2017年度 博士後期課程中間報告会のお知らせ

日本文学専攻博士論文中間報告会を、下記のとおり実施します。
博士後期課程在籍者が、研究の中間報告を行う場です。
その他の学生も、万障繰り合わせて参加し、質疑応答に加わって下さい。

日時:2017年12月6日(水)13時30分~
場所:大学院棟202教室

▼博士後期課程在籍者への連絡▼
発表者は以下の要領で準備をして下さい。
◎発表時間は、10分です。研究内容を要領よくまとめて下さい。
◎(A)論文・学会発表等の成果、(B)具体的な研究内容、(C)今後の研究方向を、要領よくまとめて発表して下さい。質疑応答時間は、10分です。
◎発表プリントを準備して下さい。A3、1 枚分(裏面は使用不可)。
◎発表プリントは11月27日午後5時までに、80年館8階「日本文学科共同研究室」(816)に提出してください。
※休学中の学生、および博士論文提出者は、発表の義務はありません。

問合せ先:日本文学科共同研究室 藤井


『韋應物詩論――「悼亡詩」を中心として――』(黒田真美子著、汲古書院)が刊行されました

 本書黒田真美子先生が日本文学科を御定年で退職される直前に上梓された研究書です。韋応物(735?~790?)は唐代中期の詩人であり、山水の自然をうたった詩人として王維・孟浩然・柳宗元とともに「王孟韋柳」と並称されました。
 本書の副題にいう「悼亡詩」とは、詩人が亡くなった妻を悼んで詠んだ詩のことです。韋応物は妻の元蘋が亡くなった後、十年近くの歳月をかけて、三十首を超える悼亡詩を作りました。悼亡詩といえば、西晋の潘岳や南北朝時代の江淹の作も知られていますが(潘岳は三首、江淹は十首現存)、韋応物の悼亡詩は従来のそれと比して圧倒的な分量を誇っています。また、唐代に入ると悼亡詩は作られなくなりますが(あるいは作られていたのかもしれませんが、少なくとも初唐・盛唐期の作は現存していません)、中唐期に至って韋応物の作が突如出現したことも目を引きます。黒田先生はこれらの事実に着目し、「質量豊かな「韋悼」(※執筆者注:韋応物の悼亡詩の略称)がなぜ出現し得たのか、いかなる特質や意味を有するかを考察し、その上で韋応物詩の枢要と看做される自然詩との関わりを審究する」(本書「序」より)ことを目指されました。その積年の研究を集大成したものが本書です。
 韋応物の詩に描かれる自然を論じた従来の研究は、多くが「景」を考察して「景情融合」を結論とするものでした。それに対して、黒田先生は「情」を描いた悼亡詩に重点を置いて考察することで、新しい視座から「景情融合」の様相を明らかにしています。その手法は、悼亡詩の一首一首を丁寧に読みこみ、語の来歴や用例を丹念に調査すると同時に、詩人の事跡との関わりや従来の悼亡詩との違いにも目を配る、いわば全方位的なものです。特筆すべきは、伝統的な手法に則りながらも、韋応物の悼亡詩をそれぞれ独立した文学テクストとして分析し、鑑賞する視点をも失っていない点でしょう。そのため、本書を読めば、新しい学術的発見の現場に立ち会えた喜びのみならず、中国古典詩の面白さに触れられた快楽をも感じることができます。
 韋応物に関する研究論文そのものは国内外でそれなりに発表されていますが、書名に「韋応物」の名を含み、真正面から韋応物を論じた専門的な研究書は、日本国内のみならず、中国でもまだ出版されていません。その意味でも、本書は不朽の価値を持っています。皆さま、ぜひ御一読ください。
(日本文学科 専任講師 遠藤星希)


国立劇場キャンパスメンバーズ 公演のご案内(10-11月)

国立劇場・国立演芸場・国立能楽堂の、10月か11月の公演をお知らせします。

下記以外にも国立劇場では様々な公演が行われていますので、こちらのPDFファイルをご覧いただくか、80年館8階日文共同研究室前にあるチラシ、国立劇場ウェブサイトでご確認ください。

【キャンパスメンバーズ 会員限定レクチャー】

坂先出羽守/沓掛時次郎

▼11月11日(土)、11月25日(土)

10:45-11:30

▼講師:神山彰氏(明治大学教授・演劇学専攻)

▼料金:無料

(ご参加の方には国立劇場特製グッズと、11月歌舞伎公演プログラムをプレゼント)

▼申し込み方法:下記の事項を記載の上、メールにてお申し込みください。

◇件名:キャンパスメンバーズ11月レクチャー申し込み

◇本文:①氏名 ②学校・学部名 ③参加希望日

◇送り先アドレス:eigyo-nt@ntj.jac.go.jp

▼申し込み締め切り

11月11日の回:11月2日(木)締め切り

11月25日の回:11月17日(金)締め切り

※詳細はこちらのPDFファイルでご確認ください。

【国立劇場】

▼10月3日-10月27日 12:30~

13日・20日 16:00~

10月歌舞伎公演 通し狂言「霊験亀山鉾」

 

▼10月21日 13:00~

10月邦楽公演 「文楽素浄瑠璃の会」

 

▼11月3日-11月26日 12:00~

10日・17日 16:00~

11月歌舞伎公演 「坂崎出羽守」「沓掛時次郎」

 

▼11月11日 14:00~

11月雅楽公演 「管絃 青海波を聴く」

▼11月23日 13:00~/16:00~

11月舞踊公演 「舞の会―京阪の座敷舞―」

 

【国立能楽堂】

▼10月20日 18:30~

10月定例公演 狂言「御茶の水」松本薫(大蔵流)、能「枕慈童」中村邦生(喜多流)

 

▼11月1日 13:00~

11月定例公演 狂言「鈍根草」野村万禄(和泉流)、能「実盛」武田孝史(宝生流)

 

▼11月17日 18:30~

11月定例公演 狂言「水汲」深田博治(和泉流)、能「養老 薬水」櫻間右陣(金春流)

 

※発売中のチケットについては、既に売り切れている場合もありますことをご容赦ください。


第3回教員のつどい定例会開催のお知らせ

2015年度より、法政大学国文学会内で「教員のつどい」が発足しました。
教員のつどいは、法政大学文学部日本文学科および大学院人文科学研究科専攻を卒業し、主に国語教員として様々な地域や校種において勤務している者が、校種や地域の垣根を越えて、情報共有や意見交換をすることを目的としています。
活動としては、会員相互で情報共有と意見交換を行う場として、年に1回定例会を開催し、また参加できなかった会員にもその内容を共有するため、定例会の開催記録や参加者によるアンケート結果をとりまとめ、会員向けに発行しています。その他、メーリングリストの活用なども行っていますが、今年度も定例会の開催が近づいて来ましたので、下記のとおりお知らせします。

■日時:2017年 8月20日(日)14時30分~

■場所:法政大学ボアソナードタワー705教室

【定例会】14時30分〜
☆交流テーマ「定番教材のあつかいについて」(予定)

【交流会】17時00分〜[在学生で参加を希望する人は、下記の窓口教員までお問い合せ下さい]
☆会 費:2,000円(既卒生は、国文学会会費3,000円を別途申し受けます)
※別会場の予定で、交流会のみの参加も可能です。

教職をめざす学部生・大学院生の参加も歓迎します。参加を希望する方は、下記の申し込み先へメールにてご連絡ください。詳細は、PDFの案内もご覧ください。

〈申し込み先〉
法政大学国文学会 教員のつどい: hoseikokubunteacher(アットマーク)yahoo.co.jp

〈問い合せ先〉
教員のつどい 窓口教員 藤村 耕治:fujimura(アットマーク)hosei.ac.jp
田中 和生:ktanaka(アットマーク)hosei.ac.jp

・PDF「2017年度教員のつどい定例会のお知らせ(在学生向け)」
・PDF「2017年度教員のつどい定例会のお知らせ(既卒生向け)」


国立劇場キャンパスメンバーズ 公演のご案内(7‐9月)

国立劇場・国立演芸場・国立能楽堂の、5月から7月の公演をお知らせします。

下記以外にも国立劇場では様々な公演が行われていますので、こちらのPDFファイルご覧いただくか、80年館8階日文共同研究室前にあるチラシ、国立劇場ウェブサイトでご確認ください。

 

【キャンパスメンバーズ会員限定レクチャー】

文楽のひみつ―人形の「かしら」に秘められた伝統の技術を知る―

▼9月16日 13:00~  国立劇場内 伝統芸能情報館3階 レクチャー室

講師:村尾 愉(国立文楽劇場部 企画制作課 文楽技術室技術係長)

料金:無料

申し込み方法:下記の事項を記載の上、メールにてお申し込みください。

件名:キャンパスメンバーズ9月レクチャー申込

本文:氏名、学校・学部名

送り先アドレス:eigyo-nt@ntj.jac.go.jp

申し込み締め切り:9月15日 17:00

問い合わせ:03-3265ー6751

※詳細はこちらのPDFファイルでご確認ください。

 

【国立劇場】

▼7月22日 11:00~/14:00~

7月伝統芸能の魅力 「大人のための雅楽入門/声明入門」

 

▼7月23日 11:00~/14:00~

7月伝統芸能の魅力 「親子で楽しむ日本舞踊/邦楽」

 

▼8月11~12日 11:00~

歌舞伎音楽既成者研修発表会 「音の会」

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▼9月9日 14:00~

9月声明公演 「声明と雅楽 荘厳の調べ」

 

【国立能楽堂】

▼7月19日 18:30~

7月定例公演 狂言「隠笠」 山本泰太郎(大蔵流)

能「山姥」 野村四郎(観世流)

 

※発売中のチケットについては、既に売り切れている場合もありますことをご容赦ください。


2017年度 法政大学国文学会大会 プログラム

2017年度の法政大学国文学会大会プログラムが完成しましたのでお知らせいたします。

会員・卒業生のみなさまのご出席を心よりお待ちしております。また、会員でない方も大歓迎ですので、是非足をお運びください。

(会員外の方の事前申し込みは不要です。)

 

◆日時:2017年7月29日(土)  13時より受付開始

◆会場:法政大学 富士見ゲート棟 5階 G503教室

◆プログラム

開会挨拶(13時半より)

研究発表(13時45分より)

郁男と龍造 ―中上健次作品における〈父性〉の行方-

法政大学大学院 博士後期課程1年 鈴木 華織

講演(14時20分より)

 ノイズとしての二項対立 ―漢詩をもっと自由に読むために―

法政大学 専任講師 遠藤 星希

特別企画 『火山列島の思想』から五十年 ―今、益田勝実を― (15時20分より)

 開会挨拶                法政大学 坂本 勝

 Ⅰ 益田勝実の生涯と仕事

   〈追跡〉年譜と映像で             天野 紀代子

   〈証言〉益田論文の第一読者として        岡田 清子

 Ⅱ 講演再現

   「偽悪の伝統」(『火山列島の思想』所収)をめぐって

   (1990年3-4月、益田勝実、岩波市民セミナー「日本説話文学の展開」より)

 

総会 会務報告・会計報告・役員改選・その他(16時30分より)

 

懇親会 立食パーティー(17時より2時間程度)

※会費 一般:1,000円、学部・院生:無料

会場:富士見ゲート棟 つどい

 

◆研究発表要旨

郁男と龍造―中上健次作品における〈父性〉の行方―

法政大学大学院 博士後期課程1年 鈴木 華織

【発表要旨】

中上健次は、自身を取り巻く私的な環境から数多くの作品を生み出している。それについては、中上の〈盟友〉であった柄谷行人が「ある意味で、中上健次は根っからの私小説作家であった」と評していることからも知りえよう。それら諸作品の舞台となった故郷の被差別地域をモデルとして創りあげた「路地」と複雑な家族・親族関係は、お互いに関係を持ちながら描かれ続けられた。

それゆえ、中上作品は「血の宿命と土地の呪縛」といった切り口から評されることが多いのであるが、その「血の宿命」には父と子、代表作の『枯木灘』に準えると息子・竹原秋幸と実父・浜村龍造の対立が含まれており、エディプス・コンプレックス的な「父殺し」の視点から作品を論じる研究や評論が多くを占める現状となっている。しかし、〈父―母―子〉で構成される近代家族とは一線を画する「路地」の母系家族において、浜村龍造は中上作品の〈父〉たり得る人物なのか、また龍造以外に〈父〉の資格を持つ人物はいるのか、といった問いを立てることで中上作品の新たな〈父性〉を持つ人物を呈し、従来からとは違った側面からの〈父―子〉の読みの提示を行うことを本発表の目的とする。

 

◆問い合わせ先

【連絡先】法政大学国文学会事務局 担当 藤井 輝

〒102―8160 東京都千代田区富士見2―17―1

法政大学80年館内 日本文学科共同研究室

電話・FAX: 03―3264―9752

Eメール: hikaru.fujii.68@adm.ac.jp


「修士論文中間報告会」のお知らせ

大学院日本文学専攻「修士論文中間報告会」を、下記のとおり実施します。
修士課程2年生全員が、研究の中間報告を行う場です。
その他の学生も、万障繰り合わせて参加し、質疑応答に加わって下さい。

日時:2017年 7月26日(水) 13時30分~
場所:大学院棟202教室

 

▼修士課程2年生への連絡▼
【A】日本文学専攻の修士課程2年生は、(本年度修士論文を提出する予定であるか否かにかかわらず)、必ず、修士論文(もしくは研究副論文)の中間報告を行って下さい。
※休学中の学生や、諸事情があって発表できないという学生は、指導教員もしくは 専攻主任と相談して下さい。

【B】発表者は以下の要領で準備をして下さい。
発表時間は5分です。研究内容を要領よくまとめて下さい。
◎質疑応答時間は10分です。
◎発表プリントを準備して下さい。A3サイズ、1枚分とします(裏面は使用不可)。
◎発表プリントは、7月18日(火)17時までに、80年館8階「日本文学科共同研究室」に提出してください。
〈注記〉発表時にプリントを差し替えるような行為は、認めません。

          問い合わせ先:日本文学専攻主任 藤村耕治


2017年度「教職をめざす学生と卒業生教員の懇談会」終了

ご案内していたとおり、6月24日(土)4時限目にボアソナードタワー25階B会議室にて、2017年度「教職をめざす学生と卒業生教員の懇談会」を開催いたしました。
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法政大学国文学会「教員のつどい」からは、4名の卒業生教員にご参加いただき、教職をめざす学生たちと様々なトピックについてお話してもらいました。学生たちにとっては、普段なかなか接することのない教職の現場に立つ教員たちの生の声を聞くことができ、有意義な会となったことと思います。

ご参加いただいた卒業生教員のみなさんから、教職をめざす学生たちに向けてメッセージを頂戴しましたので、今回は参加できなかったみなさんも、ぜひ参考にしてください。

 教職について何をしたいのか、10年後、20年後の未来を築いていく人の成長に関わって、自分は何をしようと考えるのか、そういう未来へのビジョンを持ってほしいと思います。
実際の学校現場の様子を見たり体験したい方は、ご連絡いただければ年間を通じてすべての授業を公開していますので、どうぞお越し下さい。(東京都立日野台高等学校 佐々木宏)

 教職はすばらしい仕事です。
 沢山の言葉に触れて、沢山の経験をして、自分の可能性を広げていってほしいと思います。(法政大学第二中学高等学校 黒田学)

 教員の仕事は、教職の授業で教わるように、多忙で大変な事も多いです。ですが、教員でしか経験できない事や、卒業生とのつながりなど、特に人間同士の付き合いの面で、楽しく感動的なことも多いです。なりたいという思いの強い人がぜひなるべき仕事だと思います。(千葉県立船橋古和釜高等学校 赤在翔子)

 この法政大学国文学会「教員のつどい」さえあれば、就職に一切の心配はありません。
 法政大学を選んで良かったですね。いつか「教員のつどい」でお会いできることを楽しみにしています。学生生活を有意義なものにして下さい!(埼玉県立朝霞西高等学校 松井聖)


2017年度「教職をめざす学生と卒業生教員の懇談会」開催のお知らせ

文学部日本文学科・大学院日本文学専攻で、教職をめざしている学生のみなさまへのお知らせです。下記のとおり、2017年度「教職をめざす学生と卒業生教員の懇談会」を開催いたします。

・ 日 時 :6月24日(土)4時限目(15時10分〜16時40分)
・ 場 所 :ボアソナードタワー25階B会議室
・卒業生教員:法政大学国文学会「教員のつどい」会員数名

学部生・大学院生とも学年を問いません。既卒者の参加も歓迎します。参加費や申し込みは不要です。教職をめざす学生は奮って参加してください。詳細は下記の案内もご覧ください。

「教職をめざす学生と卒業生教員の懇談会」案内


国立劇場キャンパスメンバーズ 公演のご案内 ( 5月ー7月 )

国立劇場・国立演芸場・国立能楽堂の、5月から7月の公演をお知らせします。

下記以外にも国立劇場では様々な公演が行われていますので、こちらのPDFファイルをご覧いただくか、80年館8階日文共同研究室前にあるチラシ、国立劇場ウェブサイトでご確認ください。

【国立劇場】

文楽公演 第一部 「寿柱立万歳/菅原伝授手習鑑/豊竹英太夫改め六代豊竹呂太夫襲名披露口上」

5月13日-5月29日 11:00~

 

文楽公演 第二部 「加賀見山旧錦絵」

5月13日-5月29日 16:00~

 

舞踊公演 「名作歌舞伎舞踊」

5月27日 14:00~

 

邦楽公演 「日本音楽の流れⅠ -箏-」

6月10日 14:00~

国立劇場・6月

 

民族芸能公演 「高千穂の夜神楽」

6月24日 13:00~/16:30~

 

文楽若手会 「寿柱立万歳/菅原伝授手習鑑」

6月29日 17:00~

6月30日 13:00~

 

伝統芸能の魅力 「親子で楽しむ日本舞踊/声明入門」

7月22日 10:00~/13:00~

 

 

【国立能楽堂】

定例公演 狂言 「蝸牛」 茂山茂(大蔵流)

能 「雷電」 関根知孝(観世流)

6月7日 13:00~

 

普及公演 解説 能楽あんない「『半蔀』のドラマトゥルギー -夕顔巻きからの反照-」 河添房江

狂言 「舟渡聲」 野村又三郎(和泉流)

能 「半蔀」 今井清隆(金剛流)

6月10日 13:00~

 

定例公演 狂言 「伯養」 野村万蔵(和泉流)

能 「班女」 粟谷能夫(喜多流)

6月16日 18:30~

国立能楽堂・6月

※発売中のチケットについては、既に売り切れている場合もありますことをご容赦ください。