第一回文学部同窓会特別奨励賞を加藤寿一さんが受賞されました

加藤君写真
 3月24日に行われた学位記交付式で、第一回文学部同窓会特別奨励賞の授賞式が行われ、卒業生の加藤寿一さんが受賞されました。
 同賞は文学部同窓会が今年度から始められた学生に対する顕彰制度の一つで、在学生の中から学科で一人、さまざまな分野において特にユニークな活躍が認められる人が選ばれ、贈られるものです。
 加藤寿一さんはバスケットボール部に所属し、法政のエースとしてチームを牽引し、関東大学リーグでは法政を1部昇格に導きました。また、関東大学バスケットボール選手権ではスリーポイント王で優秀選手賞を獲得する活躍を見せました。そして、卒業後はNBL(ナショナル・バスケットボール・リーグ)に所属する、アイシンシーホース三河のプロ選手になります。
DSCF0349 在学中の目覚ましい成果と、今後のさらなる活躍を祈っての選出・授賞となり、加藤さんには賞状と記念品、奨励金が贈呈されました。

第1回法政大学国文学会教員のつどいの交流会について

窓口教員の田中です。

明日開催される第1回「法政大学国文学会教員のつどい」の交流会ですが、

場所:中華料理「紅福臨」(http://r.gnavi.co.jp/gcm8800/map/)

時間:17時00分〜

となりました。懇親会からの参加も歓迎ですので、都合のつく会員および会員希望の方はぜひお越しください。

第1回法政大学国文学会教員のつどい定例会のご案内

第1回「法政大学国文学会教員のつどい」定例会のご案内

■日時:2016年 3月26日(土)14時30分~
■場所:法政大学ボアソナードタワー705教室

【定例会】14時30分〜
☆交流テーマ「教えることの悩み、教員としての悩み」
【総 会】定例会終了後〜
☆申し合わせ、役員改選、その他について
【交流会】17時00分〜
☆会 費:2,000円(国文学会年会費3,000円は別途申し受けます)
※別会場の予定で、交流会のみの参加も可能です。
■出席連絡用アドレス: hoseikokubunteacher(アットマーク)yahoo.co.jp

 

*****学校にて勤務の教員の方 各位*****

春寒の候、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。

さて昨年、国語教員をしている卒業生である北川俊(2009年卒・小秋元ゼミ)、中村奈央子(2010年卒・藤村ゼミ)、鈴木健吾(2010年卒・田中ゼミ)、赤在翔子(2011年院卒・田中ゼミ)、加瀬ひとみ(2011年卒・藤村ゼミ)、宮負竣(2013年卒・藤村ゼミ)を呼びかけ人として、3月21日(土)に法政大学国文学会教員のつどい「立ち上げ会」を開催し、会を発足することにいたしました。7月26日(土)に行われた法政大学国文学会大会では、そのことを会長となった鈴木より報告し、法政大学国文学会内で教員のつどいの活動をすることを承認していただきました。

つきましては、第1回法政大学国文学会教員のついどい定例会を上記のとおり開催する運びとなりましたので、ご案内申し上げます。当日は定例会終了後、第1回総会を開催して素案を作成した「法政大学国文学会教員のつどい申し合わせ(案)」をご承認いただき、申し合わせにしたがって来年度の役員および定例会についてご相談いたします。立ち上げ会に参加された会員のみなさま、また申し合わせの趣旨に賛同して「教員のつどい」会員になることを希望されるみなさま、ご多用中とは存じますが、是非ともご出席下さいますようお願い申し上げます。

法政大学国文学会教員のつどい会長 鈴木健吾

 

■窓口教員:藤村耕治、田中和生

博士論文口述試験(公開制)を実施します

博士論文の口述試験を下記のとおり実施します。
公開制で行いますので、関心のある方は奮ってご参加ください。

申請者 横手一彦氏
論文題目 戦後文学成立期に関する研究
主査 藤村耕治
副査 中丸宣明、前田角蔵

日時 2016年3月15日(火)14:00~
会場 80年館7階 中二会議室

卒業式当日のスケジュール

日本文学科の4年生(卒業予定者)への連絡です。
2016年3月24日(木)、卒業式当日のスケジュールは、以下の通りです。

 

▼▼▼学位授与式(文学部ほか、合同)▼▼▼

場所:日本武道館

時間:13:00開場、13:45開式、15:20閉式予定

 

▼▼▼学位記交付式(日本文学科)▼▼▼

場所:58年館844教室

時間:16:00~17:00

※送辞・答辞の後、一人一人に、学位記が手渡されます。

※“筆記用具”と“学生証”を忘れずにお持ち下さい。
(学生証を忘れると学位記をお渡しできません)

 

▼▼▼卒業生を励ます会(日本文学科)▼▼▼

場所:ボアソナードタワー26階、スカイホール

時間:17:30~19:30

会費:無料

※立食形式(飲み物・食べ物が用意されています)

 

 

飯嶋和一さん(日本文学科卒業生)が第19回司馬遼太郎賞を受賞

 12月1日に第19回司馬遼太郎賞(司馬遼太郎記念財団主催)が発表され、日本文学科卒業生(1977年卒)の作家飯嶋和一さんの「狗賓童子(ぐひんどうじ)の島」(小学館)が受賞しました。

http://www.shibazaidan.or.jp/shibasho/
http://www.sankei.com/life/news/151201/lif1512010037-n1.html

国立劇場キャンパスメンバーズ12月1月予定

12月・1月の国立劇場のキャンパスメンバーズ対象公演を連絡します。

おすすめは以下の公演です。

◆文楽12月公演(12月2日〜14日)

「奥州安達原」「紅葉狩」

◆谷崎潤一郎没後五十年 文豪が聞いた音曲

「異端者の悲しみ」と「雪(随筆)」に関する音楽です。

まだ古典芸能に触れたことがない人もこの機会に是非、国立劇場へ行きましょう。

※公演の詳細は80年館8階日本文学科専攻室前に置いてあります

 ほしい人は教員に声をかけてください。

博士後期課程研究中間報告会タイムテーブル

日本文学専攻、博士後期課程研究中間報告会を、下記のとおり実施します。
博士後期課程在籍者が、研究の中間報告を行う場です。

修士課程の院生諸君も、万障繰り合わせて参加し、質疑応答に加わって下さい。

日時:2015年12月9日(水)15:10~18:40(予定)
場所:大学院棟202教室

▼タイムテーブル▼
(※名前の前のアルファベットは資料の番号)

15:10~ A 栁瀬
15:30~ B 細沼
15:50~ C 内田
16:10~ D 阿部
16:30~(休憩)
16:40~ E 藤井
17:00~ F 池沢
17:20~ G 木村
17:40~ H 藤川
18:00~ I 能勢
18:20~ J 小田

★発表10分、質疑応答10分
★資料は当日に配布します

以上

書評 『うるみん』(結木貴子著、東京新聞)

urumin 本書『うるみん』(東京新聞)は、東京新聞神奈川版で二〇一二年六月から同年の一三年十月までの毎週日曜日に連載されたていた新聞小説を一冊にまとめたものである。また、この『うるみん』は「部落解放文学賞(戯曲部門)」佳作でもあり、部落解放同盟が主催する文学賞の入賞作にもなっている。
 部落を扱った文学といえば、島崎藤村の『破戒』があまりにも有名だが、本書を読む前にどっしりと身構える必要はない。差別・部落がテーマだと聞くと、重苦しい気持ちになってしまう人も多いと思うが、本作品は差別・部落という問題に関心のない人でもエンターテイメントとして手に取りやすいように仕上がっている。その証拠に、主人公・春香は正社員ではなくアルバイトをしながら生計を立てる、今どきの“普通の女性”である。
「泣き屋」という特殊な仕事に半ば強制的に就かされていること、北海道・室蘭の生まれであることを除けば、現代を生きる私たち若者と何の違いもない。北海道といえば確かに“本土”と区別する考え方もあるだろうが、平成の世の中に生きる人々がどれほどの差別意識をそこに抱いているだろうか。彼女が「泣き屋」という他人の葬儀の場で涙を流す仕事について疑問を持ち、悩む姿は、自身の仕事や将来に不安を抱える私たちと大差ない。
 しかし、そんな春香が入居することになる会社の寮には、様々なバックグラウンドを持つ同僚たちが集まっている。しかも彼女たちのバックグラウンドは人種や出身で括ることすらできない。寮の大家であり「泣き屋」稼業の古株でもある在日一世の和江、劇団に所属しながら「泣き屋」の仕事を続ける沖縄美人の綾、在日四世で自分のアイデンティティを探し求めるテハ、歌舞伎町に男の面影を追い求める美由紀、未亡人として女手一人で息子を育てる侑子、そして息子の正太郎は多指症であり、足の指が六本ある。
 在日コリアンの集住地区に建つ寮に、ここまで多くの“ワケあり”なバックラウンドを持つ人々が集まることについては、小説として作者の意図を感じてしまう人もいるかもしれない。ご都合主義ではないかと思えるほどに一か所に“ワケあり”の人々が集まり、共同生活を送っているのだ。
 だが、気の合う仲間が自然と集うように、“普通の人”とは少し違った人々が互いに身を寄せ合うこともあるのではないだろうか。仕事・人種・境遇、そのいずれかが“普通”でない場合、露骨に差別されることはないかもしれないが、後ろ指を差され、影口を言われることはあるだろう。“普通”の集団からはじき出された人々は、迷路のような路地のなかに建つ「ミソ寮」のような場所に自然と追い込まれてしまうのではないだろうか。
 クラスメイトからいじめを受ける正太郎は、その行為を「あきらめのきょーちだ」として、涙を流すことなく静かに受け止めている。登場人物たちは皆、自身の境遇や出生を見つめ、理解しようと努力しているのだ。そこから何を読み取るのか。それは読み手にかかっている。
 本書の中に押しつけがましい主張はない。しかし、現実世界において確かに存在する偏見や差別といった問題を静かに提示しているのだ。

(修士課程一年 中沢ゼミ 北川祥大)

第2回就活ガイダンスを実施しました

 11月10日(火)18時30分から、学生委員会主催による「日本文学科就活ガイダンス-日文科生の内定への第一歩-」が行われました。
 第1部「日本文学科のための就活活動講座」では、株式会社マイナビ様から講師をお招きし、2017年卒業予定学生の就活のスケジュールや、秋冬のインターンシップについて、具体的に解説をしていただきました。

20151110syukatu1

 第2部では「教えて下さい!日文科四年生へのQ&A」と題して、内定が出ている4年生8名によるパネルディスカッションを行いました。
 法政大学キャリアセンターの職員の方による進行で、金融、出版、メーカー、学校職員、ゲーム業界等々、日文科の学生に人気の業界・職種に内定が決まった4年生が、自分の就活スケジュール、就活中の苦労話やモチベーションの上げ方、就活中に心がけていたことや気分転換の仕方等々について、時に笑い話も交えながら、体験談を語ってくれました。その後、4年生による個別相談会も行われ、参加者からの質問にも対応していました。

20151110syukatu2

 日文科だから、文系だから、ということで就職が不利になるということはありません。
 就活にあたっては不安も多いと思いますが、4年生の人からは、「キャリアセンターをぜひ積極的に活用し、就活を進めてほしい」という言葉もありました。
 そうしたサポートをうまく利用しながら、自分の将来についてしっかりと考えていきましょう!