『法政文芸』 第19号が刊行されました

『法政文芸』第19号「特集・文学に宿る旅路」が刊行されました。目次は下記の通りです。

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巻頭詩 国会議事堂前 四元康祐

巻頭エッセイ ある編集者の記憶 山口和人

【創作】

《小説》

うじ虫 ソンウヨン

泥中をゆく夢 武田花音

夕焼けだんだん 戸邉拓実

2018年のガールズエイジ 成生羽

汞製の子どもたち 古川日向子

【特集】文学に宿る旅路

《インタビュー》

旅の変遷と文学で描く土地の風景 今尾恵介

《エッセイ》

私の「鹿児島感傷旅行」 岡本敬子

私たちの「一回きり」 角田光代

その一歩が旅となり、自由を理解する 小林希

エピソードではなく旅そのものをどう書くか問題 宮田珠己

《特集企画》

鎌倉文学旅行レビュー

《学生レビュー》

執筆者紹介・編集後記

表紙・絵+ロゴ作成 司修

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なお、『法政文芸』第20号は、2024年度内の刊行を予定しております。

『法政文芸』編集委員会 公式アカウントも是非ご覧ください。

 

『日本文學誌要』 第108号が刊行されました

『日本文學誌要』 (法政大学国文学会) 第108号が刊行されました。

目次は下記の通りです。

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《論文》

「子別れ」論――熊さん八つぁんたちのキャリアデザイン―― 中丸宣明

『伊勢物語』「また逢坂の関は越えなむ」は男の意志か 大野豊彦

石川淳「いすかのはし」論――〈食いちがい〉からの展開―― 関口雄士

フィクションから見える管野須賀子表象――瀬戸内晴美『遠い声』を中心に―― 稲本貴美子

《論文題目》

大学院人文科学研究科日本文学専攻 博士論文・修士論文 題目一覧 二○二二年度

文学部日本文学科 卒業論文題目一覧 二○二二年度

通信教育部文学部日本文学科 卒業論文題目一覧 二○二二年度

《法政大学国文学会会則》

《法政大学国文学会教員のつどい申し合わせ》

《『日本文學誌要』投稿要領》

《編集後記》

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なお、『日本文學誌要』第109号は、2024年3月の刊行を予定しております。

 

井口可奈さんが第11回現代短歌社賞を受賞!

日本文学科卒業生の井口可奈さんが、第11回現代短歌社賞を受賞しました。おめでとうございます。

本賞は、まだ個人歌集を出版したことがない若手の第一歌集上梓を後押しすべく、現代短歌社が2013年に創設したものです。受賞作は出版されることになっていますので、近いうちに皆さまも井口さんの歌集を手に取ってお楽しみ頂けるものと思います。その時はまたこちらのHPにてお知らせ致します。

なお、11月16日に発売予定の「現代短歌」1月号には、選考座談会が掲載されるとのことです。

 

奥野紗世子さんの新作が『文學界』に

「逃げ水は街の血潮」で第124回文學界新人賞を受賞し、その後も精力的に作品を世に送り続けている奥野紗世子さん(法政大学大学院)の新作「享年十九」が、『文學界』11月号に掲載されます。明後日(10月6日)発売とのことですので、秋の夜長のお供に是非どうぞ。

 

新刊書籍の紹介

詩人・文芸評論家として活躍している山﨑修平さん(大学院博士課程)から新刊のお知らせが届きました。『吉田健一に就て』(国書刊行会)では、文芸評論家・翻訳家・小説家・英文学研究者として活躍した吉田健一の偏食と洒脱な「食」についての論考を寄稿し、国語教員向け指導書『探求文学国語』(桐原書店)では、萩原朔太郎、宮沢賢治、中原中也、吉原幸子、穂村弘らの作品解読について担当したとのこと。後者は学校専売品なのでなかなか目にする機会はないかもしれませんが、前者は市販書籍なのでどなたでも入手可能です。

  

 

修了生、大木芙沙子さんの最新作が『小説すばる』(5月号)に掲載

日本文学専攻文芸創作プログラム修了生の消息をお知らせします。

2015年に修士号を取得して修了された大木芙沙子さんが『閑窓 vol.5』に寄稿した短編「ふくらはぎ」が、2022年下半期同人雑誌優秀作として『文學界』(2022年12月号)に掲載されました。同誌には、奥野紗世子さんの新作「オーシャンビューの街のやつ」が掲載されたことを、すでに本ブログで紹介しておりましたが、大木さんの「ふくらはぎ」と2人同時に掲載されていたことになります。

大木さんは、その後も2022年12月に短編「二十七番目の月」を Kaguya Planet に発表し、さらには短編「うなぎ」が『文學界』(2023年5月号)に、フラッシュフィクション「トイレットペッパー」が『小説すばる』(2023年5月号)にそれぞれ掲載されるなど、精力的に作品を世に出し続けています。今後ますますの活躍が期待される新人です。

 

2023 年度修士論文中間発表会のお知らせ

人文科学研究科日本文学専攻「修士論文中間発表会」を、下記のとおり対面で実施します。

日時: 2023 年 7 月 26 日(水) 13 時 10 分~
場所: 大学院棟 203 教室(古典、言語)
  : 大学院棟 202 教室(近現代、文芸創作)

修士課程2年生が、研究の中間報告を行う場です。その他の日本文学専攻の院生・研究生・研修生も、万障繰り合わせて参加し、質疑応答に加わって下さい。特に、修士課程1年生は参加が原則となります。

FICオープンセミナー「シンポジウム 詩とはなにか、小説とはなにか」

FICオープンセミナー「シンポジウム 詩とはなにか、小説とはなにか」の開催案内を頂きましたので、こちらにも掲載致します。
 
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1 開催内容
 法政大学国際文化学部では、FICオープンセミナー「シンポジウム 詩とはなにか、小説とはなにか」を開催する運びとなりました。
 私たちは日頃から当然のように文学に触れていますが、改めて考えてみると、よくわからないことばかりです。例えば、「詩」と「小説」は、どう違うのでしょうか? 詩も、小説も、多くの文化に存在することは間違いなさそうです。しかし、その区別はどこまで明確なのでしょうか? また、詩と小説の関係とは、どのようなものなのでしょうか? 両者の関係は、どの文化でも同様なのでしょうか?
今回はデビュー小説である『テーゲベックのきれいな香り』を出版した詩人・山﨑修平氏と、半世紀以上にわたり現代詩を牽引してきた吉増剛造氏の対談を中心に、さまざまな形で詩や小説に向き合っている登壇者たちと共に、この問題について考えてみたいと思います。
 
第一部(14:00〜15:15) トーク・セッション
 
  登壇者(50音順)
    大野ロベルト  翻訳家・法政大学准教授
    瀬戸夏子 歌人・批評家
    渡辺祐真    書評家・シナリオライター
    山﨑修平   詩人・文芸評論家
 
第二部(15:30〜17:00) 特別対談
 
   山﨑修平 × 吉増剛造
 
 
2 開催日時: 2023年5月6日(土)14:00〜17:00
 
3 開催場所: 法政大学 市ヶ谷キャンパス 富士見ゲートG601教室
 
4 参加方法
本イベントは対面方式で開催します。定員は先着順で100名とします。参加ご希望の方は、以下のGoogleフォームから予約してください。法政大学の関係者専用のフォームのため、必ずログインした状態で記入してください。「送信」ボタンを押下後、「ご登録を承りました」と表示されれば完了です。なお、当日は学生証や職員証の提示を求める場合がありますので、ご協力をお願いします。
イベントの模様は、後日オンラインでも視聴可能となる予定です(詳細は関係者のホームページ、SNSなどで告知します)。また、新型コロナウィルスの感染拡大などにより対面実施が困難となった場合には、イベント自体をオンライン開催に切り替える場合があります。その場合には、速やかに周知します。