30)

【会長挨拶】(13:30~)    勝又 浩(法政大学国文学会会長・
                         法政大学 名誉教授)

【研究発表1】(13:40~)

 「桜の森の満開の下」を読む
    ――明治期以降の日本文学における桜表象の変遷――

     児島 誠(法政大学大学院 博士後期課程)

【研究発表2】(14:20~)

  能〈賀茂〉の構想と間狂言
     富山 隆広(法政大学大学院 博士後期課程)

【休憩】(15:00~)

【講演】(15:20~)

 琉球文学の先端的研究
     間宮 厚司(法政大学教授・法政大学沖縄文化研究所兼担所員)
     福 寛美(法政大学兼任講師・法政大学沖縄文化研究所兼任所員)
     ヤナ・ウルバノヴァー(法政大学兼任講師・
                 法政大学沖縄文化研究所国内研究員)

【総会】(16:10~) 会務報告・会計報告・役員改選・その他

【閉会】(16:40)

(【懇親会】(17:00~))

※ 懇親会は、コロナウイルスの感染状況によっては中止します。実施の決定については「日本文学科オリジナルサイト」で後日発表予定。


法政大学国文学会大会 参加申し込み用フォームURL

 https://qr.paps.jp/7e1LZ



山﨑修平さんの詩集が舞台化!

第31回歴程新鋭賞受賞を受賞した山﨑修平さんの詩集『ダンスする食う寝る』が舞台化されることになりました。以下の3公演が予定されています。

7月9日(土) 開演19時
7月10日(日) 開演15時  開演19時

於 サブテレニアンhttps://subterranean.jp/access 

一般2,500円、学生2,000円、通し券6,500円

 詩:      山﨑 修平

出演・振付:  遊舞舎 優子 慶子

音楽:     松永 悠太郎

ご予約フォーム(添付QRコード)https://qr.paps.jp/y2Qet6

もしくは以下のアドレス

yubusha.butoh@gmail.com

に、①お名前 ②ご連絡先 ③ご予約公演をご記載の上お送り下さい。


『法政文芸』第17号が刊行されました

 

『法政文芸』第17号が刊行されました。
今号は創刊以来初の「創作特集号」となっており、卒業制作に加え、現在多方面で活躍している法政大学の在学生・卒業生・修了生の作品が掲載されております。
ぜひご覧ください。

目次は以下の通りです。


【目次】

〈巻頭表現〉
peeling(櫻井 朋子)

〈巻頭エッセイ〉
東京という定型詩(山﨑 修平)

〈創作〉

小説

浮遊する父(作山 有希)

ジューン・プライド(江口 桃子)

僕らはよそ者(小島 周)

ルダスの悪い癖(山口 理沙)

閃光(清水 惠菜)

夜明け前の棋士(醍醐 信太朗)

海をめざして(中沼 健介)

玉手箱(岡本 啓吾)

〈新鋭短篇競作〉

小説

義祖父(植木 智)

忍者になって巻物を取りに行きたい(くぼ田 あずさ)

濡れ手に粟/ご勇退(井口 可奈)

エッセイ

缶ビールと駅弁(長谷川 萌)

創作者と向き合う非創作者の矜持(石井 龍)

星かげさやかに(結城 紫雄)


〈執筆者紹介〉
〈編集後記〉

   ※

日本文学科の学生および大学院日本文学専攻の院生には新年度に配布予定となっております。

なお、『法政文芸』第18号は2022年度内の刊行を予定しております。
刊行時には本サイトにて告知いたしますので、適宜ご覧いただけますようお願い申し上げます。


『日本文學誌要』第105号が刊行されました

 

『日本文學誌要』第105号が刊行されました。
目次は以下の通りです。


【目  次】

 

〈講  演〉
谷崎潤一郎 映画を夢む

――恍惚/越境のテクスト―― (佐藤 未央子)

 

〈論  文〉
一九二〇年代におけるシュルレアリスムの受容

――西脇順三郎と瀧口修造の作品を中心に―― (山﨑 修平)

 

昭和10年代の娯楽小説における〈地下〉表象

――『新青年』作家を中心に―― (杉本 裕樹)

 

荻野アンナ『背負い水』における人物造形と〈現在性〉 (小林 福実)

 

〈卒業論文〉
『源氏物語』明石母子の上京構想

――澪標巻から薄雲巻にかけての変遷―― (宮田 一誠)

 

〈書  評〉
天野紀代子著『賀茂保憲女 紫式部の先達』 (原 槇子)


〈法政大学国文学会彙報 二〇二一年度〉

〈法政大学国文学会学則〉

〈投稿要項〉

 

   ※

 

日本文学科の学生および大学院日本文学専攻の院生には新年度に配布予定となっております。

なお、『日本文學誌要』第106号は2022年9月の刊行を予定しております。
刊行時には本サイトにて告知いたしますので、適宜ご覧いただけますようお願い申し上げます。


『物語を紡ぐ女たち 自然主義小説の生成』(中丸宣明著、翰林書房)が刊行されました

 

中丸宣明教授の著書『物語を紡ぐ女たち 自然主義小説の生成』(翰林書房)が刊行されました。

二部に分けてそれぞれで二十世紀初頭の自然主義文学として田山花袋・島崎藤村・徳田秋聲の文学が論じられていますが、各部の序章で先生のご専門である十九世紀文学との回路を開くことからはじめることによって、日本文学における自然主義文学の形成に新たな見方をしめす論考になっております。

ぜひ、お手にとってご覧ください。

以下、書誌情報と目次でございます。

   ※

【書誌情報】
発行:翰林書房
発行日:2022年2月20日
定価:3740円
頁数:336
ISBN:978-4-87737-463-1


【目次】

凡例

【第一部】

序 章 二十世紀初頭の文学的風景――ポスト立身主義時代の文学
    Ⅰ 「末流文壇」の時代
    Ⅱ 立身出世の夢
    Ⅲ 供犠の文学
    Ⅳ おぞましきものの転位
    Ⅴ 社会小説と家庭小説
    Ⅵ 〈一曲転〉の予感

第一章 花袋の初期――「蒲団」まで
    Ⅰ 故郷喪失
    Ⅱ 文学の鎧
    Ⅲ 抱きつき戦略
    Ⅳ 通俗への融解

第二章 藤村――「破戒」と「春」
    Ⅰ 立身出世主義の果て
    Ⅱ 詩から散文への隘路
    Ⅲ 物語の挫折
    Ⅳ 簒奪される物語
    Ⅴ もう一つの〈理想の春〉

第三章 秋聲の初期――「雲のゆくへ」まで
    Ⅰ 悲惨小説の臨界
    Ⅱ 弱さの位相
    Ⅲ 共同性が夢想されるとき


【第二部】

序 章 「物語」を紡ぐ女たち
    Ⅰ 囚われの男たち
    Ⅱ 「家庭小説」の時代
    Ⅲ 男女をめぐる二つの物語

第一章 花袋――「生」と「妻」
    Ⅰ 明治の「人間喜劇」
    Ⅱ 西洋文学に背を向けて
    Ⅲ 二十世紀のアダムとイブ
    Ⅳ 「新しい女」の物語へ

第二章 藤村――「家」
    Ⅰ 廃棄される物語
    Ⅱ 旧家の物語
    Ⅲ 階下の物語

第三章 秋聲――「足迹」と「黴」と「爛」
    Ⅰ 成長する語り
    Ⅱ 重奏する物語
    Ⅲ 二人称の話法
    Ⅳ 見出された「物語」
    Ⅴ 近代の説話


初出一覧

あとがき

索引 


木島悠翔さんが八王子ShortFilm映画祭の「一般部門」にノミネート

大学院修士課程の木島悠翔さん監督作『LIFE IS STAIRS』が、第9回八王子ShortFilm映画祭にて「一般部門」にノミネートされました。同作品は、12月5日(日)に開催される同映画祭にて上映されます。

  ◆作品: 『LIFE IS STAIRS』

       (脚本・監督・プロデューサー: 木島悠翔)

        予告編はこちらから閲覧できます。

        映画祭公式サイトはこちらです。

  ◆会場: Royal Garden Palace八王子日本閣

  ◆入場: 無料


第65回群像新人評論賞の最終候補作品に選出

 鈴木華織さん(大学院博士後期課程、田中ゼミ)の「〈雑種(ハイブリッド)〉であること―中上健次のクレオール性」が、第65回群像新人評論賞の最終候補作品に選出されました。惜しくも新人賞受賞とはなりませんでしたが、第一次選考、第二次選考を通過し、最終選考にまで残ったことは大変素晴らしいことです。

『群像』(2021年12月号)には、最終選考にまで残った5つの作品について、選考委員であった東浩紀、大澤真幸、山城むつみの3氏による講評も掲載されていますので、興味のある方はぜひご覧ください。

 


『とびらをあける中国文学――日本文化の展望台』刊行されました

 

『とびらをあける中国文学―日本文化の展望台』(新典社)が刊行されました。

同書には遠藤星希先生(日本文学科准教授)が寄稿されています。
遠藤先生の寄稿された章では「天と地がひっくり返っても」というような有り得ない自然現象を用いた表現について、中国の民間歌謡「上邪」と『万葉集』二七八七番歌の比較を皮切りに様々な文献をとおして、中国と日本の「難題」や「天」にたいする文化的差異の一端が述べられています。
その他の章でも様々な中国古典がわかりやすく解説・紹介されており、比較としてあつかわれる題材もマンガや西洋文学までふくめ幅広く、中国の古典作品をとおして見慣れた日本の文化に新たな見方を楽しく与えてくれるような内容になっております。
ぜひ、お手にとってご覧ください。

以下、書誌情報と出版社サイトからの内容の転載、目次でございます。

   ※

【書誌情報】

発行:新典社
発行日:2021年9月28日
定価:2530円
頁数:308
ISBN:978-4-7879-6853-1

【内容】
私たちの日常の中に隠れた、知的冒険へのとびら。故事成語や伝統文化、水滸伝、金瓶梅―日本と中国の今と昔を行き来しながら、古典を鍵としてそのとびらをあける。そこから見える新たな世界とは。

【目次】

はじめに(高芝 麻子)

第一章 言葉の来た道―心頭を滅却すれば火もまた涼し―(高芝 麻子)
    はじめに
    一、甲斐恵林寺でのできごと
    二、現代のイメージが生まれるまで
    三、言葉の歴史を遡る
    四、快川和尚の時代
    おわりに

第二章 日中の古典作品に見える有り得ない自然現象とその意味するもの(遠藤 星希)
    はじめに
    一、不能条件としての有り得ない自然現象
    二、難題説話の位置づけ
    三、天の介入
    四、天と天子と人民
    五、天を感動させるのも実力のうち
    六、中国の「天皇」と日本の天皇

第三章 中日井戸異聞―文学に描かれる井戸描写を中心に―(山崎 藍)
    はじめに
    一、経典の井戸
    二、井戸神の存在
    三、閉ざされた井戸
    四、様々な場所へと繋がる井戸
    五、井戸を詠った詩歌―唐代以前―
    六、井戸を詠った詩歌―唐詩を中心に―
    おわりに 日本における井戸

第四章 『金瓶梅』宋恵蓮故事を読む(田中 智行)
    はじめに
    一、くりかえされる物語
    二、たかが呼び方、されど呼び方
    三、宋恵蓮の最期

第五章 『水滸伝』から考える明清時代のエンタメ小説:白話小説(馬場 昭佳)
    はじめに 「文学」とは何だろう
    一、明代後期という時代
    二、白話小説の特徴:現代の娯楽環境との類似
    三、『水滸伝』:白話小説の先駆者
    四、現代との違い:著作権のない出版環境
    おわりに なぜ古典文学を研究するのか

あとがき(遠藤 星希)


2021年度法政大学国文学会大会を開催いたしました

 

 

2021年度法政大学国文学会大会が9月25日(土)に開催されました。
2020年度の大会はCovid-19の影響で中止となったため2年ぶりの開催となりましたが、状況を鑑みてZoomを利用したオンライン上での大会という初の試みとなりました。

プログラムは以下の通りです。

 

【会長挨拶】

【村山龍先生 追悼】

【研究発表1】
昭和初期におけるシュルレアリスムの受容―西脇順三郎と瀧口修造の作品を中心に

山﨑 修平(法政大学大学院 博士後期課程)

【研究発表2】
昭和戦前期の娯楽小説における〈地下〉表象―『新青年』作家を中心に

杉本 裕樹(法政大学大学院 博士後期課程)

【新任教員紹介】

【講演】
谷崎潤一郎 映画を夢む―恍惚/越境のテクスト

佐藤 未央子(法政大学 助教)

【総会】

【懇親会】

 

勝又浩会長より開催のご挨拶をいただいたあと、昨年4月に急逝された村山龍先生の追悼をおこないました。
まずは全員で黙祷をささげ、藤村耕治先生と佐藤未央子先生に思い出をお話しいただき村山先生を偲びました。

今年度は研究発表が2本おこなわれました。最初の研究発表は博士後期課程1年の山﨑修平さんによる「昭和初期におけるシュルレアリスムの受容―西脇順三郎と瀧口修造の作品を中心に」で、昭和初期の日本におけるシュルレアリスムの「輸入」と展開について、その最初期の紹介者としての西脇順三郎と実践的な理解者としての瀧口修造の詩を比較することによって考察がなされました。

2本目の研究発表は博士後期課程2年の杉本裕樹さんによる「昭和戦前期の娯楽小説における〈地下〉表象―『新青年』作家を中心に」で、昭和戦前期に『新青年』を中心とした娯楽雑誌に掲載された作品のなかの〈地下〉表象を分析することで、科学的発達にともなう地下空間の拡大と沈潜志向をふくめた〈地下の思想〉について考察がなされました。

新任教員紹介では、昨年度ご紹介できなかった王安先生と、本年度着任された佐藤未央子先生にご挨拶をいただきました。

講演では佐藤未央子先生に「谷崎潤一郎 映画を夢む――恍惚/越境のテクスト」という題目で、谷崎潤一郎と映画のかかわりについて豊富な映画資料をもとにしながらご紹介いただき、さらにそれが谷崎潤一郎の文学作品にもたらした影響についてお話しいただきました。

総会では2年分の会務・会計報告と今年度の会務・会計案とともに、国文学会会則第6条の改定と『日本文學誌要』掲載論文のインターネット公開について承認をえました(会則改定につきましては『日本文學誌要』次号(105号)より反映させていただきますので、会員のかたはご確認ください)。

総会後にはそのまま懇親会がおこなわれ、盛会のうちに終了いたしました。

日本文学科共同研究室助手・国文学会事務局
関口 雄士